『ビタミーナ王国物語』(ビタミーナおうこくものがたり)は1992年9月17日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたゲームボーイ用ロールプレイングゲーム。
北米では『Great Greed』のタイトルで発売された。
概要
主人公は森の中で、突然現れた異世界の人間の戦闘に巻き込まれ、「ビタミーナ王国」という世界に飛ばされてしまう。その世界で、救世主になるように頼まれ、世界を救う旅に出るといった内容。
登場する固有名詞はすべて食に関する事柄になっている。また戦闘中コマンドがなく、方向キー入力で技を出すという戦闘システムは、後のテイルズ オブ シリーズに近いものがある[1][2]。
エンディングではビタミーナ王国の王女5人を始めとして様々なキャラクターと婚約することができる。
登場人物
- 主人公(デフォルト名:イート)
- 異世界ビタミーナへ迷い込んでしまった少年。パーティメンバーでプレーヤーキャラクターは彼一人だけであり、他のキャラクターはNPCとしてパーティーに参加する[2]。
- エーナ
- ビタミーナ王国第1王女。長女らしく、しっかりした性格。
- 戦闘中には主人公をかばってくれることがある。
- ビーナ
- ビタミーナ王国第2王女。優しい性格。
- 戦闘中には敵の攻撃を1度だけ防ぐバリアを張ってくれる。
- シーナ
- ビタミーナ王国第3王女。レジスタンスを組織し、天下仏と戦っている。
- 戦闘中には剣による攻撃で援護してくれる。
- ディーナ
- ビタミーナ王国第4王女。頭がいい。
- 戦闘中には敵のステータスを下げてくれる。
- イーナ
- ビタミーナ王国第5王女。おてんばで、行動力がある。
- 戦闘中には主人公の攻撃力を上げてくれる。
- ババロア
- ビタミーナ王国の宮廷魔術師。
- 戦闘中には攻撃魔法で援護してくれる。
- シャクヤク
- カンポー村の医者・ゲンノショウコの娘。
- 戦闘中には主人公の体力を回復してくれる。
- 天下仏(てんかぶつ)
- ビタミーナ王国支配を画策する魔王。
スタッフ
- ストーリー:S.N
- メイン・プログラム:MIN MIN
- シナリオ:PAPAYA PAYA
- スクリプト:MAKOTO MASU
- エディター:TOYOJIN
- シナリオ・プログラマー:HANA HANA
- キャラクター・デザイン:SAKA-CHAN、YANAGII
- メイン・グラフィック:ITCHY.HAHRU
- サウンド:CHOPIN(田島勝朗)
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計24点(満40点)[3]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.6点(満30点)となっている[4]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
お買得度 |
操作性 |
熱中度 |
オリジナリティ
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総合
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得点
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3.1 |
3.0 |
2.9 |
3.3 |
3.2 |
3.1
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18.6
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脚注
外部リンク