1944年の阪神軍

1944年の阪神軍
成績
日本野球連盟優勝 27勝6敗2分 勝率.818[1]
本拠地
都市	兵庫県武庫郡鳴尾村（現：西宮市）
球場	甲子園球場
球団組織
経営母体	阪神電気鉄道
監督	若林忠志
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1944年の阪神軍（1944ねんのはんしんぐん）では、1944年シーズンの阪神軍の動向をまとめる。

この年の阪神軍は、若林忠志選手兼任監督の3年目のシーズンである。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー

1	中	塚本博睦
2	右	金田正泰
3	左	御園生崇男
4	二	本堂保次
5	三	藤村富美男
6	捕	門前真佐人
7	投	若林忠志
8	一	森田明義
9	遊	武智修

1944年日本野球連盟年度順位変動

順位	4月終了時		春期終了時		7月終了時		年度最終成績
1位	巨人	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--
2位	阪神	1.0	巨人		巨人	5.5	巨人	8.0
3位	阪急		阪急	3.5	阪急	6.5	阪急	8.5
4位	産業		産業	5.0	産業	12.5	産業	14.5
5位	近畿	4.0	朝日	7.0	近畿	12.5	朝日	15.5
6位	朝日	5.0	近畿	8.5	朝日	14.0	近畿	16.5

※春期：3回戦、夏期：4回戦の2期制

1944年日本野球連盟年度最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
優勝	阪神軍	27	6	2	.818	--
2位	東京巨人軍	19	14	2	.576	8.0
3位	阪急軍	19	15	1	.559	8.5
4位	産業軍	13	21	1	.382	14.5
5位	朝日軍	12	22	1	.353	15.5
6位	近畿日本軍	11	23	1	.324	16.5

春期成績 順位 球団 勝 敗 分 勝率 差 優勝 阪神軍 11 3 1 .786 -- 東京巨人軍 11 3 1 .786 3位 阪急軍 8 7 0 .533 3.5 4位 産業軍 6 8 1 .429 5.0 5位 朝日軍 4 10 1 .286 7.0 6位 近畿日本軍 3 12 0 .200 8.5

夏期成績 順位 球団 勝 敗 分 勝率 差 優勝 阪神軍 16 3 1 .842 -- 2位 阪急軍 11 8 1 .579 5.0 3位 東京巨人軍 8 11 1 .421 8.0 近畿日本軍 8 11 1 5位 朝日軍 8 12 0 .400 8.5 6位 産業軍 7 13 0 .350 9.5

個人成績

投手成績

• 色付きは規定投球回（11試合）以上の選手
• 太字はリーグ最高

選手	登 板	先 発	完 投	完 封	無 四 球	勝 利	敗 戦	打 者	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	暴 投	ボ 丨 ク	失 点	自 責 点	防 御 率	W H I P
/若林忠志	31	24	24	5	4	22	4	990	248.0	199	1	53	0	45	0	1	59	43	1.55	1.02
/武智修	3	3	2	0	1	2	1	101	25.0	17	0	4	1	2	0	0	6	3	1.04	0.84
/御園生崇男	3	3	2	1	0	2	1	97	24.0	15	0	12	0	2	0	0	5	4	1.44	1.13
/藤村富美男	2	2	0	0	0	1	0	67	15.0	16	0	6	0	4	0	0	6	2	1.13	1.47
/辻源兵衛	2	2	0	0	0	0	0	24	4.1	6	0	4	0	2	0	0	5	2	3.60	2.31
/森田明義	1	1	0	0	0	0	0	8	1.1	2	0	2	0	0	0	0	0	0	0.00	3.00

打撃成績

• 色付きは規定打席（100打数）以上の選手
• 太字はリーグ最高

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	敬 遠	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率	長 打 率	O P S
/藤村富美男	35	151	130	12	41	2	3	0	49	25	2	2	1	-	19	-	1	3	-	.315	.407	.377	.784
/塚本博睦	31	147	120	24	31	1	2	0	36	11	11	1	7	-	19	-	1	8	-	.258	.364	.300	.664
/本堂保次	31	132	119	19	32	10	2	0	46	24	6	0	1	-	12	-	0	3	-	.269	.336	.387	.722
/門前真佐人	31	126	107	11	25	2	0	0	27	11	9	1	1	-	17	-	1	5	-	.234	.344	.252	.596
/武智修	33	125	105	13	23	3	1	0	28	15	5	3	9	-	11	-	0	10	-	.219	.293	.267	.560
/御園生崇男	26	117	94	15	28	4	1	0	34	14	18	1	4	-	18	-	1	9	-	.298	.416	.362	.778
/若林忠志	32	115	93	14	25	9	1	0	36	15	2	3	7	-	14	-	1	8	-	.269	.370	.387	.757
/金田正泰	24	103	83	13	16	2	3	1	27	7	0	2	4	-	16	-	0	10	-	.193	.323	.325	.649
/辻源兵衛	28	102	83	12	20	3	2	0	27	6	3	1	1	-	18	-	0	7	-	.241	.376	.325	.702
/呉昌征	20	93	74	20	22	5	0	0	27	3	19	2	1	-	18	-	0	7	-	.297	.435	.365	.800
/ 小林英一	24	68	58	10	7	1	0	0	8	5	4	1	3	-	7	-	0	11	-	.121	.215	.138	.353
/森田明義	15	46	41	2	9	1	0	0	10	3	0	0	0	-	5	-	0	1	-	.220	.304	.244	.548
/中野道義	6	13	11	0	1	0	0	0	1	0	0	0	1	-	1	-	0	4	-	.091	.167	.091	.258
/田中義雄	3	11	10	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	-	0	-	1	2	-	.000	.091	.000	.091
/川北逸三	1	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	-	0	-	0	0	-	.000	.000	.000	.000

できごと

選手・スタッフ

^[2][3]

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名	タイトル	成績	回数
若林忠志	最高殊勲選手		初受賞
	最優秀防御率	1.56	5年ぶり2度目
	最多勝利	22勝	初受賞
	最高勝率	.846	5年ぶり2度目
藤村富美男	打点王	25打点	初受賞
呉昌征	盗塁王	19個	初受賞

出典

1. “年度別成績 1944年 日本野球連盟”. 日本野球機構. 2017年8月8日閲覧。
2. ベースボールマガジン2002夏季号, ベースボールマガジン社, (2002), p. 102 
3. 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7。