栃木県道・群馬県道8号足利館林線(とちぎけんどう・ぐんまけんどう8ごう あしかがたてばやしせん)は、栃木県足利市から群馬県館林市に至る県道(主要地方道)である。
概要
栃木県南西部の都市・足利市市街地から群馬県南東部の都市・館林市の市街地郊外を南北に連絡する、延長およそ12km[1][2]の路線である。途中の足利市福富町から足利市野田町までの区間は渡良瀬川の南岸を通過している。(ただし堤防上を通るために道路幅は広いとは言えず、途中にアップダウンも存在する)
終点の大街道二丁目交差点では群馬県道2号前橋館林線および間接的に国道122号と接続しており、県道2号をさらに東へ走行すると館林市市街地へ至る。
路線データ
- 総延長 : 12.0654 km(栃木県区間 : 9.368 km[1]、群馬県区間 : 2.6974 km[2])
- 実延長 : 12.0654 km(栃木県区間 : 9.368 km[1]、群馬県区間 : 2.6974 km[2])
- 起点 : 栃木県足利市伊勢南町(田中橋北交差点=国道293号交点)
- 終点 : 群馬県館林市大街道2丁目/北成島町(大街道二丁目交差点=群馬県道2号前橋館林線交点)
歴史
路線状況
通称
重複区間
野田バイパス
足利市野田町地内(川崎橋南交差点 - 瑞穂野町交差点の区間)には5連続の急カーブが存在し、カーブのある区間の前後に注意を促す看板がある。見通しが悪く道幅が狭いため、大型車は館林方面からこの区間に進入できない[4]。また、渡良瀬川に架かる福猿橋付近にも急カーブがあり線形は良くない。
2012年7月に野田町地内の急カーブおよび見通しの悪い区間を迂回するバイパス(計画名は「野田バイパス」)が開通した[5]。バイパスは足利市梁田町(川崎橋南側)に位置する栃木県道20号足利邑楽行田線と栃木県道128号佐野太田線の分岐点から東進し、同市野田町で本道に接続する。バイパスの開通により、県道20号・128号の分岐点はT字路から十字路となり信号機が設置され、川崎橋南交差点と同分岐点を結ぶ茂木高架橋[6]は、県道8号・20号・128号の3路線が重複する区間となった。
これにより5連続の急カーブが存在する区間は市道に降格し、現在は茂木高架橋と野田バイパスを経由する区間のみが県道8号に指定されている。
交差する河川
- 名称不明(東興橋、足利市常盤町 - 宮北町/寿町)
- 袋川(宮沢橋、足利市宮北町)
- 袋川(袋川橋、足利市山川町/常見町1丁目 - 猿田町)
- 渡良瀬川(福猿橋、足利市猿田町 - 福富町)
- 矢場川(落合橋、足利市瑞穂野町 - 館林市木戸町)
- 名称不明(正神橋、館林市木戸町)
- 名称不明(広内橋、館林市木戸町 - 高根町)
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する道路の特記がないものは市道である。
沿線にある施設など
- 渡良瀬運動公園(足利市伊勢南町/岩井町)
- 足利税務署(足利市伊勢町4丁目)
- 栃木県庁足利庁舎(足利市伊勢町4丁目)
- 足利警察署(足利市千歳町)
- 足利市立桜小学校(足利市千歳町)
- 市営千歳団地(足利市千歳町)
- 足利市立第三中学校(足利市常盤町)
- 足利市立毛野南小学校(足利市常見町1丁目)
- 足利市東部クリーンセンター(足利市山川町)
- 足利トラックセンター(足利市野田町)
- 足利市南部クリーンセンター(足利市野田町)
- つつじの住宅団地(館林市高根町)
脚注
- ^ a b c d 栃木県県土整備部道路保全課『道路現況調書 平成26年4月1日現在』
- ^ a b c d 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 川崎橋南交差点からの進入は可能である。
- ^ 広報あしかがみ 平成24年12月号
- ^ 茂木高架橋は、足利市野田町・川崎橋南交差点(川崎橋南詰)から久保田町を経由し梁田町の十字路交差点までを結ぶ、延長330m程の高架橋である。この区間で県道8号・20号・128号の3路線が重複している。なお川崎橋南交差点は県道20号の起点であり、梁田町の十字路交差点で3路線はそれぞれ分岐する。
参考文献
- 栃木県県土整備部道路保全課『道路現況調書 平成26年4月1日現在』2015年
- 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』2015年
ギャラリー
関連項目