福井テレビジョン放送株式会社(ふくいテレビジョンほうそう、英: Fukui Television Broadcasting Co., Ltd.)は、福井県を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称はFTB(開局時からはアルファベット小文字のftb[注 1][5]を使用)であるがほとんど使用されておらず[注 2]、通称である福井テレビが主に使用される。 県民からは福テレとも呼ばれるが、同系列の福島テレビと略称が被る[注 3]。
福井テレビでは、以下の3冊を発行している(2009年12月時点、3冊ともに福井テレビジョン放送/編)。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[6][7][8][9]
福井新聞社が20.7%、中日新聞社が15.8%の株式を保有していることから、福井新聞、日刊県民福井(中日新聞福井支社発行)[注 6]との繋がりが深い[10]。初代社長の吉田弥は福井新聞の元社長であった[4][10]。全国紙の新聞では、朝日新聞との資本関係がある。
福井県の2局目のテレビ局には、福井新聞社・中日新聞社・朝日新聞社・産業経済新聞社などの各メディアが免許を申請していたが、当時参議院議員であった熊谷太三郎の下で一本化が図られ会社が設立された[11]。熊谷は会社設立時に初代会長に就任している[4]。開局後、福井新聞と中日新聞との対立が激化し[10]、1972年1月末に中日新聞・東海テレビ放送からの出向社員を引き揚げられる事態に陥った。その後、東海テレビとの関係改善のため1973年11月5日より『中日ニュース』が放送された[12]。
各新聞のテレビ番組表における福井テレビの扱いは、以下の通り。
設立当初は、中日新聞・産経新聞・朝日新聞が株主として名を連ねていたことから、フジテレビ系列とNETテレビ(現・テレビ朝日)系列とのクロスネット局として開局する方針であったが、開局直前の1969年(昭和44年)7月にフジテレビ系単独ネットに変更。フジニュースネットワーク(FNN)・フジネットワーク(FNS)に加盟する。
開局時に、県内の放送局・福井放送からNET系列の番組およびTBS系列の一般番組の一部が移行。以後は両局で両系列の番組を共有することになった。一貫してフジテレビ系列局ではあるものの、福井放送は1989年(平成元年)にテレビ朝日系列へ加盟しており、加盟後も日本テレビ系列主体の番組編成となっているため、編成やスポンサーなどの都合で福井放送では放送されないテレビ朝日系列の番組及びTBS系列(テレビ東京系列の番組も含む)の番組を一部番組販売にて放送している。
Gガイドは、本来は各地のTBSテレビ(JNN)系列局がホスト局になっているが、福井県には同系列局が存在しないため、特例扱いとして本局がGガイドの番組データの配信を行っている[注 7]。
2006年5月1日からNHK福井放送局・福井放送と同時に地上デジタル放送を開始。それに先駆けて、2005年9月1日にデジタルマスターへの変更を完了した。また、デジタル放送開始を見据えて、2006年1月よりキャッチコピーを「夢 はっしん。」に変更。現在のキャッチコピーは「超える力」。
リモコンキーIDは「8」。
2011年7月24日をもって終了。
2012年8月3日から8月5日まで開催されたイベント用として、ホワイトスペースを利用するエリア放送が実施された[21]。
福井駅前に地上一般放送局1局が設置された。
現在の番組の詳細は、公式サイトの番組紹介あるいは週間番組表を参照。
太字は同時ネット。 制作局の表記のない番組はフジテレビ制作。
制作局の表記のない番組はTBSテレビ制作。
制作局の表記のない番組はテレビ朝日制作。
制作局の表記のない番組はテレビ東京制作。
※は、番組自体は継続中。
ほか
※以下の日本テレビ系番組は、地元の福井県の日本テレビ系列主体でテレビ朝日系列とのクロスネット局である福井放送では放送実績が無い。
『聖職のゆくえ~働き方改革元年~』2019年日本民間放送連盟賞番組部門テレビ報道番組最優秀賞[34]、テレビ準グランプリ[35]、第28回FNSドキュメンタリー大賞特別賞[36]を、『互恵の糸~山里の中国人研修生を追って~』で第16回FNSドキュメンタリー大賞[37]を受賞するなど良質な番組を送り続けている。
BSフジ 8(2K) / BSフジ 4K
1NNN/NNSとの提携関係あり。2NNN/NNSとのクロスネット局であるが、NNN・FNNのみの加盟と記述してある資料あり。3NNN・ANNとのクロスネット局であるが、ANNには報道部門のみの参加。4加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)。5現在のJ SPORTS。フジテレビは2009年9月まで出資。62009年4月30日で閉局。7太字はFNN・FNS双方に加盟。細字はFNSのみに加盟。8旧フジテレビは2008年10月に現フジテレビに放送免許を譲渡(会社分割方式)。9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。
Category:福井テレビジョン放送のアナウンサーを参照
1 資本・友好関係のあるテレビ局・ラジオ局2 以前の関連会社で、テクノホライゾン・ホールディングスの子会社となった3 過去に友好関係のあったラジオ局。2000年4月1日開局、2010年9月30日閉局4 過去に資本・友好関係のあったラジオ局。旧法人は2014年3月31日清算5 過去に刊行された出版物。2014年9月号からネイチュアエンタープライズに発行を移管
民放テレビ局の網掛の凡例■…NNN・NNS系列局、■…ANN系列局、■…JNN系列局・Gガイドホスト局(通常は兼務)、■…FNN・FNS系列局、■…クロスネット局備考1. ^ FBC福井放送はNNN・NNS系列主体でANN系列とのクロスネット局2. ^ FNN・FNS系列のFTB福井テレビジョン放送はJNN系列局が存在しない地域のGガイドホスト局