増毛山地の地形図
中央の高峰が暑寒別岳
暑寒別岳(しょかんべつだけ)とは、北海道空知総合振興局西部と、留萌振興局東部の3郡4町にまたがる、標高1492mの山。
概要
暑寒別天売焼尻国定公園内にあり、群別岳、浜益岳、雄冬岳、南暑寒岳などとともに暑寒別連峰を形成しその主峰になっている[2]。増毛山地も参照。
一説には第四紀に誕生した火山といわれている[2]。山名の由来はアイヌ語で「滝の上にある川」を意味する「ソー・カ・アン・ペツ」より。冬の季節風が厳しいため積雪が多く、初夏でも残雪が多い。山頂には一等三角点(点名は「暑寒岳」)が設置されており[1]、平成20年の三角点標高改訂により1491.4mを1491.6mに変更された[3]。日本二百名山、および北海道百名山と北海道の百名山に選定されている。
暑寒別岳を源流とする河川には、北側の暑寒別川、箸別川、信砂川、東側の恵岱別川、尾白利加川、南西側の徳富川がある[2]。
東から望む雨竜沼湿原、
南暑寒岳(右)、暑寒別岳(左)
登山
登山道
- 登山口は増毛町側の暑寒荘か箸別、もしくは雨竜町側の南暑寒荘から登山をする。
- 雨竜町側から登った場合は白竜ノ滝を経て、「北海道の尾瀬」とも呼ばれる雨竜沼湿原の中を通る。
増毛町暑寒野営場
山麓の増毛町暑寒沢に6月上旬から10月下旬まで開設される増毛町暑寒野営場がある[2]。
ギャラリー
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白竜ノ滝
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雨竜沼湿原
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暑寒別岳山頂
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北北東から望む増毛山地、左寄側に主峰の暑寒別岳
脚注
関連項目
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暑寒別岳に関連するカテゴリがあります。
外部リンク