『陽あたり良好!』(ひあたりりょうこう)は、あだち充による日本の漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ作品。
『週刊少女コミック』(小学館、1980年2号~22号、24号~1981年15号)にて、掲載された少女漫画。連載終了後、実写ドラマとアニメでそれぞれ映像化された。原作漫画のストーリーは登場人物達が野球部で甲子園を目指す第1部と、それ以降の日常が描かれる第2部に分けられる。連載終了後、その後のひだまり荘について(読者からの質問が多かったためとされている)あだち充本人が調査人として出演した番外編が描かれ(『週刊少女コミック』1982年10号に掲載。相戸が留守番をするひだまり荘をあだちが訪れ、かすみ、勇作ら他の住人5人が帰宅したところでページ切れとなる)、小説版(かすみが原作漫画のラストの勇作の告白を受け入れるという内容)に収録された[1]。
1982年3月21日より9月19日まで、日本テレビ系列で毎週日曜日20:00 - 20:54に全19話が放送された。東宝制作。 原作とアニメでは舞台となる高校は「県立明条高等学校」だが、テレビドラマでは「明条大学附属明条高校」である。
2006年2月22日に日本テレビ系で放映されたドラマ作品のソフト化を多数手掛けるVAPより全話収録のDVDボックスセットで初ソフト化された[4]。
1987年にフジテレビと東宝が制作し、1987年3月29日から1988年3月20日まで、日曜夜7時から30分枠で放映。全48話。
同作者の漫画『タッチ』の後番組として放映され、制作スタッフもそのままで、声優陣も浅倉南役の日髙のり子以外の主要なレギュラーはそのまま移行してきている(当初は日髙のり子も出演する予定だったのか、当時の雑誌にはかすみ役として表記されているものもある[要出典]。また難波圭一もレギュラー陣には入っていないが、坂本と喧嘩した人物・児玉役でゲスト出演している)。アニメ独自要素としては、原作よりストーリーに野球色が強くなっている。
アニメ版では学校名の読みが「めいじょう」に変更されている(最初の数話には「めいじょう」と「みょうじょう」が混在していたがすぐに統一された)。ほか、岸本かすみは陸上部員で走り高跳びの選手ということになった(野球部マネージャーへのスカウトは1度断り、その後の新人対抗戦で負傷したため、陸上部を休む間・夏までという約束でマネージャーに就任している)。また村木克彦が野球部の監督に就任するなど、原作以上にストーリーに深く絡んでいる。
最終的にかすみは勇作を選ぶも、かすみの転校で幕を降ろす事となり、幾つかの伏線が破棄される事となる[注釈 1]。
放送終了後、アニメージュ記事のインタビューで、監督のときたひろこは「私達スタッフが出した結論は「かすみの転校」だった」と述懐していた[要出典]。
詳細は「#登場人物」を参照。
※放送系列は放送当時、放送日時は1988年2月中旬 - 3月上旬時点のものとする[5]。
前番組『タッチ』と同様、本放送終了後はフジテレビが再放送権を喪失したため、日本テレビなどの放送局で再放送された。[注釈 2]
過去、LDソフト化されていたことがある。2006年1月に東宝より全話収録のDVDボックスセットで発売。
『陽あたり良好! KA・SU・MI 夢の中に君がいた』は、1988年10月1日に公開された。監督は小熊公晴。
TVアニメ終了後に、後日談(但し夢オチ)が映画化。ビデオソフト化もなされている。
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