湯島(ゆしま)は、天草諸島の大矢野島と島原半島の間に位置する島[1]。熊本県上天草市大矢野町に属する。本項ではかつて同区域に所在した天草郡湯島村(ゆしまむら)についても述べる。
概要
大矢野町江樋戸港から約9km沖合の有明海に浮かぶ島である[2]。周囲約3.5km[2]、標高約100m[2]。島の地形は平坦なテーブル状で、砂岩や泥岩の上に厚さ10m程度の玄武岩が積み重なって形成された[1][2]。
島原の乱では首謀者たちがこの島に集まり、作戦を練ったことから、「談合島」の別名がある[3]。また、島内は猫の数も多く「猫島」の異称を持つ[4]。2020年12月現在、人口290名ほどに対して約200匹の猫がいるとされる[4]。
島にはアコウ樹の群生が広がっている[4]。
島内にある湯島灯台は1916年(大正5年)12月1日に初点灯した[5]。
島民の姓は「松尾」「森」「渡邊」「高橋」「古賀」で大半を占める。[要出典]
歴史
交通機関
島内には公共交通機関はない。島民はバイクを主な移動手段として使っている。島外との交通として、上天草市の江樋戸港と湯島港の間を定期船が1日5往復運航しており、所要時間は約25分、運賃は大人(中学生以上)で片道800円、小人で400円である(湯島商船)[7]。
江樋戸港へは熊本桜町バスターミナル・熊本駅から九州産交バスあまくさ号に乗車し「さんぱーる」下車後、SUNまりんバス中循環線に乗り換え。自家用車の場合、九州自動車道松橋インターチェンジから35km。
1962年2月から2007年9月までは三角港へも1日1往復運航していた。現在、三角港へはチャーター便として運航している。
学校
主な施設
- 湯島西海水浴場
- 湯島東海水浴場
- 湯島峯公園
- 談合島の碑
- 湯島郵便局
脚注
参考文献
- 『日本の島ガイド SHIMADAS』財団法人日本離島センター、1998年
関連項目
座標: 北緯32度36分9秒 東経130度20分15秒 / 北緯32.60250度 東経130.33750度 / 32.60250; 130.33750