2010年のJリーグカップ
2010年のJリーグカップとは、2010年3月31日に開幕し11月3日に国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で決勝が行われた大会である。
優勝はジュビロ磐田(12年ぶり2度目)。
大会名称
ヤマザキナビスコを冠スポンサーとして2010Jリーグヤマザキナビスコカップとして開催する。
レギュレーション
前年の方式を踏襲している。
- 2010年のJ1参加18クラブが出場。
- 予選リーグは3月31日から開始し、それ以外の14チームを次のとおりに分けて1回戦総当りを行う。
- 決勝トーナメントは予選の上位2チームに鹿島、川崎、G大阪、広島を加えた8チームによって行われる。
- 準々決勝・準決勝
- 2試合における合計得点数(=得失点差)
- アウェーでの得点数(アウェーゴールルール)
- 並んだ場合は第2戦の後半終了後、引き続き15分ハーフの延長戦(アウェーゴールルールは採用せず)
- それでも決しない場合はPK戦(双方5人ずつ。決着しない場合は6人目以降サドンデス方式)
- 決勝
スケジュール
ステージ
|
ラウンド
|
第1戦
|
第2戦
|
備考
|
グループリーグ
|
第1節
|
2010年3月31日
|
C大阪(Aグループ)、神戸(Bグループ)試合なし
|
第2節
|
2010年4月14日
|
名古屋(Aグループ)、湘南(Bグループ)試合なし
|
第3節
|
2010年5月22日
|
仙台(Aグループ)、磐田(Bグループ)試合なし
|
第4節
|
2010年5月26日
|
大宮(Aグループ)、横浜FM(Bグループ)試合なし
|
第5節
|
2010年5月29・30日
|
FC東京(Aグループ)、山形(Bグループ)試合なし
|
第6節
|
2010年6月5・6日
|
新潟(Aグループ)、浦和(Bグループ)試合なし
|
第7節
|
2010年6月9日
|
京都(Aグループ)、清水(Bグループ)試合なし
|
決勝トーナメント
|
準々決勝
|
2010年9月1日
|
2010年9月8日
|
ACL2010出場チーム(鹿島、川崎、G大阪、広島)の出場
|
準決勝
|
2010年9月29日
|
2010年10月10日
|
|
決勝
|
2010年11月3日
|
|
グループリーグ
Aグループ
Bグループ
決勝トーナメント
準々決勝
第1戦
第2戦
1勝1敗、2戦合計4-3により川崎が準決勝進出。
磐田の1勝1分け、2戦合計2-1により磐田が準決勝進出。
1勝1敗、2戦合計2-2,アウェーゴール1-2により広島が準決勝進出。
2分け、2戦合計1-1、アウェーゴール1-0により清水が準決勝進出。
準決勝
第1戦
第2戦
1勝1敗、2戦合計3-2で磐田が決勝進出。
広島の1勝1分け、2戦合計3-2で広島が決勝進出。
決勝
12年ぶりの優勝を目指すジュビロ磐田と初のタイトルが懸かったサンフレッチェ広島の顔合わせとなった。
試合は前半36分、広島GK西川周作のキックミスを拾っての速攻から最後は磐田MF船谷圭祐が頭で押しこんで磐田が先制するも、その7分後には広島MFミキッチのドリブル突破から生まれたチャンスをFW李忠成がものにして、同点で前半を折り返す。後半開始直後3分に広島MF森崎和幸のロングパスがゴール前に抜け出したMF山岸智に通り、そのまま磐田GK川口能活との1対1となってゴールを挙げ広島が逆転。その後の磐田の攻勢を広島がかわし続け、このまま広島が逃げ切るかと思われたが、後半44分に磐田MF上田康太のセンタリングにMF那須大亮が頭であわせ、これを広島GK西川がはじいたこぼれ球をFW前田遼一が押しこみ、土壇場で同点に追いついて延長戦に突入する。
延長戦でも激しい攻防が続くが、磐田の攻勢は止まらず、延長12分に途中出場のMF菅沼実のゴールで磐田が逆転。さらにその直後、同じく途中出場のFW山崎亮平がゴールを決めて突き放す。広島は延長前半終了間際にDF槙野智章の直接フリーキックが決まって1点差に追いすがるも、延長後半4分にはFW前田がこの日2ゴール目のループシュートを決めて再度突き放す。広島は試合終了間際にPKを獲得するも、これを磐田GK川口がセーブした瞬間に試合終了。磐田が12年ぶり2回目の優勝を果たし、2003年の天皇杯以来7年ぶりのタイトル獲得となった。
決勝でPK戦まで行かずに延長戦で決着がついたのは今回が初で、両チーム合計8得点という打ち合い。また、決勝の観客数は39,767人で2001年以来9年ぶりに4万人を下回った。
2010 Jリーグカップ 優勝
|
ジュビロ磐田 12年ぶり2回目
|
- テレビ中継
表彰
得点ランキング
関連項目
|
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
大会 - 優勝 |
|
|