吉野 裕行(よしの ひろゆき、1974年2月6日[4] - )は、日本の男性声優、歌手、ナレーター[6][8]。千葉県出身[3][4][8]。株式会社ninelive.所属。
子供の頃は、積極的に何かをするタイプではなく、誰に対しても人当たりがよく、あまり波風を立てないように過ごしていたと語る[9]。
幼いころから自身の声を変わった声だと思っていたこともあって、保育園に通っていたころから、声優の存在を意識していた[10]。その頃憧れていた職業は警察官、医者であり、誰かを助けてあげられるような正義の味方になりたかったという[11]。アニメやゲームにかかわる仕事がしたかったが、理数系が苦手だったため、受験するに値しないくらい成績が悪かったが、仲のよかった友人が「受ける」と言っていたことから「じゃあ、俺もそこ受ける」という感じで選んだ志望校の面接を受けた[9][10]。高校卒業時も、「親の手前、大学受験をしない」と悪いなと思い受験したが不合格となり、声優になろうと軽い気持ちで代々木アニメーション学院声優科に入学[9][10][12]。高校進学前は自分の意で進路を決めることもできなかったが、反面教師のような友人の影響をうけ大きく変わったという[9]。プロダクションの所属オーディションを受けるも落選して「もう声優を目指すのはやめよう」と反発し、卒業後は、ゲーム会社の下請けで2年間デバッグのアルバイトをしていたが、再度声優を志し、養成所に入所[9][10]。The・声優塾2期として卒業[13]。
事務所のオーディションを受け、シグマ・セブンに所属する[9]。
学生のころ、親や先生が言っていることが正しいと信じて自分で何も決めることができなかったが、声優になりたいと初めて自分で選んだ学校での友達との出会いが自分を大きく変えてくれた、とよくラジオなどで発言している。声優になることは両親に猛反対されたが、自分の意思を貫いた(吉野いわく、ちょっと遅めの反抗期[14])。
2002年11月、声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」を結成[15]。元々は鈴村健一が「彼なら承諾するはず」とメンバーに加えたところ、吉野本人もそれを承諾して正式に加入となった。
2013年8月28日にKiramuneレーベルよりCDデビュー[16]。
2014年12月13日、Kiramuneレーベル内新ユニットとして、浪川大輔と「Uncle Bomb」を結成、2015年5月9日にCDデビュー。
2020年8月14日に原案を担当した読み切り漫画『気づいてないね。』が、構成が朝田とも、作画が菊乃杏によって『&フラワー』に掲載された[17]。
2022年7月7日、同年8月末日で所属先のシグマ・セブンを退所することを自身のTwitterで発表した[18][19]。
2022年9月1日、映像制作会社NAEと共同でマネジメントセクション「らえら」を立ち上げ、所属することを発表[20]したが12月28日にNAEとの契約を解除したため解散した。
2023年3月31日、2023年4月1日より株式会社ninelive.に所属することを自身のTwitterで発表した[21]。
ハスキーがかった特徴的な声で、元気な少年役からクールな青年役まで幅広いキャラクターを演じ分けている[3]。
自他ともに認めるサッカー好きである[22][23]。ラジオなどでは欧州サッカー(特にイングランドのプレミアリーグやリヴァプールFC)を話題にすることが多い。2014年ブラジルワールドカップ期間中、試合前にTwitterで各試合についてのコメントを掲載した[24][25][26]。
竹本英史とはサッカーの趣味が似ていることから仲が良い[27]。
同じ事務所に所属していた自転車好きの野島裕史らとロングライドに出かけている[28]。
好きな声優は永井一郎。幼いころに見ていたアニメによく出演していて、声優になるきっかけともなった[9]。
ハロー!プロジェクトのファンでもあり、自身のTwitterでは「enjoy〜ハロカツ」と記載してハロプロメンバーに関する投稿をしている[29]。現在の推しはアンジュルムの竹内朱莉とJuice=Juiceの植村あかり[30]。
『ヴァンドレッド』にて、自身初の主役であったヒビキ・トカイを演じ終えた後、「ようやく自分にも代表作ができた」と喜びの気持ちを語っている。また、最終話のラストシーンでの台詞は吉野本人が考えたものである。
ブレイク前は『ズームイン!!朝!』の『週刊少年ジャンプ』の早朝生CMで顔出し出演していた。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
井上俊次(創業者)