東京都災害拠点病院(とうきょうとさいがいきょてんびょういん)とは、東京都にある災害時の救急医療の拠点となる災害拠点病院。
概要
都内や近県で災害が発生し、通常の医療体制では被災者に対する適切な医療を確保することが困難な状況となった場合に、東京都知事の要請により傷病者の受け入れや医療救護班の派遣等を行う。災害拠点病院である旨は受付等に標榜できる。また、災害拠点病院と連携して中等症の患者や容態の安定した重症者の治療などを行う災害拠点連携病院が合わせて指定されている。
2015年2月時点では、80箇所が指定されており、都立広尾病院と国立病院機構災害医療センターが広域基幹災害拠点病院である。また、2次医療圏ごとに地域災害拠点中核病院が1箇所指定されている。災害拠点連携病院は138箇所が指定されている。
拠点病院の条件
- 建物が耐震耐火構造であること。
- 資器材等の備蓄があること。
- 応急収容するために転用できる場所があること。
- 応急用資器材、自家発電機、応急テント等により自己完結できること。(外部からの補給が滞っても簡単には病院機能を喪失しないこと)
- 近接地にヘリポートが確保できること。
沿革
2009年2月27日 - 東京北社会保険病院(現:東京北医療センター)、江戸川病院、公立福生病院が新たに指定された。
災害拠点病院の一覧
関連項目
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