荻野目 慶子(おぎのめ けいこ、1964年9月4日[注 1] - )は、日本の女優である。COME TRUE所属[1]。熊本県玉名市出身の母と栃木県出身の父のあいだに熊本県熊本市で生まれ[2]、埼玉県比企郡嵐山町や千葉県柏市、同佐倉市などで育つ[1]。昭和学院高等学校卒業[3]。4人きょうだい(姉、弟、妹)の次女であり、妹は歌手の荻野目洋子[3]。
経歴
漫画『ガラスの仮面』で女優に憧れ、12歳で劇団ひまわりに入団。子役として活動を始める。雑誌や、映画『獄門島』(1977年)等に出演[4]。
1979年、14歳のときに、舞台『奇跡の人』のヒロイン、ヘレン・ケラー役のオーディションに合格し芸能界入り。その後、テレビの若者向けバラエティ番組 『YOU』(NHK教育)の司会や映画 『南極物語』への出演などで、新進若手女優として知られるようになった。
1990年、当時の不倫相手であった映画監督が荻野目の自室で自殺。マスメディアに大きく取り上げられるスキャンダルとなったが、その後間もなく映画『陽炎』に出演。翌年には映画監督・深作欣二の勧めなどで出演した映画『いつかギラギラする日』のヒロイン役で再び脚光を浴びた[5]。
その後も、映画、テレビ、舞台等、精力的に活動。見事にスキャンダルからの復活を果たす。
フジテレビ系昼ドラでは2001年『女優・杏子』に続き、
2004年秋季(10-12月)の『愛のソレア』と2作品主演している。
2019年、フロムファーストプロダクションよりCOME TRUE(グループ会社)へ事務所を移籍。
人物
荻野目は連続して二人の映画監督とのあいだで不倫スキャンダルを起こしている。初めの不倫は1990年(平成2年)、25歳の時。不倫関係にあった当時43歳の映画監督、河合義隆が、荻野目の留守中に荻野目の自宅で首吊り自殺し話題となった。そのおよそ一年後、今度は出演映画の監督で、34歳年上であったバイオレンス映画の巨匠、深作欣二と不倫関係になるも、まもなく深作が前立腺癌を発病。しかし副作用による男性機能の低下を懸念し、荻野目との関係が続けられなくなるとして有効なホルモン剤治療等を拒否。その後2003年(平成15年)に死去。2人の不倫関係は10年近く続き、ワイドショーをはじめとするマスメディアに大きく取り上げられた。荻野目は2002年(平成14年)、これら2件の不倫愛を含むこれまでの恋愛などを綴った自伝『女優の夜』を発表している。
また1992年には、自殺した河合義隆が生前に撮影したヌード写真集『SURRENDER』を発売。30万部を越えるヒットとなった。
2012年12月31日、2歳年上の一般男性と結婚[6]。
都内に複数のクリニックと医薬品会社を経営する医師である。
実母の介護のため「介護職員初任者」「レクリエーション介護士2級」の資格を取得。
足立淳は昔、高円寺の古本屋で大林宣彦の著書『ぼくのアメリカン・ムービー』を購入したら、大林のサイン入りで「荻野目慶子さま 今夜は最高デシタ!!いつか映画を 大林宣彦」と書かれてあったと話している[7]。
出演
映画
テレビドラマ
この他、連続テレビドラマのゲスト出演など多数。
- 1970年代
- 1980年代
- 1990年代
- 2000年代
- 2010年代
舞台
バラエティ番組
他多数
書籍
写真集
- 「SURRENDER」(1992年、講談社)
- 「Breezy day 忘れた日」篠山紀信撮影(1995年、朝日出版社)
- 「Accidents Series2」篠山紀信撮影(1998年、朝日出版社)
- 「月刊 荻野目慶子」(1999年、新潮社)
吹き替え
ラジオ番組
- 真田広之・荻野目慶子の青春キャンディバー(1983年、ニッポン放送)
ラジオドラマ
CM
受賞
1980年
1992年
1993年
1995年
2001年
音楽
脚注
注釈
- ^ 公式サイトから生年が抹消されていたため、プライバシーを優先する[1]。
出典
関連項目
外部リンク
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