東京都第19区
東京都第19区(とうきょうとだい19く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
現在の区域
2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。西東京市は18区に移行し、21区から国立市が復帰した。
2017年から2022年までの区域
2017年(平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3][4]。2017年の区割り変更により、19区に属していた国立市が21区に変更されている。
2017年以前の区域
2002年(平成14年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[5]。
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2002年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[6]。
歴史
1996年以降、末松義規(旧民主党・民主党)が他候補を寄せ付けぬ大差で3回連続の当選。一方2005年の総選挙では、郵政解散による追い風を受けて自民党新人の松本洋平が5,416票差で松本が競り勝った(末松は比例東京ブロックで復活)。2009年の総選挙では民主党による追い風にも乗り再び末松が大差で勝利した。以降、末松と松本による激しい選挙戦が続いている。
2012年の総選挙では松本が勝利し、日本維新の会から立候補した山田宏も得票数3位ながら比例復活したが、次点の末松は民主党への逆風もあって松本に約2万票差を付けられたため比例復活もできずに終わった。2014年の総選挙でも松本が末松に前回同様2万票近い差で比例復活も許さず勝利した。一方、次世代の党から立候補した山田は最下位で落選し、比例復活もならなかった。
2017年の総選挙では、事実上解党した民進党を離党し、立憲民主党に入党して公認を受けた末松が善戦。松本が5,689票差で競り勝つも、末松も比例復活し、5年ぶりに国政復帰した。
2021年の総選挙では、立憲民主党の末松が松本に2,136票差で競り勝ち、小選挙区の議席を12年ぶりに奪還。松本は比例復活となった。
2024年の総選挙では、末松が松本に2,464票差で競り勝ち、松本は比例復活となった。
選出議員
選挙結果
時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日 当日有権者数:33万3279人 最終投票率:60.25%(前回比:0.25%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日 当日有権者数:43万9147人 最終投票率:60.00%(前回比:4.16%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 末松義規 | 64 | 立憲民主党 | 前 | 111,267票 | | ―― | | ○ |
比当 | 松本洋平 | 48 | 自由民主党 | 前 | 109,131票 | | 98.08% | 公明党推薦 | ○ |
| 山崎英昭 | 48 | 日本維新の会 | 新 | 38,182票 | | 34.32% | | ○ |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日 当日有権者数:42万5966人 最終投票率:55.84%(前回比:1.57%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 松本洋平 | 44 | 自由民主党 | 前 | 96,229票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 末松義規 | 60 | 立憲民主党 | 元 | 90,540票 | | 94.09% | | ○ |
| 佐々木里加 | 50 | 希望の党 | 新 | 29,743票 | | 30.91% | | ○ |
| 杉下茂雄 | 68 | 日本共産党 | 新 | 17,377票 | | 18.06% | | |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日 当日有権者数:47万785人 最終投票率:57.41%(前回比:7.81%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 松本洋平 | 41 | 自由民主党 | 前 | 107,608票 | | ―― | 公明党推薦 | ○ |
| 末松義規 | 58 | 民主党 | 元 | 87,584票 | | 81.39% | 維新の党都総支部推薦 | ○ |
| 小泉民未嗣 | 36 | 日本共産党 | 新 | 36,878票 | | 34.27% | | |
| 山田宏 | 56 | 次世代の党 | 前 | 30,658票 | | 28.49% | | ○ |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 当日有権者数:46万6796人 最終投票率:65.22%(前回比:2.89%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 松本洋平 | 39 | 自由民主党 | 元 | 101,362票 | | ―― | | ○ |
| 末松義規 | 56 | 民主党 | 前 | 81,490票 | | 80.40% | 国民新党推薦 | ○ |
比当 | 山田宏 | 54 | 日本維新の会 | 元 | 64,857票 | | 63.99% | みんなの党推薦 | ○ |
| 井手重美津子 | 48 | 日本共産党 | 新 | 24,660票 | | 24.33% | | |
| 渡辺浩一郎 | 68 | 日本未来の党 | 前 | 22,445票 | | 22.14% | 新党大地推薦 | ○ |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 当日有権者数:46万2375人 最終投票率:68.11%(前回比:0.26%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 末松義規 | 52 | 民主党 | 前 | 170,437票 | | ―― | | ○ |
| 松本洋平 | 35 | 自由民主党 | 前 | 105,721票 | | 62.03% | | ○ |
| 清水明男 | 58 | 日本共産党 | 新 | 27,860票 | | 16.35% | | |
| 高橋佐惠子 | 67 | 無所属 | 新 | 2,912票 | | 1.71% | | × |
| 石田真一郎 | 43 | 幸福実現党 | 新 | 2,740票 | | 1.61% | | |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 当日有権者数:44万9209人 最終投票率:67.85%(前回比:7.97%) (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 松本洋平 | 32 | 自由民主党 | 新 | 138,596票 | | ―― | | ○ |
比当 | 末松義規 | 48 | 民主党 | 前 | 133,180票 | | 96.09% | | ○ |
| 清水明男 | 54 | 日本共産党 | 新 | 27,811票 | | 20.07% | | |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 当日有権者数:44万1981人 最終投票率:59.88%(前回比:2.90%) (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 末松義規 | 46 | 民主党 | 前 | 136,082票 | | ―― | | ○ |
| 松本洋平 | 30 | 自由民主党 | 新 | 88,501票 | | 65.04% | | ○ |
| 藤岡智明 | 56 | 日本共産党 | 新 | 22,921票 | | 16.84% | | |
| 横田昌三 | 34 | 社会民主党 | 新 | 9,529票 | | 7.00% | | ○ |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 当日有権者数:42万6638人 最終投票率:62.78%(前回比:4.13%) (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 末松義規 | 43 | 民主党 | 前 | 118,852票 | | ―― | | ○ |
| 塚原宏司 | 42 | 自由民主党 | 新 | 73,076票 | | 61.48% | | ○ |
| 宮内俊清 | 59 | 日本共産党 | 新 | 38,040票 | | 32.01% | | |
| 渡辺浩一郎 | 56 | 自由党 | 元 | 31,772票 | | 26.73% | | ○ |
- 渡辺はこの選挙後、民由合併による選挙区調整で11区に国替え、第45回は比例東京ブロック単独で立候補し当選。
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 最終投票率:58.65% (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複
|
---|
当 | 末松義規 | 39 | 民主党 | 新 | 76,599票 | | ―― | | ○ |
| 渡辺浩一郎 | 52 | 新進党 | 前 | 54,641票 | | 71.33% | | |
| 金子哲男 | 50 | 自由民主党 | 新 | 47,675票 | | 62.24% | | ○ |
| 朝倉篤郎 | 68 | 日本共産党 | 新 | 33,075票 | | 43.18% | | |
| 常松裕志 | 56 | 社会民主党 | 元 | 21,557票 | | 28.14% | | ○ |
| 伊藤太郎 | 31 | 自由連合 | 新 | 1,998票 | | 2.61% | | ○ |
脚注
関連項目
|
---|
北海道ブロック(08) |
- 北海道 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
|
---|
東北ブロック(12) |
- 青森県 1,2,3
- 岩手県 1,2,3
- 宮城県 1,2,3,4,5
- 秋田県 1,2,3
- 山形県 1,2,3
- 福島県 1,2,3,4
|
---|
北関東ブロック(19) |
- 茨城県 1,2,3,4,5,6,7
- 栃木県 1,2,3,4,5
- 群馬県 1,2,3,4,5
- 埼玉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
|
---|
南関東ブロック(23) |
- 千葉県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14
- 神奈川県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
- 山梨県 1,2
|
---|
東京ブロック(19) |
- 東京都 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30
|
---|
北陸信越ブロック(10) |
- 新潟県 1,2,3,4,5
- 富山県 1,2,3
- 石川県 1,2,3
- 福井県 1,2
- 長野県 1,2,3,4,5
|
---|
東海ブロック(21) |
- 岐阜県 1,2,3,4,5
- 静岡県 1,2,3,4,5,6,7,8
- 愛知県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
- 三重県 1,2,3,4
|
---|
近畿ブロック(28) |
- 滋賀県 1,2,3
- 京都府 1,2,3,4,5,6
- 大阪府 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19
- 兵庫県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12
- 奈良県 1,2,3
- 和歌山県 1,2
|
---|
中国ブロック(10) |
- 鳥取県 1,2
- 島根県 1,2
- 岡山県 1,2,3,4
- 広島県 1,2,3,4,5,6
- 山口県 1,2,3
|
---|
四国ブロック(06) | |
---|
九州ブロック(20) |
- 福岡県 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11
- 佐賀県 1,2
- 長崎県 1,2,3
- 熊本県 1,2,3,4
- 大分県 1,2,3
- 宮崎県 1,2,3
- 鹿児島県 1,2,3,4
- 沖縄県 1,2,3,4
|
---|
廃止選挙区 |
|
---|
関連項目 | |
---|
比例代表選挙区の括弧書きの数値は定数 |
|
|