『血と骨』(ちとほね)は、梁石日(ヤン・ソギル)の小説。また、それを原作とした映画および漫画。
1930年代の大阪を舞台とし、作者の実父をモデルに、その体躯と凶暴性で極道からも畏れられた男・金俊平(きん しゅんぺい)の、蒲鉾製造業や高利貸しによる事業の成功やその裏での実の家族に対する暴力、そしてその後の愛人との交際による転落、遂には「故郷」である北朝鮮での孤独な死までを描いた小説。
第11回の山本周五郎賞を受賞し、その後第119回直木賞にもノミネートされた。
2004年に公開された。ビートたけし主演で話題を呼ぶ。第78回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第2位、脚本賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞(オダギリジョー)、第59回毎日映画コンクール日本映画大賞、第17回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞作品賞。第28回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀助演女優賞、最優秀助演男優賞。
第78回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選出され、出品されたが、本選のノミネート5作品に選出されなかった。
ほか
古沢優により漫画化されている。幻冬舎〈幻冬舎コミックス〉、2004年、全3巻。
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