佐木島(さぎしま)は、広島県三原市に属する芸予諸島の島。
1889年(明治22年)4月1日に市町村制施行された際、広島県豊田郡鷺浦村を小佐木島とで構成していたが[1]、1956年(昭和31年)9月30日に三原市に合併され、全島域が三原市鷺浦町となり現在に至る。
芸予諸島を構成する島の一つで、三原市の南約3kmの海上に位置する。東に因島、南に生口島、南西には高根島と多くの島々に取り囲まれている。形は草鞋のような楕円形をしており、中央に大平山(たいへいざん)と狗山(いぬやま)の二つの尖った山が競い合っているのが特徴である。
戦後10年程の1955年(昭和30年)時点での人口は3,000人を超えていたが、現在は減少が続いている[2][3][4]。
面積8.72km2、周囲18.2km。人口596人[注釈 1]、世帯380戸[注釈 2]、高齢化率71.08%。
行政区分は、全島域が三原市鷺浦町。以下、郵便番号順で住所を列挙する。
産業は農業が中心で、殺生を嫌うという所以から漁業は根付かず、漁師のいない島といわれている。特産品は麓の段々畑で栽培されている、柑橘、メロン、スイカ、ワケギなどが挙げられる。
島に鷺港、須ノ上港、向田港があり、三原市、尾道市因島、生口島、愛媛県上島町生名島との間に定期航路がある。架橋の要望があり、さぎしま架橋促進委員[注釈 4]が結成されているが、実現には至っていない。複数の三原市議から議会で、尾道市生口島から三原市佐木島への農道橋架橋の要望、広島県および国への請願がされている[21][22][23][24][25]。
高速船、フェリーともに同グループ企業である[26]。運輸局の規制上限付近まで値上げをした[27]。
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非実効支配下の島は除く。※印は民間人の定住者が居ない島嶼。太字は特定有人国境離島地域に指定されている島嶼。 △印は架橋などにより本土・沖縄本島と陸続となったが、引続き離島振興法などに指定されている島嶼。 ◇印は本土・沖縄本島と橋で繋がらない有人島と架橋されている島嶼。☆印は一般利用可能な定期航路・航空路等を有しない未架橋の島嶼。 +印は過去に離島振興法などに指定されていた島嶼あるいは法令上で無人指定離島として扱われる島嶼。 関連項目:日本の島の一覧 - 日本の離島架橋 - 離島振興法 - 小笠原諸島振興開発特別措置法 - 奄美群島振興開発特別措置法 - 沖縄振興特別措置法 - 離島航路整備法 - 有人国境離島特別措置法 - しま山100選