力部

康熙字典 214 部首
刀部 力部 勹部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

力部(りょくぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では19番目に置かれる(2画の13番目)。

概要

力部には「力」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。「力」は意符として力量や力を入れる行為に関することを表す。

片仮名の「カ」は「力」(ちから)に似ているが、片仮名の「カ」は「力」を構成要素に持つ「」という漢字から造られたためである。

部首の通称

  • 日本:ちから
  • 韓国:힘력부(him ryeok bu、ちからの力部)
  • 英米:Radical Power

部首字

」の字は土を掘る農具を象る[1]。なお、金文の形が「又」(手を象る象形文字)と類似することから腕の形を象る象形文字と解釈する説があったが、甲骨文字の形を見ればわかるようにこれは誤った分析である。

例字

脚注

  1. ^ 徐中舒 「耒耜考」 『中央研究院歴史語言研究所集刊』第2本1分 1930年。
    裘錫圭 「甲骨文中所見的商代農業」 『古文字論集』 裘錫圭、中華書局、1992年、162-165頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、919-920頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、155頁。
    徐超 『古漢字通解500例』 中華書局、2022年、108-109頁。

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