小林 聡美(、1965年〈昭和40年〉5月24日[4] - )は、日本の女優、エッセイスト[5]。東京都葛飾区出身[6]。
来歴
1979年、中学2年時に『3年B組金八先生』のオーディションに合格し、生徒役でデビュー[7]。
1982年、大林宣彦監督の『転校生』で主演に抜擢[8]。同作で第6回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
1988年、『やっぱり猫が好き』の三女・きみえ役を演じ、個性派女優として一躍人気者になる[8][7]。
2003年、『すいか』でテレビドラマ初主演。
2006年に公開されヒットした『かもめ食堂』を皮切りに、『めがね』など、スローライフをテーマとした映画に多く主演した[6][9]。
2014年、『紙の月』の演技で第57回ブルーリボン賞助演女優賞など各賞を受賞。
2024年、WOWOWによる俳優のコンサートシリーズ「NIGHT SPECTALES」の一環として「チャッピー小林」名義でコンサート「チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」を開催[1]、小林にとって初のコンサートとなった本公演ではゲストに阿部サダヲを迎えて全16曲を歌い上げた[1]。同年4月6日と7日の2日間に渡って開催されたこのコンサートの模様は8月24日に放映・配信された[1]。
エッセイストとして著述活動も行っており、エッセイを多数出版している[5]。
人物
私生活では、『やっぱり猫が好き』の脚本を担当した三谷幸喜と1995年10月に結婚[7]。16年間の結婚生活を経て、2011年5月23日に離婚[10]。二人の間に子供はいない[11]。
2011年頃より俳句に関心を持ち、自ら句会を立ち上げるなど力を入れている[5]。「東京やなぎ句会」同人。
特技は水泳[2]。
女優業、執筆業のかたわら、45歳の時に社会人入試に合格し、4年制大学に入学[12]。2015年春の卒業後は大学院へ進学、「近世の風俗や落語の歴史的展開を研究したい」としている[13][14]。
本人は葛飾区生まれだが、大工である父は岩手県出身、母は秋田県出身[15]で、その縁から東北の祭りにも足を運ぶ[16]。
2003年に主演したテレビドラマ『すいか』をキャリアのターニングポイントに挙げている[17]。
なんでも譲ってしまう性格であり、自身の健康を守るためにやらなくていいことはやらない主義[17]。物事が同時進行しているところにいる事があまり得意でなく、ご飯を食べる時やテレビを観る時はそれに集中する[17]。
最近はピアノを習っている[17]。
出演
主演は太字。
テレビドラマ
配信ドラマ
映画
舞台
声の出演
テレビ番組
CM
ラジオ
- 小林聡美の東京100発ガール
- 小林聡美のコマンタレヴー!(JFN)
- ラジオドラマ
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- カフェテラスのふたり(NHK-FM放送)
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- 星へ行く船(原作:新井素子、1986年4月21日-5月2日) - 主演・森村あゆみ 役
- さだまさしの自分症候群(原作:さだまさし、1986年5月19日-5月23日)
- さだまさしの青春症候群(原作:さだまさし、1986年7月7日-7月10日)
- ザ・素ちゃんズ・ワールド-"ひでおと素子の愛の交換日記"から(原作:新井素子,吾妻ひでお、1986年10月13日-10月24日) - 主演・新井素子 役
- アドベンチャーロード(NHK-FM放送)
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- もしかして時代劇(原作:宮本昌孝、1989年) - 主演・津田美雪 役
著書
- 『サボテンのおなら』(1994年、扶桑社文庫、平野恵理子絵) のち幻冬舎文庫
- 『ほげらばり Forget about it』(1994年、扶桑社) のち幻冬舎文庫(『ほげらばり メキシコ旅行記』改題)
- 『凛々乙女』(1995年、世界文化社) のち幻冬舎文庫
- 『東京100発ガール』(1995年、幻冬舎) のち文庫
- 『やっぱり猫が好き』(1998年、幻冬舎、もたいまさこ・室井滋共著)
- 『案じるより団子汁』(1996年、幻冬舎) のち文庫
- 『マダム小林の優雅な生活』(1998年、幻冬舎) のち文庫
- 『キウィおこぼれ留学記』(2002年、幻冬舎文庫)
- 『マダムだもの』(2002年、幻冬舎) のち文庫
- 『ワタシは最高にツイている』(2007年、幻冬舎) のち文庫
- 『アロハ魂』(2009年、幻冬舎) のち文庫
- 『散歩』(2013年、幻冬舎) のち文庫
- 『読まされ図書室』(2014年、宝島社) のち文庫
- 『ていだん』(2017年、中央公論新社)※ゲスト36人との対談本
- 『聡乃学習』(2019年、幻冬舎)
受賞歴
脚注
注釈
- ^ WOWOWとの共同製作。WOWOW版は全5話で11月20日 - 12月18日放送。
- ^ 映画デビュー作[3]。
- ^ プールサイド編では水着を着た小林がビートたけしのギャグの1つ、「コマネチ!」を披露している。
出典
参考文献
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
外部リンク
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