埼玉県第10区
埼玉県第10区(さいたまけんだい10く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
1994年(平成6年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。
歴史
1994年の公職選挙法改正に伴い旧埼玉2区から分割されて設置された。中選挙区制時代、東松山市出身の山口六郎次・山口敏夫親子の強い支持基盤であったこの地域は保守層の支持が厚く、自由民主党の強い選挙区である。1996年の第41回衆議院議員総選挙以来、自民党の山口泰明と三木武夫の流れをくむ民主党の松崎哲久が争っており、4回連続で山口に軍配が上がっていたが、第45回衆議院議員総選挙で民主党躍進の流れを受け初めて松崎が議席を獲得した。また、旧埼玉2区以来、日本共産党はこの選挙区から候補者を毎回擁立してきたが史上初めて共産空白区となった。第46回衆議院議員総選挙以降は山口が再び連続当選を続けてきたが、第49回衆議院議員総選挙を前にこの区の地盤を次男の晋に託し、晋は父の後を継いで初当選となったが、希望の党から立憲民主党に移籍して野党統一候補となった坂本祐之輔の比例復活阻止はできなかった。第50回衆議院議員総選挙も一騎打ちになったが、晋が自民党の裏金問題による逆風をもろに受け、坂本の小選挙区初当選を許すと同時に比例復活が叶わずに落選の結末となった。
小選挙区選出議員
選挙結果
時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日 当日有権者数:32万5087人 最終投票率:53.37%(前回比: 4.82%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日 当日有権者数:32万8163人 最終投票率:58.19%(前回比:2.95%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口晋 | 38 | 自由民主党 | 新 | 96,153票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 坂本祐之輔 | 66 | 立憲民主党 | 元 | 90,214票 | | 93.82% | | ○ |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日 当日有権者数:33万1530人 最終投票率:55.24%(前回比:0.50%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 68 | 自由民主党 | 前 | 85,453票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
| 坂本祐之輔 | 62 | 希望の党 | 前 | 66,106票 | | 77.36% | | ○ |
| 柿沼遥輝 | 34 | 日本共産党 | 新 | 26,504票 | | 31.02% | | |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 当日有権者数:32万6406人 最終投票率:55.74%(前回比:5.48%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 66 | 自由民主党 | 前 | 83,544票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 坂本祐之輔 | 59 | 維新の党 | 前 | 65,104票 | | 77.93% | | ○ |
| 石井祐一 | 63 | 日本共産党 | 新 | 27,787票 | | 33.26% | | |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 当日有権者数:32万7555人 最終投票率:61.22%(前回比:8.83%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 64 | 自由民主党 | 元 | 85,846票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 坂本祐之輔 | 57 | 日本維新の会 | 新 | 56,482票 | | 65.79% | | ○ |
| 松崎哲久 | 62 | 日本未来の党 | 前 | 20,863票 | | 24.30% | 新党大地推薦 | ○ |
| 弓削勇人 | 39 | 民主党 | 新 | 18,157票 | | 21.15% | | ○ |
| 梅沢永治 | 63 | 日本共産党 | 新 | 13,444票 | | 15.66% | | |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 当日有権者数:32万7354人 最終投票率:70.05%(前回比:2.74%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 松崎哲久 | 59 | 民主党 | 元 | 123,089票 | | ―― | | ○ |
| 山口泰明 | 60 | 自由民主党 | 前 | 94,779票 | | 77.00% | | ○ |
| 町田貴志 | 40 | 幸福実現党 | 新 | 5,402票 | | 4.39% | | |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 当日有権者数:32万3953人 最終投票率:67.31%(前回比:11.57%) (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 56 | 自由民主党 | 前 | 117,477票 | | ―― | | ○ |
| 松崎哲久 | 55 | 民主党 | 前 | 78,578票 | | 66.89% | | ○ |
| 梅沢永治 | 56 | 日本共産党 | 新 | 17,670票 | | 15.04% | | |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 最終投票率:55.74%(前回比:4.84%) (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 55 | 自由民主党 | 前 | 87,489票 | | ―― | | ○ |
比当 | 松崎哲久 | 53 | 民主党 | 新 | 75,083票 | | 85.82% | | ○ |
| 永田健一 | 28 | 日本共産党 | 新 | 13,051票 | | 14.92% | | |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 最終投票率:60.58%(前回比:4.84%) (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 51 | 自由民主党 | 前 | 91,094票 | | ―― | | ○ |
| 松崎哲久 | 50 | 民主党 | 新 | 62,011票 | | 68.07% | | ○ |
| 武藤晴子 | 55 | 日本共産党 | 新 | 32,147票 | | 35.29% | | |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 最終投票率:55.74% (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
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当 | 山口泰明 | 47 | 自由民主党 | 新 | 74,839票 | | ―― | | ○ |
| 松崎哲久 | 46 | 民主党 | 新 | 43,644票 | | 58.32% | | ○ |
| 武藤晴子 | 51 | 日本共産党 | 新 | 28,999票 | | 38.75% | | |
| 山口佳子[3] | 52 | 無所属 | 新 | 10,593票 | | 14.15% | | × |
| 和田敏 | 44 | 自由連合 | 新 | 3,355票 | | 4.48% | | ○ |
脚注
関連項目
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北海道ブロック(08) |
- 北海道 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
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東北ブロック(12) |
- 青森県 1,2,3
- 岩手県 1,2,3
- 宮城県 1,2,3,4,5
- 秋田県 1,2,3
- 山形県 1,2,3
- 福島県 1,2,3,4
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北関東ブロック(19) |
- 茨城県 1,2,3,4,5,6,7
- 栃木県 1,2,3,4,5
- 群馬県 1,2,3,4,5
- 埼玉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
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南関東ブロック(23) |
- 千葉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14
- 神奈川県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
- 山梨県 1,2
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東京ブロック(19) |
- 東京都 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30
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北陸信越ブロック(10) |
- 新潟県 1,2,3,4,5
- 富山県 1,2,3
- 石川県 1,2,3
- 福井県 1,2
- 長野県 1,2,3,4,5
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東海ブロック(21) |
- 岐阜県 1,2,3,4,5
- 静岡県 1,2,3,4,5,6,7,8
- 愛知県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
- 三重県 1,2,3,4
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近畿ブロック(28) |
- 滋賀県 1,2,3
- 京都府 1,2,3,4,5,6
- 大阪府 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19
- 兵庫県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
- 奈良県 1,2,3
- 和歌山県 1,2
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中国ブロック(10) |
- 鳥取県 1,2
- 島根県 1,2
- 岡山県 1,2,3,4
- 広島県 1,2,3,4,5,6
- 山口県 1,2,3
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四国ブロック(06) | |
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九州ブロック(20) |
- 福岡県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11
- 佐賀県 1,2
- 長崎県 1,2,3
- 熊本県 1,2,3,4
- 大分県 1,2,3
- 宮崎県 1,2,3
- 鹿児島県 1,2,3,4
- 沖縄県 1,2,3,4
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廃止選挙区 |
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関連項目 | |
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比例代表選挙区の括弧書きの数値は定数 |
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