古谷田 奈月(こやた なつき、1981年〈昭和56年〉[1]10月5日[5] - )は、日本の小説家。千葉県我孫子市出身[1]。日本放送協会学園高等学校[要出典]、二松学舎大学文学部国文学科卒業[6]。
経歴
2013年、『今年の贈り物』で第25回日本ファンタジーノベル大賞を受賞、同作を『星の民のクリスマス』と改題しデビュー[7][2]。2017年、『リリース』で第30回三島由紀夫賞候補[8](受賞作は、宮内悠介 『カブールの園』)、第34回織田作之助賞受賞[3]。2018年、「無限の玄」で第31回三島由紀夫賞受賞[4]、「風下の朱」で第159回芥川龍之介賞候補[9]、『望むのは』で第17回センス・オブ・ジェンダー賞大賞受賞[10]、『無限の玄/風下の朱』で第40回野間文芸新人賞候補[11]。2019年、『神前酔狂宴』で第41回野間文芸新人賞受賞。2023年、『フィールダー』で第8回渡辺淳一文学賞を受賞[12]。
作品リスト
単行本
- 『星の民のクリスマス』(2013年11月、新潮社)
- 『ジュンのための6つの小曲』(2014年11月、新潮社)のち新潮文庫nexで文庫
- 『リリース』(2016年10月、光文社)のち文庫
- 『望むのは』(2017年8月、新潮社)
- 『無限の玄/風下の朱』(2018年7月、筑摩書房)
- 『神前酔狂宴』 (2019年7月、河出書房新社)
- 『フィールダー』(2022年8月、集英社)
アンソロジー
「」内が古谷田奈月の作品
- 『早稲田文学増刊 女性号』(2017年9月 筑摩書房)「無限の玄」
雑誌・ムック本
- 『たべるのがおそい Vol,4』(2017年10月 書肆侃侃房)「橙子」
単行本未収録短編
- 鳥目の弟(新潮社『小説新潮』2014年1月号)
- 大粒のダイナ(新潮社『小説新潮』2014年9月号)
関連項目
脚注
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1980年代 | |
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1990年代 |
- 第3回 久間十義 『世紀末鯨鯢記』
- 第4回 佐伯一麦 『ア・ルース・ボーイ』
- 第5回 該当作品なし
- 第6回 車谷長吉 『塩壺の匙』 / 福田和也 『日本の家郷』
- 第7回 笙野頼子 『二百回忌』
- 第8回 山本昌代 『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』
- 第9回 松浦寿輝 『折口信夫論』
- 第10回 樋口覚 『三絃の誘惑 近代日本精神史覚え書』
- 第11回 小林恭二 『カブキの日』
- 第12回 鈴木清剛 『ロックンロールミシン』 / 堀江敏幸 『おぱらばん』
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野間文芸新人賞 |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 |
- 第42回 李龍徳『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
- 第43回 井戸川射子『ここはとても速い川』
- 第44回 町屋良平『ほんのこども』
- 第45回 朝比奈秋『あなたの燃える左手で』、九段理江「しをかくうま」
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