東京都第10区
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この項目では、衆議院の小選挙区について説明しています。かつて存在した衆議院の中選挙区については「東京都第10区 (中選挙区)」をご覧ください。 |
東京都第10区(とうきょうとだい10く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区である。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
現在の区域
2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。12区との豊島区の分割は解消され、文京区は2区から移行してきた一方、新宿区の部分は1区に、中野区の部分は27区、練馬区の部分は28区に移行した。
2017年から2022年までの区域
2017年(平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3][4]。2017年の区割り変更により、豊島区の一部が本区から12区へ、新宿区の一部が1区から本区へ、中野区の一部が7区から本区へ移行した。
2017年以前の区域
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[7]。
歴史
1996年の第41回衆議院議員総選挙以来、小林興起(自民党)と鮫島宗明(1996年は新進党から、2000年以降は民主党から立候補)の一騎討ちが続いてきた。2003年まで小林は連続3選したが、毎回票差が1万を切る接戦が続き、2000年と2003年には鮫島が比例復活当選した。
2005年の第44回衆議院議員総選挙では、小池百合子が落下傘候補(選挙当時は「女性刺客」とも呼ばれた)として自民党から立候補し、鮫島と小林(新党日本より立候補)を破り当選した。なお選挙当時は、「女性刺客第一号」の選挙区として、全国的に注目された。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、4年前落選した小林も支援する民主党の江端貴子に小池が逆に退けられ、比例東京ブロックで復活当選という形となった。
2012年の第46回衆議院議員総選挙、2014年の第47回衆議院議員総選挙では小池が圧勝し、江端は比例復活すらできずに落選した。
小池が2016年(平成28年)7月14日に告示された、東京都知事選挙への出馬で失職したことに伴う、衆議院議員補欠選挙が2016年(平成28年)10月23日に実施され[9]、比例東京ブロックから鞍替えした若狭勝が、民進党公認の鈴木庸介を破り当選した。
その後若狭は自民党を離党し小池の結党した希望の党に参加。2017年の第48回衆議院議員総選挙では自民党は刺客として前選挙で比例東京ブロック単独立候補の鈴木隼人を擁立、また前回補選で若狭と争った民進党の鈴木庸介は立憲民主党から立候補し三つ巴となった。希望の党の失速などもあり鈴木隼人が他候補の比例復活も許さず当選した。若狭は3番手で落選し、小池の影響力の低下を裏付ける結果となった。
2021年の第49回衆議院議員総選挙では鈴木隼人が小選挙区で再選を果たした。また、立憲民主党の鈴木庸介が前回から票差を1万以上縮めて比例復活し、3度目の衆議院選挙への挑戦で初当選した。
2024年の第50回衆議院議員総選挙では、鈴木隼人が鈴木庸介に591票差まで迫られるも再選し、鈴木庸介も比例復活。
これにより補選を含めて6回行われた選挙で候補者は違えど自民党候補が議席を維持し続けている。
選出議員
選挙結果
時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日 当日有権者数:41万7850人 最終投票率:59.65%(前回比:3.15%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日 当日有権者数:47万9088人 最終投票率:56.50%(前回比:3.55%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 鈴木隼人 | 44 | 自由民主党 | 前 | 115,122.887票 | | ―― | 公明党推薦 | ◯ |
比当 | 鈴木庸介 | 45 | 立憲民主党 | 新 | 107,920.109票 | | 93.74% | れいわ新選組・社会民主党東京都連合推薦 | ◯ |
| 藤川隆史 | 65 | 日本維新の会 | 新 | 30,574票 | | 26.56% | | ◯ |
| 小山徹 | 46 | 無所属 | 新 | 4,684票 | | 4.07% | | × |
| 沢口祐司 | 67 | 新党日本のこころ | 新 | 4,552票 | | 3.95% | | |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日 当日有権者数:47万938人 最終投票率:52.95%(前回比:0.61%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 鈴木隼人 | 40 | 自由民主党 | 前 | 91,146票 | | ―― | 公明党 | ◯ |
| 鈴木庸介 | 41 | 立憲民主党 | 新 | 70,168票 | | 76.98% | | ◯ |
| 若狭勝 | 60 | 希望の党 | 前 | 57,901票 | | 63.53% | | ◯ |
| 岸良信 | 62 | 日本共産党 | 新 | 20,828票 | | 22.85% | | |
| 小山徹 | 42 | 無所属 | 新 | 2,107票 | | 2.31% | | × |
| 吉井利光 | 35 | 幸福実現党 | 新 | 1,744票 | | 1.91% | | |
当日有権者数:人 最終投票率:34.85%
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 当日有権者数:35万5489人 最終投票率:53.56%(前回比:7.7%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小池百合子 | 62 | 自由民主党 | 前 | 93,610票 | | ―― | 公明党 | ○ |
| 江端貴子 | 54 | 民主党 | 元 | 44,123票 | | 47.13% | | ○ |
| 今秀子 | 66 | 日本共産党 | 新 | 28,453票 | | 30.40% | | |
| 多ケ谷亮 | 46 | 生活の党 | 新 | 9,663票 | | 10.32% | | ○ |
| 神谷ちづ子 | 61 | 次世代の党 | 新 | 8,688票 | | 9.28% | | |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 当日有権者数:35万217人 最終投票率:61.26%(前回比:4.4%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小池百合子 | 60 | 自由民主党 | 前 | 108,983票 | | ―― | 公明党 | ○ |
| 江端貴子 | 52 | 民主党 | 前 | 47,493票 | | 43.58% | | ○ |
| 多ケ谷亮 | 44 | 日本未来の党 | 新 | 24,414票 | | 22.40% | | ○ |
| 今秀子 | 64 | 日本共産党 | 新 | 22,044票 | | 20.23% | | |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 当日有権者数:34万6039人 最終投票率:65.66%(前回比:0.89%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 江端貴子 | 49 | 民主党 | 新 | 105,512票 | | ―― | | ○ |
比当 | 小池百合子 | 57 | 自由民主党 | 前 | 96,739票 | | 91.69% | | ○ |
| 山本敏江 | 60 | 日本共産党 | 新 | 21,092票 | | 19.99% | | |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 最終投票率:66.55% (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小池百合子 | 53 | 自由民主党 | 前 | 109,764票 | | ―― | | ○ |
| 鮫島宗明 | 61 | 民主党 | 前 | 50,536票 | | 46.04% | | ○ |
| 小林興起 | 61 | 新党日本 | 前 | 41,089票 | | 37.43% | | ○ |
| 山本敏江 | 56 | 日本共産党 | 新 | 17,929票 | | 16.33% | | |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小林興起 | 59 | 自由民主党 | 前 | 81,979票 | | ―― | | ○ |
比当 | 鮫島宗明 | 59 | 民主党 | 前 | 77,417票 | | 94.44% | | ○ |
| 山本敏江 | 54 | 日本共産党 | 新 | 19,338票 | | 23.59% | | |
| 志良以榮 | 66 | 国民党 | 新 | 2,706票 | | 3.30% | | |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小林興起 | 56 | 自由民主党 | 前 | 71,318票 | | ―― | | ○ |
比当 | 鮫島宗明 | 56 | 民主党 | 元 | 64,272票 | | 90.12% | | ○ |
| 山本敏江 | 51 | 日本共産党 | 新 | 29,907票 | | 41.93% | | |
| 堀田容正 | 45 | 自由党 | 新 | 18,509票 | | 25.95% | | ○ |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 小林興起 | 52 | 自由民主党 | 元 | 52,787票 | | ―― | | ○ |
| 鮫島宗明 | 52 | 新進党 | 前 | 45,536票 | | 86.26% | | |
| 長妻昭 | 36 | 民主党 | 新 | 33,480票 | | 63.42% | | ○ |
| 中野顕 | 32 | 日本共産党 | 新 | 27,230票 | | 51.58% | | |
| 田中秀樹 | 45 | 社会民主党 | 新 | 8,394票 | | 15.90% | | ○ |
| 鴨志田昭人 | 52 | 無所属 | 新 | 4,745票 | | 8.99% | | × |
脚注
関連項目
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北海道ブロック(08) |
- 北海道 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
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東北ブロック(12) |
- 青森県 1,2,3
- 岩手県 1,2,3
- 宮城県 1,2,3,4,5
- 秋田県 1,2,3
- 山形県 1,2,3
- 福島県 1,2,3,4
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北関東ブロック(19) |
- 茨城県 1,2,3,4,5,6,7
- 栃木県 1,2,3,4,5
- 群馬県 1,2,3,4,5
- 埼玉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
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南関東ブロック(23) |
- 千葉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14
- 神奈川県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
- 山梨県 1,2
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東京ブロック(19) |
- 東京都 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30
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北陸信越ブロック(10) |
- 新潟県 1,2,3,4,5
- 富山県 1,2,3
- 石川県 1,2,3
- 福井県 1,2
- 長野県 1,2,3,4,5
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東海ブロック(21) |
- 岐阜県 1,2,3,4,5
- 静岡県 1,2,3,4,5,6,7,8
- 愛知県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
- 三重県 1,2,3,4
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近畿ブロック(28) |
- 滋賀県 1,2,3
- 京都府 1,2,3,4,5,6
- 大阪府 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19
- 兵庫県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
- 奈良県 1,2,3
- 和歌山県 1,2
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中国ブロック(10) |
- 鳥取県 1,2
- 島根県 1,2
- 岡山県 1,2,3,4
- 広島県 1,2,3,4,5,6
- 山口県 1,2,3
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四国ブロック(06) | |
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九州ブロック(20) |
- 福岡県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11
- 佐賀県 1,2
- 長崎県 1,2,3
- 熊本県 1,2,3,4
- 大分県 1,2,3
- 宮崎県 1,2,3
- 鹿児島県 1,2,3,4
- 沖縄県 1,2,3,4
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廃止選挙区 |
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関連項目 | |
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比例代表選挙区の括弧書きの数値は定数 |
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