篭ノ登山(かごのとやま)は、群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県東御市との境に位置する山[5]。ぐんま百名山[6]、信州百名山[3]。
地理
2峰あり[5]、東の東篭ノ登山の山頂に三角点(基準点名は「篭塔山」、等級は一等三角点)が設置されている。標高は2,227.91メートル[1]、地理院地図上では2,227.9メートルと記載されている[7]。眺望が良く、登山客が多く訪れる[5]。西にそびえるもう一つの峰は西篭ノ登山(2,212メートル)という[2]。
西篭ノ登山(左の三角形)と東篭ノ登山(右の三角形)。Pは池の平駐車場・トイレを示す。
地質・成因
地質は複輝石安山岩で、約8万年前、近隣にそびえる成層火山・三方ヶ峰や水ノ塔山といった山々の間に溶岩円頂丘(溶岩ドーム)として形成されたものである。
周辺
上信越高原国立公園内に位置する。東麓は車坂峠、高峰高原で、さらに東には浅間山がそびえる。南麓の池ノ平湿原はアヤメの群生地として知られ[9]、隣接する兎平登山口から東篭ノ登山山頂まで50分、そこから東の水ノ塔山・西の西篭ノ登山までそれぞれ30 - 40分である[5]。南には高峯山や三方ヶ峰がそびえる。西麓は湯の丸高原で、地蔵峠までなだらかな裾野が広がる[9]。
周辺を湯の丸高峰林道が通じ、観光地として開発が行われている[9]。
脚注
参考文献