南田辺駅(みなみたなべえき)は、大阪府大阪市阿倍野区長池町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R22。
高架化されてからは阿倍野区にあるが、地上駅時代は東住吉区山坂二丁目が所在地であった。当時の駅周辺の阪和線は東住吉区の西端にあったが、新しい高架線が区境を挟んだ西側の阿倍野区内に建設されたため、駅舎も区をまたいで移転した。
相対式ホーム2面2線を持つ高架駅である。分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。地上時代には、天王寺方面に渡り線があった。改札口は1ヶ所のみ。
天王寺駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。また、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属している。ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
2023年(令和5年)度の一日平均乗車人員は3,638人である。
各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。
駅の東側は、昔ながらの商店が軒を連ねている。阪和線の高架化事業の完成後は、線路の西側に緑道が整備される予定である。駅の北西には桃ヶ池公園、南西には長池公園がある。
大阪シティバスの3号系統(地下鉄住之江公園 - 出戸バスターミナル)と54A・B号系統・54D号系統(住吉車庫前 - 地下鉄あびこ - 鷹合団地前 - 住吉車庫前循環)に当駅名と同じ「南田辺」と称する停留所があるが、駅からはかなり離れている(これらの系統では山坂三丁目停留所の方が近い)。