DVDがソフトメディアの主流になった2001年以降は、全てのアニメがDVD-Video化されている。レーザーディスク版同様、1枚ごとの単品販売の他、110話+外伝を4期に分割した「銀河英雄伝説 DVD-BOX」としてリリースされた。2007年12月21日にはアニメ製作20周年記念として、全165話を特製アルミ合金ケースに収納した「アニメ製作20周年記念 銀河英雄伝説 LEGEND BOX」がリリースされた。なお、DVD化に際して35mmフィルムの原板を再テレシネして一部のデジタル化を行っており[6]、DVD版はビデオテープ/レーザーディスクによってリリースされた初期版と比べてデジタルで作り直したシーンが随所に存在するほか、人名や艦名テロップの綴り(スペル)も多くが修正された[7]「リマスター版」で、2006年8月から劇場版を含む全165話がWOWOWで放送された。DVD化に際しては、オリジナル版が製作当時の事情(相当無理のあるスケジュールや人材不足などで海外数か国での外部製作)で粗さが目立っている前半部分を中心に、相当数の人物・背景作画をリメイクしている。2009年にはDVD用マスターを使用した[8]「銀河英雄伝説 Blu-ray BOX」がリリースされている[注釈 4]。2014年にはBlu-ray BOXの廉価版となる「銀河英雄伝説 Blu-ray BOX STANDARD EDITION」が発売されている。
Amazon Prime Videoなどでオンライン配信されているものには人名、階級、施設、宇宙船、要塞、星などに「設定上の言語と日本語」の紹介テロップが入らない。
アニメ冒頭に表示されるタイトルは、フラクトゥール(花文字、ドイツ文字)で「」(Heldensagen vom Kosmosinsel)と表記されているが[注釈 5]、他国語版『銀河英雄伝説』の記事ではドイツ語として文法的に不適切(inselは女性名詞なので、vomという形にはならない)と書かれている[注釈 6]。ただし、作中で同盟や帝国の公用語が「英語やドイツ語だとは一言も言っていない」ため[7]、前述の人名や艦名の綴りを含めて一概に間違いとも言い切れない。なお『黄金の翼』のみ、欧文タイトルはブラックレターで「Die Legende der Sternhelden」と他と異なる表記である。
サントラ盤として、これらのクラシックの代表的な楽曲を収録したCDが徳間ジャパンから、第二期までの主題歌・挿入歌を集めた主題歌集がキティレコードよりリリースされた。1992年には詳細な解説書(楽曲解説、未収録音楽リスト、音楽シート、サントラCDリスト)が付いた30枚組CD「銀河英雄伝説 In Classic」が当時存在していた公式ファンクラブ「共和倶楽部」から通販限定でリリースされていた。