奈美 悦子(なみ えつこ、1950年12月27日[1][2] - )は、日本の女優、歌手、タレント。本名:並川 悦子(なみかわ えつこ)[1]。
奈良県[1][2]北葛城郡香芝町(現:香芝市)出身。香芝町立下田小学校、八尾市立曙川中学校、大阪女子短期大学付属高等学校卒業[1]。西野バレエ団出身[1]。竹内事務所[1]、ISMいずみプロ[3]、オフィスウォーカー、スカイコーポレーションを経て、オフィスPSC所属。現在は東京都世田谷区在住。
身長168cm。息子は元タレント・俳優の並川倖大。
来歴
1962年、1500人の中から選出されて西野バレエ団に入団。数年間のレッスンを受け、1967年2月にドラマ『発車、オーライ!』でデビュー。同年3月に『銀の長靴』で映画初出演。7月には『大阪ブルース』で歌手デビューする。同年8月、金井克子、原田糸子、由美かおると共にダンスグループレ・ガールズを結成(数ヵ月後江美早苗が加入)。グループと同名のバラエティ番組『レ・ガールズ』とテレビドラマ『フラワーアクション009ノ1』にレギュラー出演した。
1970年、19歳でヴィレッジ・シンガーズのメンバーである林ゆたかとスピード結婚。奈美にとっては初恋の相手との結婚だったが、やがて夫婦関係が冷え込み、1972年に離婚。周囲からは「おままごと婚」と言われたが、のちに「おっしゃる通りおままごとだった」と当時を振り返っている。
1975年、実業家と再婚。しかし2か月後に再婚相手の会社が倒産。1976年に長男・倖大を出産するも、1980年に離婚。
2007年9月16日、20年の交際を経て、1歳年上のテレビドラマの撮影監督・緒方博と再々婚。
1971年、西野バレエ団を退団。女優活動を本格的に開始し、テレビドラマや映画で主に脇役として時代劇や現代劇などの善役から悪役まで幅広く活躍する。
2004年、掌蹠膿疱症性骨関節炎のため芸能活動を休業。北海道から九州まで延べ56軒の病院を渡り歩いた。その後、自己流の食事療法で快方に向かう[要出典]。この出来事をきっかけに食生活を見直し、雑穀に興味を持つようになった。雑穀を広めたいという一心から、2007年2月、当時日本に36人しかいなかった雑穀アドバイザーの資格を取得する。同年9月には著書「雑穀美」を発表。自身の食生活については、「何てことはない、日本人のDNAにあった旬の野菜を中心にバランス良く食べる、それだけである」と語っている。病は2007年からは寛解状態にある。2009年からは無農薬で野菜を作っている。
1990年代からは、バラエティ番組に進出し、タレントとしても活躍している。
特技はバレエ[3][2]、タップダンス[2]。趣味は陶芸[2]、アウトドア[2]、絵画[2]。
エピソード
- 生まれる前に両親が離婚し、父の顔を知らずに母の実家で育てられた。父は小学3年生の時に事故で他界し、祖母に連れられてお葬式に行ったが、当時は誰のお葬式か知らされていなかったという[4]。また、中学まで一人で学校に行ったことはなく、毎日家族の誰かが一緒に電車に乗り、送り迎えしてくれた。当時は両親が離婚している子供は珍しかったので、それを理由にいじめられるのではないかと母や祖父母は過剰に心配していたため、一人で学校に行かせられなかった。かなり過保護だったと述べている[5]。
- 1996年、ヌード写真集撮影のため美しいバストにしようと美容形成手術を受けた際に乳首を失ったとして、執刀した東京都中野区の医療法人麗仁会を相手取り約5000万円の損害賠償を求める訴訟を起こし話題を呼んだ。奈美は乳首が長いのがコンプレックスだったため、バランスよく小さくしてもらう予定だったが、手術の結果右乳首はわずか1~2ミリしか残っておらず、左乳首は完全に根元から切り取られていた。1997年、執刀医側が約500万円の解決金を支払うことで和解が成立した。
- 前出の病気以来、食生活が一変した。雑穀アドバイザーの資格を取り、「白い食べ物、精製されているものは一切やめた」「添加物が入っているものは買わない」「出汁も自分で取り調味料は使わない」「世田谷に畑を借り、完全無農薬の野菜を自作」と徹底している[6]。
- モノマネ番組に出演し、中森明菜を披露したが、森公美子から「楠田枝里子に似てた」と言われてしまっている。
出演
テレビドラマ
映画
バラエティ番組
ラジオ
オリジナルビデオ
ディスコグラフィ
シングル
発売日 |
A/B面 |
タイトル |
作詞家 |
作曲家 |
編曲家 |
規格品番 |
備考
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ビクター
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1967.07 |
A面 |
大阪ブルース |
なかにし礼 |
吉田正 |
寺岡真三 |
SV-593 |
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B面 |
恋のシャボン玉 |
なかにし礼 |
吉田正 |
寺岡真三 |
SV-593 |
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1967.12 |
A面 |
愛しているから |
茜礼子 |
島田タカホ |
島田タカホ |
SV-652 |
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B面 |
星空のかなたに |
なかにし礼 |
大野正雄 |
島田タカホ |
SV-652 |
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1968.08 |
A面 |
恋は気まぐれ |
なかにし礼 |
大野正雄 |
島田タカホ |
SV-738 |
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B面 |
ラブ・サンバ |
なかにし礼 |
大野正雄 |
寺岡真三 |
SV-738 |
コーラス:ハニー・ナイツ[8][9]
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1969.01 |
A面 |
恋泥棒 |
阿久悠 |
三木たかし |
三木たかし |
SV-794 |
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B面 |
恋のめざめ |
阿久悠 |
三木たかし |
三木たかし |
SV-794 |
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1969.12 |
A面 |
恋の終りは風まかせ |
みやもり純 |
仁織勝博 |
寺岡真三 |
SV-922 |
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B面 |
涙の海へひとり旅 |
ふじこうのすけ |
三保敬太郎 |
近藤進 |
SV-922 |
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タイアップ曲
書籍
関連項目
脚注
出典
外部リンク
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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開催終了。日本雑誌協会キャンペーンキャラクター選出は2013年度まで継続(以後、西暦はキャンペーンキャラクター担当年度)。
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2009年,2010年代 | |
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