東中野(ひがしなかの)は、東京都中野区の町名。現行行政地名は東中野一丁目から五丁目。住居表示実施済み区域である。郵便番号は164-0003[3]。
地理
中野区の最東部に位置し、神田川にも接している。西部は中野区中野、南部は大久保通りを境に中野区中央、神田川を境に東部を新宿区北新宿、北部は早稲田通りを境に新宿区上落合と中野区上高田に接する。北東部は新宿区高田馬場にも接している。町域内は主に住宅地として利用されている。鎮守は、氷川神社。
東中野には東中野駅があり、中央・総武緩行線と都営大江戸線が利用可能である。また、上落合との境となる早稲田通り沿いに東京メトロ東西線の落合駅もあり、こちらも利用可能である。地域のほぼ中央を山手通りが縦貫し、車の往来も多い。
明治大学付属中野中学校・高等学校があり、山手通り~早稲田通り間にある東中野ギンザ通りには学生向けの飲食店が立ち並び、土日の昼時には学生で賑わう。
東中野一丁目から三丁目は住宅が密集している。東中野駅西口から明治大学付属中野中学校・高等学校にかけて、二丁目と三丁目の境を走るJR線は堀切になっており、その側崖にはサクラが植えられ、春になると多くの写真家や鉄道愛好者などが撮影に訪れる有名なスポットである。
東中野四丁目は駅周辺にポレポレ東中野というミニシアターや飲食店街の東中野ムーンロード、居酒屋、パチンコ店などが並ぶ商業地となっている。
東中野五丁目には2008年度まで中野区立東中野小学校があったが、中野昭和小学校と統合した。また、結婚披露宴会場のWest53rd日本閣が存在したが2020年に閉鎖された。なお、同跡地には高層マンションや複合商業施設であるユニゾンモールがオープンした。
地価
住宅地の地価は、2017年(平成29年)の公示地価によれば、東中野1-14-5の地点で66万6000円/m2となっている[5]。
歴史
旧町名と現町名との対比
1966年10月1日の住居表示実施により、現行の東中野一丁目から五丁目が成立した。旧町名との対比は以下の通り。
- 東中野一丁目 = 氷川町、川添町、宮園通一丁目の各一部
- 東中野二丁目 = 上ノ原町、高根町の各全域、氷川町、宮園通一丁目の各一部
- 東中野三丁目 = 桜山町、昭和通一丁目の各一部
- 東中野四丁目 = 住吉町の全域、桜山町、小滝町、氷川町の各一部
- 東中野五丁目 = 小滝町の一部
世帯数と人口
2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 |
世帯数 |
人口
|
東中野一丁目
|
4,461世帯
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6,818人
|
東中野二丁目
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2,707世帯
|
4,460人
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東中野三丁目
|
2,070世帯
|
3,137人
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東中野四丁目
|
2,855世帯
|
4,282人
|
東中野五丁目
|
2,917世帯
|
4,847人
|
計
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15,010世帯
|
23,544人
|
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]。
交通
鉄道
路線バス
- 東中野駅停留所(西武バス)
- 宿20他 - 池袋駅東口(西武百貨店前)行、新宿駅西口行
- 並木通り停留所(西武バス)
- 宿20他 - 池袋駅東口(西武百貨店前)行、新宿駅西口行
- 東中野駅西口停留所(関東バス)
- 東中野駅東口停留所(関東バス)
- 東中野一丁目停留所(東中野駅南側)(関東バス)
- 東中野一丁目停留所(大久保通り沿い)(関東バス)[7]
- 東中野地域センター停留所(関東バス)
- 東中野本通り停留所(関東バス)
- 東中野二丁目停留所(京王バス)
道路
愛称のある区道
- 神田川四季の道(東中野1丁目19番~東中野5丁目30番)
- 桜山通り(東中野3丁目)
- 東中野ギンザ通り(東中野3丁目)
商店街
- 東中野名店会商店街(東中野1丁目)
- 東中野並木通商店会(東中野2丁目)
- 東中野ギンザ通り(東中野銀座商店会、東中野3丁目)
- 東中野ムーンロード(東中野駅前飲食店会、東中野4丁目)
- 東中野本通り共栄会(東中野4丁目、5丁目)
施設
東中野を舞台とした作品
小説
- 『夏草の女たち』(1984年落合恵子著)当初の題名は「東中野ハウスの夏」。第91回直木賞候補作品。東中野を舞台にしている。
映画
テレビドラマ
ゲーム
関連項目
脚注
外部リンク