九条 経教(くじょう つねのり)は、南北朝時代から室町時代初期にかけての公卿。関白・二条道平の子。関白・九条道教の養子。官位は従一位・関白、左大臣。
経歴
建武2年(1335年)に元服し、翌建武3年/延元元年(1336年)に侍従に任じられた。暦応元年/延元3年(1338年)北朝方の公家として従三位に叙せられ、暦応4年/興国2年(1341年)権中納言に任じられる。その後権大納言を経て、貞和3年・正平2年(1347年)右大臣、貞和5年/正平4年(1349年)左大臣、延文3年/正平13年(1358年)関白と昇任し、藤氏長者となる。
延文5年/正平15年(1360年)左大臣を辞し、翌康安元年/正平16年(1361年)には関白も辞任している。応永2年(1395年)室町幕府3代将軍・足利義満の出家と共に経教も出家した。法名は祐円。
系譜
脚注
- ^ 『二尊院志稿』
- ^ 『系図纂要』
- ^ 辻川達雄『蓮如と七人の息子』誠文堂新光社、1996年
- ^ 『大乗院門跡次第』『諸門跡伝』
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