『ラブオールプレー』(LOVE ALL PLAY)は、小瀬木麻美による日本の小説[2]。2011年から2014年にかけてポプラ社より全4巻が発売された[3]。
アニメ化に合わせて2021年に新装版が発売[4]。2022年には番外編も発売。
バドミントンを題材とした青春物語を描いた小説[2]。タイトルは試合開始時に審判が発する台詞から採られたものである[5]。
あらすじ
水嶋亮は、中学校に入学後、勢いでバドミントン部に入ったが、きちんとした指導者がいなく、亮の持ち前である体力で県大会への出場まで上達した。そこに、名門である横浜湊高校バドミントン部の名将である海老原先生より声が掛かってチームメイトに恵まれた。亮は優柔不断かつ弱気で横浜湊高校に行くことをためらうも、同校3年の成績トップである姉の里佳に強烈に背中を押され、進学することを決意した。これまで足りなかったとしている経験を積み、インターハイ優勝を目指そうとする、亮の青春ストーリーが始まる[6]。
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
主要人物
- 水嶋 亮(みずしま りょう)
- 声 - 花江夏樹[7]
- 本作の主人公。身長168cm。誕生日は3月15日。血液型はAB型。星座はうお座。好きなものはカツ丼、囲碁、スポーツドリンク。
- 中学時代はバドミントン部だったが、優柔不断な性格が災いして当時は無名だった[6]。
- 遊佐 賢人(ゆさ けんと)
- 声 - 谷山紀章[8]
- 横浜湊高校バドミントン部の先輩。身長175cm。誕生日は8月6日。血液型はB型。星座は獅子座。好きなものは自分とスイーツ。
- 文武両道かつ眉目秀麗で、1年時よりエースとして活躍するが、わがままな一面をもつ[6]。
- 榊 翔平(さかき しょうへい)
- 声 - 阿座上洋平[9]
- 横浜湊高校バドミントン部の同級生。身長179cm。誕生日は8月23日。血液型はO型。星座は乙女座。好きなものはサウナ。
- パワフルかつムードメーカーな性格[6]で面倒見が良く、4人きょうだいの長男でもある。実家は洋食レストランを経営している。
- 松田 航輝(まつだ こうき)
- 声 - 古川慎[9]
- 横浜湊高校バドミントン部の同級生。身長173cm。誕生日は7月21日。血液型はB型。星座はかに座。好きなものは手作りハンバーグ。
- クールでイケメンな性格[6]で、クラスにファンクラブがあるほどの人気者。8歳から中学3年生まで中国・上海市で過ごした帰国子女。
- 東山 太一(ひがしやま たいち)、東山 陽次(ひがしやま ようじ)
- 声 - 小野賢章(太一)、柿原徹也(陽次)[9]
- 横浜湊高校バドミントン部の同級生。無敵の双子ダブルス[6]。身長は太一が169cmで陽次が168.8cm。誕生日は6月3日。血液型はB型。星座はふたご座。好きなものは、太一が辛口カレーと車で、陽次が甘口カレーと鉄道。
- 小学生時代は2人とも少年野球チームに所属し、太一はキャッチャーで、陽次はピッチャーだった。
- 内田 輝(うちだ あきら)
- 声 - 梶裕貴[10]
- 横浜湊高校バドミントン部の同級生。身長168cm。誕生日は10月24日。血液型はA型。星座は蠍座。好きなものはカラオケ。
- 横川 祐介
- 声 - 高橋広樹
水嶋家
- 水嶋 里佳(みずしま りか)
- 声 - 寿美菜子[9]
- 亮の姉。身長160cm。誕生日は1月30日。血液型はA型。星座はみずがめ座。好きなものはレオナルド・ダ・ヴィンチ。
- 横浜湊高校の卒業生。在学中は横浜湊高校3年生の成績トップの一人[6]で、マドンナ的存在だった。
- 水嶋 一馬
- 声 - 半田裕典
- 亮の父。
- 水嶋 朝子
- 声 - 井上麻里奈
- 亮の母。
横浜湊高校
- 海老原 仁(えびはら じん)
- 声 - 中井和哉[9]
- 横浜湊高校バドミントン部の名将[6]である監督で、数学教師。身長170cm。誕生日は5月5日。血液型はA型。星座は牡牛座。好きなものはドライブ、ナタデココ。
- 実は学生時代にサッカー選手として活躍。それ故バドミントン経験はおろか、知識すらゼロではあったが、横浜湊高校のバドミントン部を全国区のチームへと成長させた。
- 櫻井 花
- 声 - 小松未可子
書誌情報
- 原作
- TVアニメノベライズ
著者自身によるTVアニメの公式ノベライズ[11]。4巻はアニメにもなかった仲間たちそれぞれの「青春の1ページ」をまとめたアンソロジーと称したスピンオフ作品になっている[12]。
テレビアニメ
2022年4月から9月まで読売テレビ・日本テレビ系列ほかにて放送された[9]。
スタッフ
主題歌
- 「春玄鳥」[14]
- Hey! Say! JUMPによる第1クールオープニングテーマ。制作はsumikaのメンバーが参加しており、作詞は片岡健太、作曲は小川貴之、編曲は小川と遠藤ナオキ。
- 「サンダーソニア」[15]
- Hey! Say! JUMPによる第2クールオープニングテーマ。作詞・作曲はsumikaの片岡健太、編曲は片岡と遠藤ナオキ。
- 「ライラ」[14]
- LONGMANによる第1クールエンディングテーマ。作詞・作曲はHIROYA HIRAI、編曲はLONGMANと江口亮。
- 「風の中」[14]
- 安田レイによる第2クールエンディングテーマ。作詞は安田、作曲・編曲はTHE CHARM PARK。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本[2] | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督[2] | 初放送日 |
第1話 | 順風
| 金春智子 | 竹内浩志 | | | 金田莉子 | 2022年 4月2日 |
第2話 | 旅立ち
| | 前田薫平 | | 4月9日 |
第3話 | 入学
| 入江信吾 | 秋山朋子 | 西田健一 | | | 4月16日 |
第4話 | ランキング戦
| 平見瞠 | 志村錠児 | 平田貴大 | | | 4月23日 |
第5話 | ふたり
| 杉島邦久 | 宮田政典 | | 金田莉子 | 4月30日 |
第6話 | ツインズ
| 田中雅之 | 新田典生 | 沼山茉由 | | | 5月7日 |
第7話 | 意地
| 入江信吾 | | 市村仁弥 | - 清水恵蔵
- 桝井一平
- 野上慎也
- 山本径子
- 蕭宇庭
- 杜林桂
- Song Hyen-ju
- Kim Ran-yeong
- Park Yeong-hi
- Han Eun-mi
| 金田莉子 | 5月14日 |
第8話 | 夏風
| 折笠雄一 | 西田健一 | 森田侑希 | | | 5月21日 |
第9話 | 合宿
| 髙橋幹子 | 神谷純 | 渡邉佳奈子 | | 金田莉子 | 5月28日 |
第10話 | 1+1
| 加納新太 | 山井紗也香 | - 大野美葉
- 山縣亜紀
- 阿部祐里
- 大河しのぶ
- 佐藤陵
- 東海林康和
| | 6月4日 |
第11話 | 花火
| なかの☆陽 | 粟井重紀 | | 金田莉子 | 6月11日 |
第12話 | 疾風
| 加藤綾子 | | 西田健一 | - 大和葵
- 山縣亜紀
- 阿部祐里
- 大野美葉
- 大河しのぶ
- 東海林康和
- 黒澤浩美
- 川﨑玲奈
| | 6月18日 |
第13話 | 約束
| 折笠雄一 | 殿勝秀樹 | 市村仁弥 | | 金田莉子 | 6月25日 |
第14話 | 波風
| 髙橋幹子 | 大庭秀昭 | - 大和葵
- 山縣亜紀
- 阿部祐里
- 大野美葉
- 大河しのぶ
- 東海林康和
- 桑原麻衣
- 黒澤浩美
- 川﨑玲奈
| | 7月9日 |
第15話 | 先輩
| 飯田崇 | | - 桝井一平
- 蕭宇庭
- 杜林桂
- 鈴木伸一
- 野上慎也
- Lee Yeongmi
- Lee Jitaeck
- Lim Sugyeong
- Cho Mijeong
| 金田莉子 | 7月16日 |
第16話 | ハンバーグ革命
| 今井雅子 | 西田健一 | 木村寛 | | | 7月23日 |
第17話 | 凪
| 加納新太 | 西田正義 | 野田泰宏 | 武本心 | 金田莉子 | 7月30日 |
第18話 | 雲行
| 加藤綾子 | 志村錠児 | 山井紗也香 | - 山縣亜紀
- 大野美葉
- 阿部祐里
- 大和葵
- 大河しのぶ
- 黒澤浩美
- 佐藤陵
| | 8月6日 |
第19話 | 薫風
| 髙橋幹子 | 奥村よしあき | 粟井重紀 | | 金田莉子 | 8月13日 |
第20話 | 出立
| 折笠雄一 | 西田健一 | - 阿部祐里
- 山縣亜紀
- 大野美葉
- 大和葵
- 東海林康和
- 大河しのぶ
| | 8月20日 |
第21話 | 旋風
| 加納新太 | 西村聡 | 市村仁弥 | | 金田莉子 | 9月3日 |
第22話 | 勇往邁進
| 加藤綾子 | 志村錠児 | 山井紗也香 | - 山縣亜紀
- 大野美葉
- 阿部祐里
- 大和葵
- 大河しのぶ
- 黒澤浩美
- 東海林康和
- 桑原麻衣
- 佐藤陵
| | 9月10日 |
第23話 | 時つ風
| 加納新太 | 西田健一 | 木村寛 | | 9月17日 |
第24話 | ラブオールプレー
| 髙橋幹子 | | 渡邉佳奈子 | | 金田莉子 | 9月24日 |
放送局
BD / DVD
巻 |
発売日[21] |
収録話 |
規格品番
|
BD |
DVD
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1 |
2022年10月26日 |
第1話 - 第12話 |
ANZX-15681〜3 |
ANZB-15681〜3
|
2 |
2022年12月21日 |
第13話 - 第24話 |
ANZX-15684〜6 |
ANZB-15684〜6
|
コミカライズ
テレビアニメのコミカライズが「となりのヤングジャンプ」(集英社)にて、2022年4月8日から10月28日まで連載された[1]。漫画は宮田ダムが担当[1]。
ノベライズ
原作者自身によるテレビアニメの公式ノベライズがポプラキミノベル(ポプラ社)にて刊行。#書誌情報の節を参照。
脚注
注釈
出典
外部リンク
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テレビアニメ |
1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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TVスペシャル | |
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劇場アニメ | |
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OVA | |
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Webアニメ | |
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- 共:共同制作
- 世:世界名作劇場
- 1:第2巻・第4巻・第5巻のみ
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テレビアニメ |
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1990年代 |
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2000年代 |
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2010年代 |
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2020年代 | |
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単発テレビ スペシャル | |
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劇場アニメ |
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1990年代 |
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2000年代 | |
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2010年代 |
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2020年代 | |
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共:共同制作 |
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日曜朝7時枠 | |
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土曜17時30分枠 | |
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関連項目 | |
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- 備考
- 1:シリーズ途中まで月曜夜7時台にて放送。
- 2:前シリーズは他のテレビ局及び系列にて放送。
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