農鳥岳(のうとりだけ)は南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)にある標高3,026 mの山である。山頂は山梨県と静岡県の県境にまたがる。日本二百名山[1]、新日本百名山[2]および山梨百名山[3]に選定されている。
山頂は東西に分かれ、南東側の農鳥岳は標高3,026 m, 北西側の西農鳥岳が3,051 mである。名称の上からは農鳥岳が本峰扱いされ、三角点も農鳥岳にしかないが、標高は西農鳥岳の方が高い。山頂付近は森林限界のハイマツ帯で、高山植物が自生し、ライチョウ(雷鳥)の生息地となっている。北岳・間ノ岳とともに白峰三山の一つに数えられる。
名前の由来は、春に山頂東面に白鳥の形の残雪(雪形)が現れることから[4]。しかし、似たような形の残雪は間ノ岳にも現れるため、明治時代までは現在の間ノ岳が農鳥岳と呼ばれる場合もあるなど、呼び方は一定していなかった。深田久弥の「日本百名山」には選ばれていないが、同書「間ノ岳」の項に農鳥岳の雪形についての記述がある。
間ノ岳から延びる枝尾根上にある。南方には長く白峰南嶺が延びる。
源流となる河川は、太平洋へ流れる。
山小屋は、西農鳥岳の北側、間ノ岳との鞍部に農鳥小屋が、奈良田との間に大門沢小屋がある。北岳周辺にも複数の山小屋がある[7]。大部分の山小屋で、営業期間外は緊急避難用として一部が開放されている。
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