久米田駅(くめだえき)は、大阪府岸和田市大町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R38。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては絶対信号機をもたない停留所であったが、阪和線運行管理システムの更新に伴い、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機となったため、停留所ではなくなった。また保線用の側線が駅の和歌山寄りから各ホーム裏側へ分岐している。これは、元々当駅が2面4線の待避可能駅で、阪和電気鉄道時代より速達列車の待避を行っていたことと、春木競馬場輸送で臨時列車を運転したり急行の臨時停車(1931年のみ特急も臨時停車。その後列車の増発によって臨時運転は実施されなくなる[8])を行っていたためであったが、南海時代に山手線での競馬輸送を取りやめ、国鉄時代に待避線の機能を和泉府中駅と東岸和田駅に集約したため撤去した。駅舎は和歌山方面行ホームの天王寺寄りに東口が、天王寺方面行ホームの天王寺寄りに西口があり、両ホームは跨線橋で連絡している。
便所は改札内にあり、男女別の水洗式。以前は男女共用であったが、跨線橋へのエレベータ設置工事に合わせて増改築されバリアフリー仕様のトイレも設置された。
和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
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上りホーム
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下りホームの保線用線路
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上りホームの保線用線路
利用状況
阪和線の普通列車及び区間快速のみが停車する駅では、利用者数が最も多い。
「大阪府統計年鑑[10]」と「数字で見るきしわだ」によると、1日の平均乗車人員は以下の通り。
年度 |
1日平均 乗車人員
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1997年 |
8,056
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1998年 |
7,660
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1999年 |
7,408
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2000年 |
7,337
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2001年 |
7,257
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2002年 |
7,129
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2003年 |
7,114
|
2004年 |
7,072
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2005年 |
6,972
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2006年 |
7,020
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2007年 |
6,991
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2008年 |
6,968
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2009年 |
6,759
|
2010年 |
6,885
|
2011年 |
6,959
|
2012年 |
7,023
|
2013年 |
7,035
|
2014年 |
6,899
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2015年 |
6,926
|
2016年 |
6,827
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2017年 |
6,823
|
2018年 |
6,674
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2019年 |
6,613
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2020年 |
5,286
|
2021年 |
5,434
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駅周辺
旧来からの駅舎がある東側は、駅前から久米田寺の参道となる商店街が東伸している。西側には駅舎とともに整備された駅前広場を経て田畑や住宅地が広がり、800m程で国道26号に至る。
また、国道26号の前後にはかつて春木競馬場が位置していたため、阪和電気鉄道時代には競馬観客の輸送も行っていたが、これは南海山手線になったと同時に取り止めとなり、それを買収した国鉄でも競馬客輸送を行わなかった。
バス路線
南海ウイングバスが乗り入れるが、駅前バスターミナルが存在しないため、幹線道路沿いの停留所の形で、複数個所に分散している。
- 久米田駅前
(大阪府道231号春木大町線沿い、大町交差点近くの踏切付近)
- 東ヶ丘線
- 661・663:和泉中央駅
- 662・664:岸和田駅前
- この停留所を発着する系統は、両方向とも1時間に1本程度の運行となる。但し、平日は665・666系統が運行される時間帯を除く。
- 久米田駅前
(大阪府道30号大阪和泉泉南線沿い、久米田駅前交差点付近)
- 東ヶ丘線
- 665系統:和泉中央駅
- 666系統:岸和田駅前
- この停留所を発着する系統は平日のみ1本ずつの運行となる。
- 久米田
(岸和田市道久米田山滝線沿い、亀井病院・NTT西日本山直ビル前)※駅から南へ約300m離れている。
- 牛滝線
- 611系統:牛滝山
- 613系統:白原車庫
- 日中は内畑まで1時間に1本程度の運行。その先は牛滝山行きが1日数本で、他は白原車庫行きとなる。
- 611・613系統:岸和田駅前
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 阪和線
- ■関空快速・■紀州路快速・■快速・■直通快速
- 通過
- ■区間快速・■普通
- 和泉府中駅 (JR-R37) - 久米田駅 (JR-R38) - 下松駅 (JR-R39)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
久米田駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
阪和線(天王寺 - 和歌山 : 阪和線 / 鳳 - 東羽衣 : 羽衣線) |
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