スマートフォン のゲームで遊ぶ
携帯電話ゲーム (けいたいでんわゲーム)とは携帯電話 の機能を用いて遊ぶコンピュータゲーム 。モバイルゲーム (mobile game)とも呼ばれる。
スマートフォン のゲームは、スマートフォンゲーム (スマホゲーム )とも呼ばれる[ 1] 。
歴史
携帯電話ゲームの登場 (1994年)
携帯電話にゲームがプリインストールされるようになったのは1994年 からであり[ 2] 、同年に登場した携帯電話ゲームには、IBM Simon に搭載された「Scramble」と、Hagenuk MT-2000 に搭載された『テトリス 』が存在する[ 3] 。
通信を利用した携帯電話ゲームの登場 (1997年)
1997年 6月14日 、バンダイ は『たまごっち 』内蔵のPHS である「たまぴっち 」を発売した。この機種は、メール機能を用いてキャラを別の端末へ配信することが可能であった[ 4] 。
同年12月、ノキア の携帯電話端末であるNokia 6110 (英語版 ) に『ヘビゲーム 』がプリインストールされた[ 5] [ 6] 。同ゲームは、赤外線通信 により対戦プレイを行うことが可能であった。
各通信会社による簡易Webプラットフォームの提供 (1999年)
1999年 より各通信会社が簡易Webプラットフォームの提供を始め、これによって携帯電話ゲーム向けのブラウザゲーム が登場した[ 2] 。1999年2月22日 、NTTドコモ は「iモード 」サービスを開始し、同年4月14日 、DDIセルラーグループ (現:KDDI ・沖縄セルラー電話 ) は「EZweb 」サービスを開始し、同年12月10日 、J-PHONE (現:ソフトバンクモバイル) は「J-Skyウェブ (現:Yahoo!ケータイ )」サービスを開始した。
2000年3月にはゲームメーカーハドソン がiモード向けにゲーム配信サービスを開始した[ 7] 。
また、2000年7月には携帯ゲーム機 ワンダースワン を携帯電話に繋げて情報サービスを利用するためのモバイルワンダーゲート が登場した[ 8] 。翌8月にはよりメジャーなゲームボーイカラー でも同様のモバイルアダプタGB が発売される予定となっていたものの延期となり[ 9] 、こちらは翌2001年に登場となった[ 10] [ 9] 。
Javaアプリの登場と3Dゲームの登場 (2001年)
2001年、各通信会社がJavaアプリプラットフォームを提供し、Javaアプリによる携帯電話ゲームが登場した。同年1月26日 、NTTドコモは「iアプリ 」サービスを開始し、同年6月22日 、J-PHONEは「Javaアプリ (現:S!アプリ )」サービスを開始し、同年7月4日 、au (現:KDDI・沖縄セルラー電話)は 「ezplus (現:EZアプリ (Java))」サービスを開始した。
iモード向けにゲームを配信していたハドソンも503iシリーズの発売にあわせてiアプリ対応コンテンツサービスを開始した[ 7] 。
同年、スパイシーソフト はアプリ流通サイトの「アプリ★ゲット」を開始し、その後、スパイシーソフトとベクター は合弁会社のスパイシー・ベクター を設立してその事業を移管した[ 11] 。スパイシー・ベクターはInfoseek やYahoo! などの大手ポータルサイト と提携を行った[ 12] [ 13] 。
同年3月、エイチアイは3DミドルウェアのMascotCapsule の提供を開始し[ 14] 、携帯電話に採用されていった[ 15] [ 16] 。MascotCapsuleは「リッジレーサー 」のモバイル版 (ナムコ ) や『電車でGO! 3D』(タイトー )などの初期の3D携帯電話ゲームに使われた[ 17] 。また、2002年には、MascotCapsuleの対抗として三菱電機のZ3Dグラフィックスエンジンが登場し[ 18] 、それに向けて『どこでもチョコボ 』 (スクウェア)や『サイキックフォース~EPISODE ONE~ 』 (タイトー)[ 19] [ 20] などのゲームが登場した。
タッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンの登場 (海外、2000年)
海外において、2000年、Ericssonはタッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンであるEricsson R380 (英語版 ) を発売し[ 21] 、Nokia はタッチスクリーン採用のシリーズ80 (英語版 ) のSymbianスマートフォンを発売した[ 21] 。
2002年、Sony Ericsson はSymbian スマートフォンとして、ソフトウェアプラットフォームにタッチパネルベースのUIQ を採用するSony Ericsson P800 (英語版 ) を発売した[ 21] 。UIQ向けのソフトウェア開発に必要なUIQ SDKはWeb経由で無料に提供された[ 22] ため、非公認アプリの開発が盛んとなった。2003年、PC向けFPSゲーム『DOOM 』がSony Ericsson P800に移植され、『EDoom for the SonyEricsson P800』としてリリースされた (操作はスタイラスによる)[ 23] [ 24] 。
モバイル向けの3Dゲームエンジンも登場した。2002年、FathammerはSony Ericsson P800等に向けて、モバイル向け3DゲームエンジンのX-Forge 3Dをリリースし[ 25] 、2003年、Synergenix Interactiveもモバイル向け3DゲームエンジンのMophunをリリースした[ 26] 。しかし、これら 初期の3Dゲームエンジンは、ソフトウェアレンダリング技術に依存していた[ 27] 。
日本では、唯一2005年にUIQ採用Symbianスマートフォンのモトローラ M1000 がドコモから発売されたものの、テンキーが無い機種であったため、スマートフォンではなく「PDAのような携帯電話」として扱われてしまった[ 28] [ 29] ほか、M1000の後継機はWindows Mobile ベースとなってしまった[ 30] 。
SDカード対応機種及び大作アドベンチャーゲームの登場 (2002年)
2002年3月、携帯電話としては初の外部記憶媒体SDカード 対応の機種「J-SH51 」が登場し[ 31] 、同年4月には人気ホラーアドベンチャーゲーム「かまいたちの夜 」の移植版『かまいたちの夜mini』(チュンソフト )がSDカードへの保存に対応する形で登場した[ 32] [ 33] 。
その後、2003年から2004年にかけてパケット定額制 が登場し[ 34] 、チュンソフト製の『弟切草 』や『街 〜運命の交差点〜 』も携帯電話へと移植されていった[ 35] [ 36] 。
またオリジナルアドベンチャーゲームでは『いづみ事件ファイル シリーズ』(ジー・モード ・2002年〜)[ 37] 、『探偵・癸生川凌介事件譚 シリーズ』(元気 ・2004年〜)[ 38] 、『歪みの国のアリス 』(サン電子 ・2006年)[ 39] 、『探偵☆パンチ!!』(チュンソフト・2007年)[ 40] などが登場した。
ネイティブアプリ及びOpenGL ES対応端末の登場 (2003年)
2003年2月21日 、auはネイティブアプリプラットフォームの「EZアプリ(BREW) 」サービスを開始した。また、同年、モバイル向け標準3D APIのOpenGL ES が登場し、多くの端末がそれに対応していった。端末の性能向上もあり、3Dアプリが増えていくこととなった。
この頃に登場した3Dアプリとしては、ゲームロフト の『リアルサッカー 』 (2004年)[ 41] や『アスファルト アーバン GT 』 (2005年)[ 42] 、元気モバイル (現And Joy ) の『首都高バトルEVOLUTION 』 (2006年)[ 43] が存在する。
大作RPGの登場 (2003年)
2003年、NTTドコモはFOMA 900iシリーズ でiアプリを強化してパワーアップiアプリ とした[ 44] 。これにより、『ドラゴンクエストシリーズ 』や『ファイナルファンタジーシリーズ 』の移植版が登場した[ 44] 。
また、既存RPGシリーズのモバイル向け外伝/新作RPGも登場した。2004年、ナムコはテイルズ オブ シリーズ のモバイル向けWebサイト「テイルズ オブ モバイル 」を立ち上げ[ 45] 、『テイルズ オブ タクティクス 』を配信した。同年、アトラス も女神転生 シリーズのモバイル向けサイト「メガテンα 」を開始し、『真・女神転生if ハザマ編 』『真・女神転生-20XX 』などのRPG作品を配信した[ 46] [ 47] 。同年、スクウェア・エニックス は、ファイナルファンタジーVII の外伝作品として『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII 』(2004年)を配信した。2003年、G-mode はモバイル向けサイト「RPG-mode」(後の「R.P.G-mode」)を立ち上げ[ 48] 、2004年、大空の世界を舞台とする新RPGシリーズの『フライハイトクラウディア 』を配信した[ 49] 。
その後も、聖剣伝説 シリーズの『聖剣伝説 FRIENDS of MANA 』 (2007年・スクウェア・エニックス)、キングダム ハーツ シリーズ の『キングダム ハーツ コーデッド 』(2008年・スクウェア・エニックス) 、『SDガンダムRPG 』(2006年・バンダイネットワークス)[ 50] 、『ドラゴンボール RPG 』(2008年・バンダイネットワークス)などが配信された。
スマートフォンアプリ時代には、iOS 用の新作買い切りRPGとして、『CHAOS RINGS 』(2010年4月・スクウェア・エニックス)、『Infinity Blade 』 (2010年12月・Epic Games )などが登場した。
フィーチャーフォン向けMMORPGの登場 (2003年)
2003年、ドワンゴ はPC向けMMORPG『ウルティマオンライン 』のモバイル版である『ウルティマ オンライン モバイル版』をリリースした[ 51] 。2004年、アンビション はモバイル向けMMORPGの『ネバーワールドオンライン 』をリリースした[ 52] 。その後も、『魔法学園アヴィリオン 』 (2005年・ブイシンク)、『エターナルゾーンオンライン 』 (2006年・エイチーム )、『Master of Fantasia 』 (2007年・DeNA ) などといったタイトルが登場した。
フィーチャーフォン向けの3DのMMORPGも登場し、『イルーナ戦記Online 』 (2008年・アソビモ )、『エレメンタルナイツオンライン 』 (2008年・ウインライト )、『フリフオンラインモバイル 』 (2008年・ガーラジャパン )、『セレスアルカ 』(2010年・アソビモ )などといったタイトルがリリースされた。
2010年3月、ガンホー・オンライン・エンターテイメント は、『ラグナロクオンライン 』のモバイル版である『ラグナロクオンライン Mobile Story 』のサービスを開始した[ 53] 。
Windows Mobile端末の流行 (2005年)
Windows OSのモバイル版であるWindows Mobile (Windows CE )は以前よりPDA で使われていたが、その後、携帯電話にも搭載されることとなった。2005年、ウィルコム の発売したWindows MobileベースのPHS端末であるW-ZERO3 が売れ[ 54] 、また、2006年、ドコモの発売したモトローラ M1000後継機のhTc Z もWindows Mobile ベースとなった[ 30] 。
Windows Mobileでは3D APIとしてDirect3D のモバイル版であるDirect3D Mobileが用意されていた[ 55] 。また、公式アプリストアが無かったため、日本ではPCソフトで有名なVector などがアプリディストリビュータとなっていた。Windows Mobileではレトロゲームを遊ぶためのゲームエミュレータ が流行したとされる[ 56] 。2009年には公式アプリストアのWindows Marketplace for Mobile (英語版 ) が誕生し、その後、『実況パワフルプロ野球 』のモバイル版である『モバイル・パワフルプロ野球MEGA 』[ 57] や『ボンバーマン 』のモバイル版[ 57] などが登場した。
SNSベースのモバイルゲームプラットフォームの登場 (2006年)
2004年2月、国内において、SNSサービスのmixi やGREE が登場し、同年9月、mixi はそのモバイル版であるmixiモバイルを開始し、2005年6月、GREE はそのモバイル版であるGREEモバイルを開始した。
2006年2月、DeNA はモバイル向けゲームプラットフォームのモバゲータウン (後のMobage ) を開始、GREEと共にテレビCMを大量に放送し拡大した。2007年5月、GREEモバイルは『釣り☆スタ 』でモバイルゲームに参入し[ 58] 、同年12月、mixiもピコピコmixi でモバイルゲームに参入した[ 59] 。2008年4月、DeNA はモバゲータウンにアイテム課金 制を導入した[ 60] 。
2008年、Facebook上に抗争ゲームの『Mob Wars (英語版 ) 』が登場して海外で人気を博し、2009年、そのフォロワーとして『Mafia Wars (英語版 ) 』(Zynga)が登場した。日本では、2009年にDeNAがMobage及びmixiアプリ上で『怪盗ロワイヤル 』をリリースした[ 61] 。その後も、『戦国ロワイヤル 』 (2010年・DeNA)、『ガンダムロワイヤル 』(2010年・バンダイナムコゲームス)、『帝国ロワイヤル 』 (2011年・DeNA)が登場した。
2010年、カードバトルゲームの『ドラゴンコレクション 』 (コナミ)がヒットし[ 61] 、2011年にはそのフォロワーとして『探検ドリランド 』 (GREE)、『神撃のバハムート 』 (Cygames )などのカードバトルゲームが登場した。
アイドルソーシャルゲームの登場
2010年7月、サイバーエージェント子会社のCyberXは、モバゲータウン上でアイドル育成ゲーム『ドリームプロデューサー 』をリリース[ 62] 。その後、2011年7月にGREE上において同じくCyberXによるアイドルソーシャルカードゲーム『アイドルレボリューション』がリリース[ 63] 。同年8月、タイトーと提携したGREEによる『アイログ 』がリリースされた[ 64] 。
同年11月、バンダイナムコは『アイドルマスターシリーズ 』の派生タイトルとして、モバゲー上で『神撃のバハムート』のゲームシステムを流用した『アイドルマスター シンデレラガールズ 』をリリースしヒットタイトルとなる。その後も2013年にGREE上で『アイドルマスター ミリオンライブ! 』を、2014年にモバゲー上で男性アイドル版の『アイドルマスター SideM 』を相次いでリリースした。
2013年、サイバーエージェントはAmebaスマホ 上で『あいこん47都道府県アイドルバトル 』(後に『アイドルうぉーず 』)をリリース。同タイトルは、サービス終了後プラットフォームをDMMへ移しアダルトゲーム として再リリースされた[ 65] ことで話題となった。
スマートフォンアプリの時代には、『あんさんぶるスターズ! 』(2015年・Happy Elements )、『A3! 』(2017年・リベル・エンタテインメント )、『アニドルカラーズ 』(2017年・ボルテージ )などが登場した。
リアルタイムギルドバトル (GvG) ゲームの登場と訴訟
2010年、gloops はモバゲータウン上で『大乱闘!!ギルドバトル 』をリリースし[ 66] 、その後も多くの「大乱闘シリーズ 」のタイトルをリリースした[ 67] 。2012年9月、gloopsの社員らは独立してグラニ を設立し、2013年、グラニは『神獄のヴァルハラゲート 』をリリースした[ 68] 。また他社も参入し、『アヴァロンの騎士 』(2012年・クルーズ )、『ドラゴンジェネシス -聖戦の絆- 』(2013年・gumi )、『プリンセスコネクト! 』(2015年・サイバーエージェント 及びCygames )などのリアルタイムギルドバトルゲームが登場した。
2013年、「神獄のヴァルハラゲート」運営元のグラニは、gumiの「ドラゴンジェネシス -聖戦の絆-」が同アプリに酷似していると指摘した[ 69] 。一方、大乱闘シリーズ運営元のgloopsは、グラニの「神獄のヴァルハラゲート」が「大乱闘シリーズ」のゲームシステムを不正使用したと主張して裁判を起こした[ 70] (2015年和解[ 71] )。
スマートフォンアプリの時代には、『運命のクランバトル 』(2012年・ポケラボ )[ 72] 、『ドラゴンリーグX 』(2012年・アソビズム )[ 73] 、『栄光のガーディアンバトル 』(2012年・ポケラボ )、『戦国炎舞 -KIZNA- 』(2013年・サムザップ )[ 74] 、『戦乱のサムライキングダム 』(2014年・ポケラボ)、『ぼくとドラゴン 』(2015年・スタジオキング →スタジオレックス )[ 75] などのリアルタイムギルドバトル中心のゲームが登場した。
2016年5月、マイネットはポケラボの『戦乱のサムライキングダム』の運営事業を買収し[ 76] 、同年11月、クルーズの『アヴァロンの騎士』の運営事業を買収し[ 77] [ 78] 、2018年4月、グラニの『神獄のヴァルハラゲート』の運営事業を買収した[ 79] 。
『神獄のヴァルハラゲート』の中核クリエイターであった谷直史はその後もGvGシステムを内包するタイトルとして『黒騎士と白の魔王』(2017年4月・グラニ→マイネット)、『ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 』(2021年10月・グラムス)などを制作している。
ソーシャル釣りゲームの登場と訴訟
釣りゲームは、JavaアプリやBREWアプリの時代から幾つか存在していた (『釣りバカ気分』 (1999年・ドワンゴ)[ 80] 、『川のぬし釣り』(2004年・マーベラスライブウェア)[ 81] 、『釣り物語』 (2005年・ナムコ)[ 82] 、『ブレス オブ ファイア 竜の釣り師』(2005年・カプコン)[ 83] など)。
2007年、GREEはソーシャル釣りゲーム『釣り☆スタ 』をリリースした。その後2008年8月にDeNAにより『釣りゲータウン 』が、続く2009年2月に『釣りゲータウン2』がリリースされた[ 84] が2009年9月、GREEは著作権侵害でDeNAを提訴した[ 85] 。最終的にDeNAは勝訴する[ 85] ものの、『釣りゲータウン2』の配信は終了となった。
スマートフォンアプリの台頭後も『LINE 釣りマス 』 (2013年、LINE)などといった釣りゲームが登場したが、いずれのタイトルも短命に終わっている。2017年3月、スクウェア・エニックスは『スクールガールストライカーズ 』内において釣りイベントを行い[ 86] 、ミニゲームとしてフィッシングゲームを追加した。同年には任天堂によって、釣り機能のある『どうぶつの森 ポケットキャンプ 』がリリースされた。
コーディネートゲームの普及
GREEやモバゲータウンなどのモバイルSNSにはドット絵のアバターシステムがあり、ファッションゲーム的要素が存在していた。2009年8月、モバゲータウンはモーション付きの3Dアバターを導入した[ 87] [ 88] 。
同年12月、独自SNSを運営していたKlab[ 89] は恋愛ゲームにアバター要素を持ち込んだ『恋してキャバ嬢 』を作りヒットし[ 90] [ 91] 、その後もGREE版『ダーリンは芸能人 』(ボルテージ・2010年)、『イケメン大奥★恋の園for GREE』(サイバード・2011年)などのアバター要素を持つ女性向け恋愛ゲームが登場した[ 92] [ 93] 。
2010年8月にはサイバーエージェント 子会社のサムザップによりGREE上でファッションコーディネートゲーム『コーデマニア 』がリリース[ 94] 。2011年にはSynphonie (現enish)がGREE上でアパレルショップ経営ゲーム『ガルコレ 』をリリースした[ 95] 。
ガーデニングゲームでは2008年9月、GREEはガーデニングゲーム『ハコニワ 』をリリースした。
スマートフォンアプリの時代には、『ポケコロ 』 (ココネ・2011年)[ 96] 、『ポケットランド 』 (ジークレスト・2013年)[ 97] 、『CocoPPa Play 』 (2014年・ユナイテッド )、『ミラクルニキ (日本版)』 (2016年・テンセント )、『どうぶつの森 ポケットキャンプ 』 (2017年・任天堂 )、『シャイニングニキ (日本版)』(2021年・Papergames) などが登場している。
2015年、バンダイナムコは、自由に家具を配置可能なルーム機能を持つ『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ 』をリリースした。『SHOW BY ROCK!! 』 (2013年・ギークス。ルーム及びアバター機能追加は2016年より)[ 98] 、『アズールレーン 』 (2017年・嗶哩嗶哩 )、『新テニスの王子様 RisingBeat 』 (2017年・アカツキ)[ 99] 、『きららファンタジア 』 (2017年・ドリコム )などの高度なルーム機能を副機能として持つゲームが増えていった。
ソーシャル育成ゲーム/栽培ゲーム/放置ゲームの普及
モバイル向けの育成ゲームは長らく『たまごっち』の亜流作品が主流であった。2007年7月、GREEでソーシャル育成ゲーム『踊り子クリノッペ 』が登場し[ 100] 、ヒットする。クリノッペはアバターの自動表示を行ったため、アバター騒動を引き起こした[ 101] 。一方、モバゲータウンでは2009年9月に「住み着き妖精セトルリン 」が登場した[ 102] 。2010年、So-net は「リヴリーアイランド 」のモバイルコンテンツである「おでかけリヴリー」を提供した[ 103] 。
2009年、mixi上で『サンシャイン牧場 』(Rekoo)のサービスが開始、2010年にはモバイル版がリリースされた。同年、Mobage上で『農園ホッコリーナ 』 (DeNA)のサービスが開始された。2011年にはGREE上で『ちょこっとファーム 』 (ドリコム)がサービス開始。2012年6月には「ピグライフ 」のアプリ版である『どこでもピグライフ 』(サイバーエージェント )が配信された。また、同年8月にはMobage上で『ホッコリーナ』のクローンゲーム『ホッコリ!たまごっち~な 』(バンダイナムコ)が開始された[ 104] 。
スマートフォンアプリの時代には、『おさわり探偵 なめこ栽培キット 』 (2011年・ビーワークス)、『ねこあつめ 』(2014年・Hit-Point )、『放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜 』 (2017年・Glee Games)、『旅かえる 』 (2017年・Hit-Point)、『コウペンちゃん はなまる日和 』(2019年・DMM.futureworks )などといった放置ゲーム のタイトルが登場した[ 105] [ 106] [ 107] [ 108] 。
レストラン経営ゲーム/パーティー主催ゲームの普及
2009年11月、Synphonie (後のenish)は、mixiアプリとして『ぼくのレストラン 』をリリースしてヒットし[ 109] 、その後、それをGREEやMobageにも提供した[ 109] 。DeNAとイストピカ は2009年12月に『ビストランテ 』を[ 110] 、2011年に『ビストロワールド 』などのタイトルをMobage上でリリース[ 111] 。2012年、DeNAとディズニーはMobage上でパーティー主催ゲーム『ディズニーパーティ 』(後の『ディズニーはらぺこレストラン』[ 112] ) をリリースした[ 113] 。
スマートフォンアプリの時代には、『LINE アイラブコーヒー 』(2013年・LINE)や『クッキングフィーバー (英語版 ) 』(2014年・Nordcurrent (英語版 ) )、恋愛ゲーム要素のある『ときめきレストラン☆☆☆ 』(2013年・コナミ / コーエーテクモゲームス)が登場した。
スポーツゲームの普及
2010年4月、ポケラボはMobageにおいて『やきゅとも! 』をリリース[ 114] 、2011年にはコナミがGREEで『プロ野球ドリームナイン 』をリリースした[ 115] 。同年、Mobage上ではgloopsが『大熱狂!!プロ野球カード 』のサービスを開始[ 116] 。2012年、GREEは「やきゅとも! 」の開発元であるポケラボを買収した[ 117] 。
2011年、コナミはGREEで『Jリーグドリームイレブン 』(後の『ワールドサッカーコレクション』)をリリースし[ 118] 、同年、EA とgumiは、GREEでモバイル版の『FIFA ワールドクラスサッカー 』をリリースした[ 119] 。
スマートフォンアプリの時代には、『スマートフォン版実況パワフルプロ野球 』(2014年・コナミ)、『プロ野球スピリッツA 』 (2015年・コナミ)、『ウイニングイレブン クラブマネージャー 』 (2015年・コナミ)[ 120] 、『実況パワフルサッカー 』 (2016年・コナミ)や、恋愛ゲーム要素を持つ『八月のシンデレラナイン 』(2017年・アカツキ)などが登場している。
ランアクション/レースゲームの普及
ランアクションはJavaアプリの時代より存在した。2007年、スパイシーソフト はアプリ★ゲット 上でフィーチャーフォン向けにチャリ走 をリリースし、ヒットした[ 121] 。
2010年、エイチームは、GREE上で、横スクロール式ランアクションゲーム『無限マラソン 』をリリースし、ヒットした[ 122] 。
スマートフォンアプリの時代になり2011年、Imangi Studiosは3Dランアクションゲーム『Temple Run 』をリリースし、海外を中心にヒットした。その後、『ピットフォール 』 (2012年・アクティビジョン) などのクローンが登場した。国内では『LINE ソニックダッシュS 』(2013年・セガネットワークス)が登場した[ 123] 。
横スクロール式のランアクションでは、2012年、Pastagamesが『Rayman Jungle Run (英語版 ) 』をリリースしている。その後も、『LINE ウィンドランナー 』(2013年・LINE)や『LINE クッキーラン 』(2013年・LINE)、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 炎のカスカベランナー!! 』(2014年・ブシロード)、『Super Mario Run 』 (2016年・任天堂)、『スクールガールストライカーズ 』内ミニゲームの「エテルニア ラン」(2017年9月・スクウェア・エニックス)、『名探偵コナンランナー 真実への先導者 』(2019年・ブシロード)、『けだまのゴンじろー フィットエンドラン 』(2019年・フォワードワークス ) などが登場した。
また、横スクロール式ランアクションの飛行版も登場した。2013年5月、dotGEARS (英語版 ) はFlappy Bird をリリースし、それは海外を中心に大ヒットした。2014年2月、dotGEARSがFlappy Birdをストアより削除した[ 124] ため、大量のFlappy Birdクローンがストアに登場した[ 125] 。また、Googleは、同年11月にリリースされたAndroid OSの新バージョンであるAndroid Lollipop において、Flappy Birdクローンを隠し機能として搭載した[ 126] 。
レースゲームでは、JavaアプリやBREWアプリの時代より、『アスファルト アーバン GT 』シリーズ (ゲームロフト ) や『首都高バトル』シリーズ のモバイル版 (元気モバイル (現And Joy)) などのレースゲームが存在した。モバイルSNSの時代となり、2011年、元気モバイルはMobage上でも首都高バトルをリリースしたが、これはレースゲームではなくカーバトルRPGとなっていた[ 127] 。
スマートフォンアプリの時代には、『首都高バトルA』(2011年11月・元気モバイル)[ 128] 、『Wacky Motors 』(2012年・GREE )、『ドリフトスピリッツ 』(2013年・バンダイナムコ)、『首都高バトルXTREME 』 (2017年・元気 )などが登場した。
カートレーシングでは、『Angry Birds Go! (英語版 ) 』(2013年・ロビオ・エンターテインメント )、『マリオカート ツアー 』(2019年 ・任天堂) などが登場した。
ソーシャルRPGの進化
ソーシャルRPGとしては、2012年1月にスクウェア・エニックスがMobage上で、ファイナルファンタジーシリーズ の新作タイトルとして、サイドビュー型RPGの『ファイナルファンタジー ブリゲイド (英語版 ) 』(後の『ファイナルファンタジー ブリゲイド ブレイク ザ シール』)をリリースし[ 129] 、2013年8月にそのAndroid版とiOS版をリリースした[ 130] 。
サイドビュー型タップバトルRPGでは、2013年7月、gumi グループ企業のエイリムが『ブレイブ フロンティア 』をリリースした。その後、そのフォロワーとして、『マギアブレイク 』[ 131] (2014年4月・インブルー )、『ノブナガ・ザ・フール 戦乱のレガリア 』[ 132] (2014年7月・バンク・オブ・イノベーション)、『ONE PIECE トレジャークルーズ 』[ 133] [ 134] (2014年5月・バンダイナムコゲームス)、『ソードアート・オンライン コード・レジスタ 』[ 133] [ 135] (2014年12月・バンダイナムコゲームス)、『ザクセスヘブン 』[ 136] (2015年8月・バンダイナムコオンライン)、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 』[ 133] [ 137] (2015年10月・スクウェア・エニックス)、『LINE 三国志ブレイブ 』[ 138] (2015年11月・LINE)、『ブレイブファンタジア 』[ 133] [ 139] (2016年1月・MSF)などがリリースされた。
また、ソーシャルRPGにおいても買い切りRPGの『Infinity Blade』等の影響を受けて3Dグラフィックスを採用したタイトルが登場し[ 140] 、『ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い 』(2012年10月・バンダイナムコエンターテインメント )、『ドラゴンコレクションRPG ~少年と神狩りの竜~ 』(2014年4月・コナミ)、『ファイナルファンタジー アギト (英語版 ) 』(2014年5月・スクウェア・エニックス)、『メビウス ファイナルファンタジー 』(2015年6月・スクウェア・エニックス)、『星のドラゴンクエスト 』(2015年10月・スクウェア・エニックス)、『ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア 』(2017年2月・スクウェア・エニックス)、『テイルズ オブ ザ レイズ 』(2017年2月・バンダイナムコエンターテインメント)、『ディアホライゾン 』(2017年8月・スクウェア・エニックス)、『禍つヴァールハイト 』(2019年4月・KLab)、『ブレイドエクスロード』(2019年10月・アプリボット→マイネット)、『テイルズ オブ クレストリア 』(2020年7月・KLab/バンダイナムコエンターテインメント)、『崩壊:スターレイル 』(2023年4月・miHoYo)などの3DベースのソーシャルRPGがリリースされた。
スマートフォン向け美少女ソーシャルRPGでは、2012年にジーンが『マジカル少女大戦 』をリリースした[ 141] ほか、『先生! 次はバトルの時間です。 』(2013年2月・サイバーエージェント)[ 142] 、『魔界学園カタストロフィ 』(2013年8月・セガ)[ 143] 、『連撃のブレイブハーツ 』(2013年8月・ポケラボ)[ 144] 、『ファンタジスタドール ガールズロワイヤル 』(2013年9月・ドリコム)[ 145] 、『ガールズ×マジック 』(2013年9月・バンク・オブ・イノベーション)[ 146] 、『アンジュ・ヴィエルジュ 〜ガールズバトル〜 』(2013年12月・セガゲームス)[ 147] などが登場した。その後、3Dのものも登場し、『スクールガールストライカーズ 』(2014年4月・スクウェア・エニックス)、『オルタナティブガールズ 』 (2016年7月・サイバーエージェント )、『放課後ガールズトライブ 』(2016年12月・エイチーム)、『拡張少女系トライナリー 』 (2017年4月、コーエーテクモゲームス)、『プロジェクト東京ドールズ 』(2017年6月・スクウェア・エニックス)、『ぱすてるメモリーズ 』(2017年10月・フリュー ) 、『けものフレンズ3 』(2019年9月・セガゲームス→アピリッツ)、『ラピスリライツ 〜この世界のアイドルは魔法が使える〜 』(2021年12月・盛趣遊戯 /KLab)、『ヘブンバーンズレッド 』(2022年2月・ビジュアルアーツ /WFS)、『ドルフィンウェーブ 』(2022年10月・マーベラス)などの3D美少女ソーシャルRPGがリリースされた。
2012年4月、スクウェア・エニックスは新規IPである『拡散性ミリオンアーサー 』 をリリースし、2014年11月にその続編となる『乖離性ミリオンアーサー 』をリリースした。その後、そのフォロワーとして、『LINE 潜空のレコンキスタ 』[ 148] (2016年10月・LINE)、『ましろウィッチ』[ 149] (2018年・スクウェア・エニックス) などがリリースされた。
2013年12月、マーベラスAQL は『剣と魔法のログレス いにしえの女神 』をリリースした。その後、そのフォロワーとして、『ファイナルファンタジーグランドマスターズ 』(2015年10月・スクウェア・エニックス)[ 150] 、『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト 』(2017年3月・スクウェア・エニックス)[ 151] などがリリースされた。
2014年3月、Cygames は『神撃のバハムート 』をベースとした『グランブルーファンタジー 』をリリースしヒットさせた。その後、そのフォロワーとして『神姫PROJECT 』[ 152] (2016年3月・DMM.com ) 、『GOD EATER RESONANT OPS 』[ 153] (2018年4月・バンダイナムコエンターテインメント)などが登場した。
アニメ製作会社のアニプレックス もスマートフォンゲーム市場に参入し、『Fate/Grand Order 』 (2015年)、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 』 (2017年) などのRPGを企画・展開し、ヒットさせた。また、それらのフォロワーとして『魔王の始め方オンライン 』[ 154] (2017年・DMM・スマホ対応は2018年)、『サクラ革命 〜華咲く乙女たち〜 』[ 155] (2020年・セガ)、『ファンタジア・リビルド 』(2020年・EXNOA)、『BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR 』(2021年・アークシステムワークス)が登場した。
シミュレーションRPGでは、2011年にスクウェア・エニックスが『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 』を買い切りとしてスマートフォンに移植した[ 156] ほか、2013年にそのシリーズの最新作としてソーシャルゲームの『ファイナルファンタジータクティクス S』をリリースした[ 157] 。その後、『テラバトル 』(2014年10月・ミストウォーカー)、『ファントム オブ キル 』(2014年10月・Fuji&gumi Games)、『誰ガ為のアルケミスト 』(2017年6月・Fuji&gumi Games)、『ファイアーエムブレム ヒーローズ 』(2017年2月・任天堂)、『スーパーロボット大戦DD 』(2019年8月・バンダイナムコエンターテインメント)、『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争 』(2019年11月・gumi/スクウェア・エニックス)、『ドラゴンクエストタクト 』(2020年7月・Aiming/スクウェア・エニックス)、『ブルーアーカイブ -Blue Archive- 』(2021年2月・ネクソン/Yostar)、『白夜極光 』(2021年6月・TOURDOG STUDIO/テンセント)などのシミュレーションRPGが登場した。
ベルトスクロール式アクションRPGでは、『スペースファイター 』[ 158] (2013年8月・崑崙日本)、『グリムノーツ 』 [ 159] [ 160] (2016年1月・スクウェア・エニックス)、『ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ 』[ 159] [ 161] (2016年8月・バンダイナムコエンターテインメント)、『追憶の青』[ 159] (2016年9月・WFS )などが登場した。
横スクロール式アクションRPGでは、PC向けゲーム「メイプルストーリー 」のスマートフォン版である『メイプルストーリーポケット』(2015年8月・ネクソン) が登場した[ 162] 。その後、『ららマジ 』(2017年1月・WFS )、『Panipani-パラレルニクスパンドラナイト 』(2017年9月・コロプラ)、『メイプルストーリーM』(2019年4月・ネクソン)などが登場した。
その他、スクウェア・エニックスは、シリーズIPでは『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト 』(2014年1月)、『ファイナルファンタジー レコードキーパー 』(2014年9月)、『ヴァルキリーアナトミア -ジ・オリジン- 』(2016年4月)、『ロマンシング サガ リ・ユニバース 』(2018年12月)、『OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者』(2020年10月)、『ニーア リィンカーネーション 』(2021年2月)、『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ 』(2022年1月)、『ファイナルファンタジーVII エバークライシス 』(2023年9月)などを、新規IPでは『シノアリス 』(2017年6月)などといったスマートフォン向けソーシャルRPGをリリースしている。また、その他のスマートフォン用オリジナルRPGのヒットタイトルとしては、『サウザンドメモリーズ 』(2013年・アカツキ)、『消滅都市 』(2014年・GREE)、『ゆるドラシル 』(2014年・クローバーラボ)、『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- 』(2016年・Happy Elements)、『アナザーエデン 時空を超える猫 』(2017年・GREE)、『メギド72 』(2017年・DeNA)、『魔界戦記ディスガイアRPG』(2019年・フォワードワークス)、『メメントモリ 』(2022年・バンク・オブ・イノベーション)、『勝利の女神:NIKKE 』(2022年・SHIFT UP)などがある。
スマートフォン向けソーシャル3DアクションRPGの登場
3DのソーシャルアクションRPGでは、フィーチャーフォンの時代より3DのMMORPGが存在していた (「#フィーチャーフォン向けMMORPGの登場 (2003年) 」参照)。その後、フィーチャーフォン向けMMORPGのスマートフォン版が登場し、『エレメンタルナイツオンライン THE WORLD 』(2011年9月・ウインライト)[ 163] 、『セレスアルカ 』のスマートフォン版 (2011年11月・アソビモ)[ 164] 、『イルーナ戦記Online 』のスマートフォン版 (2011年12月・アソビモ)[ 165] などがリリースされた。
その後もソーシャルスタイルのアクションRPGは継続してリリースされ、『アヴァベルオンライン 』(2013年2月・アソビモ)、『Ultima Forever: Quest for the Avatar (英語版 ) 』(2013年8月・エレクトロニック・アーツ)、『聖剣伝説 RISE of MANA 』(2014年3月・スクウェア・エニックス)、『ONE PIECE サウザンドストーム 』(2016年4月・バンダイナムコエンターテインメント)、『崩壊3rd 』(2016年10月・miHoYo )、『スターオーシャン:アナムネシス 』(2016年12月・スクウェア・エニックス)、『リネージュ2 レボリューション 』(2016年12月・ネットマーブル )[ 166] 、『GOD EATER ONLINE 』(2017年2月・バンダイナムコエンターテインメント)、『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター 』(2017年11月・バンダイナムコエンターテインメント)、『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ フォース 』(2018年3月・スクウェア・エニックス)、『キングスレイド 』(2018年3月・Vespa)、『ドラガリアロスト 』(2018年9月・Cygames/任天堂)、『LAST IDEA 』(2019年4月・スクウェア・エニックス)、『アクション対魔忍 』(2019年12月・Gremory)、『原神 』(2020年9月、miHoYo)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険‐魂の絆‐』(2021年9月・DeNA/スクウェア・エニックス)、『テイルズ オブ ルミナリア 』(2021年11月・コロプラ/バンダイナムコエンターテインメント)、『Tower of Fantasy(幻塔) 』(2021年12月・パーフェクト・ワールド )などが登場している。
2014年7月、コロプラは指一本操作のアクションRPGである『白猫プロジェクト 』をリリースし[ 167] 、ヒットさせた。その後、そのフォロワーとして、『バトルガール ハイスクール 』[ 168] [ 169] (2015年4月・コロプラ)、『サムライ ライジング 』[ 170] (2016年6月・スクウェア・エニックス)、『バトル オブ ブレイド 』[ 171] (2017年12月・スクウェア・エニックス) などの指一本操作のアクションRPGが登場した。
無双系アクションRPGでは、2018年にネクソンがコーエーテクモゲームスのコンシューマーゲーム「真・三國無双7 」を基にした『真・三國無双 斬 』をリリース[ 172] 。その後、コーエーテクモゲームスは2020年に「真・北斗無双 」を基にした『北斗無双モバイル 』を[ 173] 、2021年に新作の『真・三國無双 』をリリースした[ 174] 。
乱闘アクションゲーム
乱闘アクションゲームでは、『週刊少年ジャンプ 実況ジャンジャンスタジアム 』(2018年8月・コナミ )、『ブレイドスマッシュ』(2018年9月・gumi )、『バクレツモンスター』(2018年10月・コロプラ ) などが存在する。
海外製ソーシャルRPGシステムの登場
海外製のRPGでは、2013年12月に中国の上海莉莉絲網絡科技 (中国語版 ) (Lilith Games)は、PC向けMOBA (マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ ) ゲームの「Dota 2 」(中国名「刀塔2 」、Valve Corporation 製) をベースとした『刀塔伝奇 (中国語版 ) 』を中国においてリリースし[ 175] 、このアプリは中国において大ヒットした[ 175] 。2014年6月、韓国のCom2uS は世界に向けて『サマナーズウォー: Sky Arena 』をリリースし、このアプリは50を越える国でヒットした[ 176] 。同年8月、米国のuCoolは刀塔伝奇のクローンである『ヒーローズチャージ 』を世界に向けてリリースした。
2015年3月、ガイアモバイル は日本において刀塔伝奇の日本向けローカライズ版である『ソウルクラッシュ』をリリースした[ 177] ものの、日本では既に刀塔伝奇のクローンであるヒーローズチャージが広まっていた[ 178] 。刀塔伝奇の開発元であるLilith Gamesは、ヒーローズチャージが刀塔伝奇のプログラムを流用していることを発見し[ 179] 、ヒーローズチャージ開発元であるuCoolに対し訴訟を起こした[ 178] 。
一方、同じ月、ブリザード・エンターテイメント は刀塔伝奇が自社のウォークラフト シリーズの知的財産を侵害しているとしてLilith Gamesに対し訴訟を起こし[ 180] 、同年5月には、Dota 2の開発元であるValveも、Lilith Gamesによる知的財産侵害および不正競争行為に対し訴訟を起こした[ 181] 。2016年5月、Lilith Gamesは問題のあったアートワークを修正し、アプリの名前を刀塔伝奇から『小冰冰伝奇』へと変更した[ 182] 。
また、国内でもヒーローズチャージ類似システムのRPGが流行しはじめ、『聖闘士星矢 ゾディアックブレイブ 』[ 183] (2016年4月・バンダイナムコ)、『ヴァルキリーコネクト 』(2016年6月・エイチーム )[ 184] 、『LINE: ガンダムウォーズ 』[ 185] (2016年7月・LINE)、『THE KING OF FIGHTERS '98ULTIMATE MATCH Online 』[ 186] (原題「拳皇98终极之战OL 」・2016年8月・中国OURPALM)、『プリンセスコネクト!Re:Dive 』[ 187] (2018年2月・Cygames)などのヒーローズチャージ類似システムのRPGが登場した。
『プリンセスコネクト!Re:Dive』は大きくヒットし、俗に「プリコネ系」と呼ばれる類似型ゲームも登場[ 188] 。そのようなフォロワータイトルとしては『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ 』(2020年・サムザップ)、『ひぐらしのなく頃に 命 』[ 188] (2020年・ディ・テクノ)などがある。
戦闘と街作りを組み合わせるものも登場した。これには『戦国アスカZERO』[ 189] (2015年・ORATTA →グリー 子会社のファンプレックス)、『転生したらスライムだった件〜魔国連邦創世記〜 』[ 190] (2018年・ゲームゲート→モブキャスト ) などがある。
中国OURPALM運営の『THE KING OF FIGHTERS '98ULTIMATE MATCH Online』は当初、関係の無い日本企業を運営元として記載していた上[ 191] 、景品表示法 違反を起こして消費者庁 から措置命令を受け[ 192] 話題となった。
ソーシャル恋愛ゲームの普及
男性向け
男性向け恋愛ゲームでは、Javaアプリ時代よりPC向けタイトルの移植が行われていたほか、『ケータイ少女 』『Days of Memories 』などのモバイル専用タイトルも存在していた。また、PC版の美少女ゲームを移植して提供する『美少女☆クオリティ 』『美少女遊び 』『禁断のギャルゲー 』『ビジュアルアーツ★Motto 』などのサイトも登場していた。
2010年1月、ベクターがモバゲータウン上でソーシャル恋愛ゲーム『こいけん! 』をリリースし、人気を博した[ 193] 。また、同年6月にベクターは同じくモバゲータウン上で『えんむす! 』をリリースした[ 194] 。一方、GREEは同年8月にその対抗となる『ヒメこい 』をリリースした[ 195] [ 196] ものの、グラフィックがコナミの『ラブプラス 』に酷似しているとして話題となり[ 195] [ 196] 、2011年2月にサービス終了となった[ 196] 。その他、GREEは『いもこい! 』のリリースも行ったが、同じく絵の酷似が指摘され[ 196] 、早期にサービス終了を終了させた。
スマートフォンアプリの時代には、『ガールフレンド(仮) 』(2012年、サイバーエージェント)、『乃木恋 』(2016年、allfuz)などが登場している。
女性向け
女性向け恋愛ゲームはJavaアプリ時代より存在した。ケータイ小説 提供会社のボルテージ は2006年に恋愛ゲームアプリの「恋人はNo.1ホスト 」をリリースしてヒットし[ 197] 、その後も「恋愛上等★イケメン学園」「キャバ嬢★秘密の恋」など恋愛ゲームアプリをリリースしていった[ 197] 。また、StyleWalker は2008年10月よりモバイル向け恋愛ゲームの恋愛事情シリーズ を開始した[ 198] 。
2009年12月、KLab はmixiアプリ上でソーシャル恋愛ゲーム『恋してキャバ嬢 』をリリースし[ 199] 、その後、このゲームをモバゲータウンとGREEにも提供した[ 199] 。その他のメーカー製のものとしては、GREEで配信された「君とナイショの…今日から彼氏 」(通称キミカレ。2010年6月・ウインライト)[ 200] などが登場した。
スマートフォンアプリ時代には、『ボーイフレンド(仮) 』 (2013年、サイバーエージェント )、『イケメン戦国◆時をかける恋 』(2015年、サイバード )、『DAME×PRINCE 』(2016年、NHN PlayArt)、『囚われのパルマ 』(2016年、カプコン)と言ったタイトルが登場している。
スマートフォンの普及 (2008年)
2008年 7月11日 、Apple とソフトバンクモバイル はiPhone 3G を発売した。それと同時にアップルはiOS専用アプリケーション販売サービス「App Store 」を開始した。同年10月23日 、GoogleはAndroid専用アプリケーション販売サービス「Android Market (現・Google Play )」を開始した。2009年6月、GoogleはAndroid向けネイティブアプリ作成のためのAndroid Native Development Kit (NDK)をリリースした[ 201] 。
2010年9月、ゲームエンジンのUnity がAndroidに対応し[ 202] [ 203] 、これより先、モバイルゲームの開発にUnityを採用するケースが増えていった。
OSメーカー以外のアプリストアの登場
2010年6月、auを展開するKDDIは、Android端末IS01 の発売と共に独自のアプリストアである「au one Market 」の運用を開始し[ 204] 、au向け端末に標準搭載しはじめた。2010年8月、NECビッグローブ も「andronavi 」の運営を正式に開始し[ 205] 、その後、NEC製端末にそれを標準搭載した。同年11月、GMO子会社のGMOゲームセンターも「@GMOゲームセンター 」を開始した[ 206] 。その後も「Amazon アプリストア 」(2011年3月・Amazon)、「Ameba AppMarket」(2011年7月・サイバーエージェント)[ 207] 、「SQUARE ENIX MARKET」(2011年12月・スクウェア・エニックス)[ 208] 、「バナドロイド」(2012年2月・バンダイナムコゲームス)[ 209] などの独自アプリストアが登場した。
また、モバイル向けゲームを提供する大手SNSもスマートフォンへの提供を強化し始めた。2010年から2011年にかけて、GREEは開発パートナー製のAndroid及びiOSゲームアプリの為に必要なGREE SDKの提供を開始した[ 210] [ 211] 。2011年、DeNAもAndroid及びiOSアプリ版のMobageをリリースした[ 212] [ 213] 上で、同様のMobage Android SDK及びMobage iOS SDKを提供した[ 214] 。
2012年、サイバーエージェントはスマートフォン版Amebaのゲーム向けAPIをサードパーティーに開放して、「Amebaスマホ 」へと改称した[ 215] 。
パズルゲームの普及
2008年12月、ビースリー・ユナイテッドは積み上げパズルの『つみネコ 』をリリースし、ヒットした[ 216] 。
2009年12月、パチンコで鳥を打ち上げて敵を倒すパズルゲーム『Angry Birds 』がリリースされ、世界的な大ヒットを記録した。これにより、スマートフォンでのパズルゲームは一般的となった。また、『Angry Birds』のフォロワーとして、『Fragger (英語版 ) 』 (2010年・Miniclip (英語版 ) )や、『ケリ姫クエスト 』 (2011年・ガンホー・オンライン・エンターテイメント )などが登場した。
2012年2月、ガンホーはマッチ3ルールの盤面パズルゲーム『パズル&ドラゴンズ 』をリリースし、大ヒットを記録した。その後も、『キャンディークラッシュ 』(2012年11月・King )、『LINE POP 』 (2012年11月・LINE)、『LINE バブル 』 (2012年12月・LINE)、『ぷよぷよ!!クエスト 』(2013年・セガネットワークス)、『LINE ポコポコ 』 (2014年・LINE)、『エレメンタルストーリー 』(2015年・クルーズ)、『Gardenscapes 』 (2016年・Playrix Games)、『ホームスケイプ (英語版 ) 』 (2017年・Playrix Games)、『ジャンプチ ヒーローズ 』(2018年・LINE)、『トロとパズル 〜どこでもいっしょ〜 』(2019年・ForwardWorks ) 、『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。 』(2020年・enish ) などの盤面パズルゲームが登場しヒットしている。
物理演算等を使った落ち物 (または浮き物)による非盤面パズルゲームも登場し、『LINE:ディズニー ツムツム 』(2014年・LINE)、『クラッシュフィーバー 』(2015年・ワンダープラネット )、『妖怪ウォッチ ぷにぷに 』(2015年・レベルファイブ )、『マーベルツムツム 』(2016年・ミクシィ (XFLAGブランド))、『ディズニー ツムツムランド 』 (2017年・コロプラ )、『ぷちぐるラブライブ! 』(2018年・ポケラボ)、『〈物語〉シリーズ ぷくぷく 』(2018年・NHN PlayArt)、『アイドルマスター ポップリンクス 』(2021年・NHN PlayArt/バンダイナムコエンターテインメント) などがリリースされた。
2017年3月、Yabuzakiは対戦型積み上げパズルの『どうぶつタワーバトル 』をリリースし[ 217] 、このアプリは『どうぶつの森 ポケットキャンプ』の登場した2017年11月頃より流行を開始した[ 217] 。2018年3月、『つみネコ』開発元のビースリー・ユナイテッドは破産した[ 216] 。
ひっぱりアクションゲームの普及
2009年、芬ロビオ・エンターテインメント はひっぱり操作よるアクションパズルゲーム『アングリーバード 』をリリースし世界的にヒットさせた。
2012年、ブシロード はバウンド対戦ゲームの『バウンドモンスターズ 』をリリースした[ 218] 。2013年8月、サイバーエージェント は『ウチの姫さまがいちばんカワイイ 』をリリース、2013年10月、mixi (XFLAGブランド) は、『モンスターストライク 』をリリース。どちらもヒットし、引っ張りゲームが流行となった[ 219] 。特に大ヒットしたモンスターストライクは、パチンコ[ 218] (スリングショット )やピンボール[ 218] [ 220] やおはじき[ 221] に例えられた。
その後も『スリングショットブレイブズ』[ 222] (2014年2月・コロプラ)、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ 』[ 223] (2014年3月・バンダイナムコゲームス)、『キン肉マン マッスルショット 』[ 224] (2015年3月・DeNA)、『三国大戦スマッシュ! 』[ 225] (2015年3月・エイチーム )、『ソラとウミのアイダ 』[ 226] (2017年・フォワードワークス )、『グラフィティスマッシュ 』[ 227] (2017年・バンダイナムコエンターテインメント)、『けものフレンズ FESTIVAL 』[ 228] (2018年・GOODROID )などといったひっぱりアクションゲームが登場している。
スライスアクションゲームの登場
2010年、濠Halfbrick Studios (英語版 ) はスライスアクションゲームの『Fruit Ninja 』をリリースし[ 229] [ 230] 、Fruit Ninjaは世界的にヒットした[ 229] 。その後、『Dishonored : Rat Assassin』(2012年・ベセスダ・ソフトワークス )などのフォロワーが登場した[ 231] 。
跳ね返しゲームの登場
テニス ゲームでは2012年にセガがパワースマッシュ シリーズのモバイル版である『パワースマッシュチャレンジ』を買い切りとしてリリースし[ 232] 、2016年にコロプラがソーシャルテニスゲームの『白猫テニス 』をリリースした[ 233] 。
また、その他の跳ね返しゲームでは2019年にCygamesがピンボールを模した『ワールドフリッパー 』[ 234] を、2020年にXFLAG がブロック崩しを模した『スタースマッシュ 』をリリースした[ 235] 。
音楽ゲーム/リズムゲームの普及
携帯電話向け音楽ゲーム(リズムゲーム)としては『太鼓の達人 』のモバイル版が定番であったが、スマートフォンアプリ移行後は操作性との相性の良さから多くの音楽ゲームが登場した。
初期には、既存のリズムゲームの移植版を中心に、有料型や楽曲課金型の音楽ゲームが多数登場した。初期にリリースされたものとしては、『レッツタップ (iOS版) 』(2009年・セガ)、『DanceDanceRevolution S 』(2009年・コナミ)、『jubeat plus 』(2010年・コナミ)、『太鼓の達人プラス 』及び『太鼓の達人★新曲取り放題! 』(2010年・バンダイナムコ)、『グルーヴコースター 』(2011年・タイトー)、『REFLEC BEAT plus 』(2011年・コナミ)、『シアトリズム ファイナルファンタジー (iOS版)』(2012年・スクウェア・エニックス) などがある。
その後、Android版『Cytus 』(2012年・Rayark )[ 236] 、『CROSS×BEATS 』(2013年・カプコン)[ 237] 、『ピアノタイル (英語版 ) 』(2014年、猎豹移動 (英語版 ) ) などの無料でも楽しめる音楽ゲームが登場した。
また、アイドルゲームのムーブメントと重なったこともあり、アイドルモチーフの音楽ゲームも流行した。女性アイドルを扱ったものでは2012年にセガが『初音ミク -Project DIVA- 』のスピンオフとして、iOS用音楽ゲーム『ミクフリック (英語版 ) 』をリリース。2013年にはバンダイナムコゲームス(当時)が『アイドルマスターシリーズ 』のリズムゲーム『THE IDOLM@STER SHINY FESTA をiOSに移植した。同年、Klabは『ラブライブ! 』のソーシャルリズムゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル 』をリリースしてヒットした。2015年にはバンダイナムコエンターテインメントが3Dミュージックビデオ搭載の『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ 』をリリースし、大ヒットを記録した。男性アイドルを扱ったものでは、『アイドリッシュセブン 』(2015年・バンダイナムコ)、『ドリフェス! 』(2016年・バンダイ)、『ツキノパラダイス。 』(2017年・バンダイナムコ)、『B-PROJECT 無敵*デンジャラス 』(2017年・S&P)、『KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE 』(2017年・エイベックス・ピクチャーズ )、『アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE! 』(2017年・バンダイナムコ)などが登場している。
バンドをモチーフとしたリズムゲームも登場し、『SHOW BY ROCK!! 』(2013年・ギークス)、『バンドやろうぜ! 』(2016年・ディライトワークス )、『バンドリ! ガールズバンドパーティ! 』(2017年・ブシロード/Craft Egg ) などがリリースされた。
その他の音楽ゲームのヒットタイトルとしては『ディズニー ツイステッドワンダーランド 』(2020年・アニプレックス)、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク 』(2020年・Craft Egg /セガ)などがある。
カラオケゲームの登場
採点カラオケでは通信カラオケ のモバイル版である『分析採点JOYSOUND』(エクシング )や『カラオケ@DAM』(第一興商 )が登場しているほか、新規参入により『ポケカラ』(港M&E Mobile Technology)などのアプリも登場している。また、2021年11月には子供向け知育アプリ『ごっこランド』(キッズスター)にもアプリ内ゲームの「めざせ!カラオケマスター!」が登場している[ 238] [ 239] 。
位置情報ゲームの普及
2013年、ナイアンティック がリリースした『Ingress 』は位置情報ゲーム と呼ばれるジャンルが周知される契機となった。
2016年 3月、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは『パズル&ドラゴンズ 』の位置情報ゲーム版『パズドラレーダー 』をリリースした。同年6月、ナイアンティックは『Ingress』の『ポケットモンスター 』版となる『ポケモンGO 』をリリースし、同タイトルは社会現象となる世界的大ヒットを記録した。その後もナイアンティックはWBゲームズ・サン・フランシスコとの協業による『ハリー・ポッター:魔法同盟 』(2019年6月)やカプコンとの協業による『モンスターハンターNow』(2023年9月)といった『Ingress』ベースの位置情報ゲームをリリースしている。
その他のスマートフォン向け位置情報ゲームとしては『ステーションメモリーズ! 』(2014年・モバイルファクトリー )、『妖怪ウォッチ ワールド 』(2018年・ガンホー・オンライン・エンターテイメント/レベルファイブ)、『テクテクテクテク 』(2018年・ドワンゴ)、『ドラゴンクエストウォーク 』(2019年・スクウェア・エニックス) 、『信長の野望 出陣 』(2023年・コーエーテクモゲームス)などのタイトルがリリースされている。
リアルタイムストラテジー/タワーディフェンス/MOBAの普及
リアルタイムによる操作性の相性の良さから、スマートフォン用ゲームアプリにおいてはタワーディフェンス 系を中心としたリアルタイムストラテジー も多く登場している。
2009年、韓国Gamevilによりワンラインディフェンスゲームの『カートゥーンウォーズ (英語版 ) 』がリリースされ[ 240] 、その後、そのフォロワーとして『にゃんこ大戦争 』[ 241] (2010年[ 242] ・ポノス)、『LINE レンジャー 』(2014年・LINE)、『METAL SLUG DEFENSE 』[ 241] (2014年・SNKプレイモア )、『城とドラゴン 』(2015年・アソビズム) などが登場した。
また、PC向けブラウザゲームで流行していたトラビアン 系ゲームのモバイル向けも登場した。国内では、2011年、セガにより、トラビアン系リアルタイムストラテジーとアクションRPGを組み合わせた『Kingdom Conquest 』がリリースされた[ 243] ほか、同年、AQインタラクティブにより、トラビアン系ブラウザゲーム「ブラウザ三国志 」[ 244] のモバイル版『ブラウザ三国志モバイル 』がリリースされた[ 245] 。その後、Kingdom Conquestの派生ゲームとして『三国志コンクエスト』(2012年・セガ)[ 246] 、『Kingdom Conquest II 』(2012年・セガ)、『ガンダムコンクエスト 』(2013年・バンダイナムコゲームス)[ 247] が登場した。
2013年、セガネットワークスにより『チェインクロニクル 』がリリースされ、その後、そのフォロワーとして『スーパーロボット大戦X-Ω 』[ 248] (2015年、バンダイナムコ)、『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき 』 (2017年、オルトプラス)などが登場した。
スマートフォン向けマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ (MOBA) では、『Vainglory 』[ 249] (2014年・Super Evil Megacorp)、『モバイル·レジェンド: Bang Bang (英語版 ) 』(2016年・Moonton)、『#コンパス 戦闘摂理解析システム 』(2016年・NHN PlayArt/ドワンゴ)、『フレイム×ブレイズ 』(2017年・スクウェア・エニックス)[ 250] 、『バトル オブ ブレイド 』[ 251] (2017年・スクウェア・エニックス)、『オーディンクラウン 』(2018年・GameJeans )[ 252] 、『リーグ・オブ・ワンダーランド 』(2019年・セガ・インタラクティブ)、『Pokémon UNITE 』(2021年・TiMi Studios /ポケモン)などが登場した。
その他、タワーディフェンスでは『メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ - 』(2014年・Happy Elements)、『戦国やらいでか-乱舞伝- 』(2015年・スクウェア・エニックス)、『アークナイツ 』(2020年・Yostar)、『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ 』(2022年・EXNOA)、『無期迷途 』(2022年・AISNO Games)などのタイトルが登場している。
戦略型カードバトルゲームの普及
2011年、越Wulven Game Studiosはモバイル向け戦略型カードバトルゲームである『Shadow Era (英語版 ) 』をリリースした[ 253] 。
2013年、ゲームロフト は「Order and Chaos (英語版 ) 」シリーズをベースとした戦略型カードバトルゲームの『Order and Chaos Duels 』をリリースした[ 254] 。2014年、ブリザード は『ウォークラフト 』シリーズをベースとした戦略型カードバトルゲーム『ハースストーン 』をリリースし、ヒットさせた。国内では、2015年にバンダイ が『ガンダムクロスウォー 』のアプリ版をリリースした[ 255] 他、2016年6月、Cygames が『神撃のバハムート 』をベースとした『Shadowverse 』をリリースしてヒットさせている。
その後も、『遊戯王 デュエルリンクス 』(2016年11月・コナミ )、『WAR OF BRAINS 』(2016年12月・タカラトミー )、『CODE OF JOKER Pocket 』(2017年1月[ 256] ・セガ・インタラクティブ )、『デュエルエクスマキナ 』(2017年3月[ 257] ・DeNA)、『ドラゴンクエスト ライバルズ 』 (2017年11月・スクウェア・エニックス )、『クロノマギア 』(2018年3月、ガンホー・オンライン・エンターテイメント) 、『TEPPEN 』(カプコン/ガンホー・オンライン・エンターテイメント)、『ゼノンザード 』(2019年9月、バンダイ)、『遊戯王マスターデュエル 』(2022年1月・コナミ)などの戦略型カードバトルゲームが登場している。
抗争ゲーム/頭脳系ゲームの発展
スマートフォンにおいて、抗争ゲームは頭脳系ゲームにカテゴライズされることとなった。2012年に『クラッシュ・オブ・クラン 』 (Supercell)が、2013年に『Game of War: Fire Age (英語版 ) 』 (Machine Zone)がリリースされ、人気を博した。日本国内における同ジャンルタイトルとしては『リトル ノア 』(2015年・Blaze Games→Cygames)などが登場している。
2017年、Machine Zone子会社のEpic Actionは、スクウェア・エニックスとの業務提携による『ファイナルファンタジーXV: 新たなる王国 』をリリースした。
オンラインマルチプレイヤーシューターの登場
スマートフォン版のオンラインマルチプレイヤー型の3Dシューティングゲームでは、『Pixel Gun 3D 』(2013年・RiliSoft→Cubic games)などが存在していた。
2017年11月、網易 は、PC向けバトルロイヤルゲーム 「PUBG 」(PUBG社製) 風のゲームとして、『荒野行動 』及び『Rules of Survival 』をリリースし、オープンベータを開始した[ 258] [ 259] [ 260] 。2018年2月、テンセント はPUBG社のライセンスを得て、中国でスマートフォンに向けて『PUBG Exhilarating Battlefield』及び『PUBG Army Attack』をリリースした[ 261] 。2018年4月、Epic GamesはPCゲーム『Fortnite 』のモバイル版の正式サービスを開始した[ 262] 。
2018年4月、PUBG社は、「荒野行動」及び「Rules of Survival」がPUBGの著作権および商標を侵害しているとして、それらの開発元である網易に対し訴訟を起こした[ 263] 。
2019年、アクティビジョン はコール オブ デューティシリーズ のモバイル版として『コール オブ デューティ モバイル 』をリリースした。
クイズゲーム
クイズゲームでは、2012年10月にコナミがアーケードクイズゲーム「クイズマジックアカデミー 」シリーズのスマートフォン版として『クイズマジックアカデミーSP 』をリリースし[ 264] 、同年12月、セガもアーケードクイズゲーム「ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer 」シリーズのスマートフォン版として『クイズ Answer×Answer Pocket 』をリリースした[ 265] 。
RPGスタイルのクイズゲームも登場した。2012年11月、カヤックは『冒険クイズキングダム 』をリリースし[ 266] 、2013年1月、コナミは『クイズマジックアカデミーSP』に新しく「マジックペットの迷Qクエスト」を導入した[ 267] 。2013年3月、コロプラは『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ 』をリリースし、ヒットさせた。
その後も、『クイズバトル討鬼伝 』(2014年8月・コーエーテクモ)[ 268] 、『トリビアサーガ 』(2015年10月・エイチーム)[ 269] 、『チノクライシス 』(2015年12月・Baton)[ 270] 、『協力クイズRPG マギメモ 』(2016年11月・スクウェア・エニックス)[ 271] 、『クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム 』(2018年2月・コナミ)[ 272] などのクイズRPGが登場した。
ミステリーアドベンチャー
ミステリーアドベンチャーには脱出ゲーム やアイテム探しなどがある。フィーチャーフォン向けでは2002年よりジー・モード が『いづみ事件ファイルシリーズ 』を[ 37] 、2004年より元気 が『探偵・癸生川凌介事件譚 シリーズ』[ 38] をリリースしている。
スマートフォンの時代には2012年にサイバード が『名探偵コナン推理シミュレーションゲーム 』(後の『名探偵コナン推理ゲーム』)を[ 273] 、2014年にG5 Entertainment (スウェーデン語版 ) が『Hidden City 』を[ 274] 、同2014年よりサイバードが『MILD ESCAPEの外伝シリーズ 』を[ 275] 、2016年よりハップ が『ママにゲーム隠された シリーズ』を[ 276] 、2021年にサムザップが『ロンドン迷宮譚 』をリリースした[ 277] 。
言葉遊びゲーム
言葉遊びゲームでは、2018年、セガゲームスが『共闘ことばRPG コトダマン 』をリリースし、2019年、アニプレックスとカヤック が「もじぴったん 」ゲームデザイナーの手がける『クロス×ロゴス 』をリリースした[ 278] 。
未来予測ゲーム
未来予測ゲームでは、『予言者育成学園 Fortune Tellers Academy 』(2016年2月・スクウェア・エニックス)[ 279] 、『プロ野球が好きだ!2017 』[ 280] (2017年3月・スクウェア・エニックス) などが登場した。
ゲーム機型携帯電話及び取り付け型コントローラーの登場
ドコモ スマートフォン Xperia Play
2011年 10月、PlayStation を展開するソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)のライセンスプログラム「PlayStation Certified」搭載のスマートフォンXperia Play が発売され、同じくPlayStation Certified搭載のタブレット端末、Sony Tablet シリーズが発売された(PlayStation Mobile )。
2017年1月、Gamevice (英語版 ) 社 (旧Wikipad社) はiPhone 7 用の取り付け型コントローラーアクセサリ「Gamevice」を発売した[ 281] 。同年、Gamevice社はNintendo Switch のJoy-Con が同社の特許を侵害しているとして任天堂 に対し訴訟を起こしたものの2020年に敗訴した[ 282] 。
品質の上昇
モバイルゲームに必要とされる品質は上がり続けており、それに伴ってゲームの開発費も上昇している[ 283] 。
またモバイルゲームの品質向上に合わせてモバイルゲームの容量増加も続いており[ 284] 、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』や『原神 』のような容量32GBを超えるゲームも登場し[ 284] [ 285] 、2024年3月にはITmedia がストレージ容量64GBどころかストレージ容量128GBのスマートフォン端末すらもモバイルゲームに厳しくなりつつあると評価した[ 286] 。
2Dグラフィック
初期のモバイルゲームはメモリの少なさもありドット絵を採用していた。2010年代後半になってもドット絵を多用する新作ゲームは登場しており、主なタイトルとして『ロマンシング サガ リ・ユニバース 』(スクウェアエニックス・2018年)、『ワールドフリッパー 』(Cygames・2019年)、『ガーディアンテイルズ 』(Kong Studios・2020年) などがある。
ソーシャルゲームの時代になるとイラストカードが一般的となり、美麗イラストを売りにするものが登場した。初期の美麗イラストを売りとしたソーシャルゲームにはアルテイル シリーズのソーシャルゲーム『アルテイル バトルRPG』(GPコアエッジ ・2011年2月)[ 287] 、『神撃のバハムート 』[ 288] [ 289] (Cygames・2011年11月)、モンスターコレクション シリーズのソーシャルゲーム『モンスターコレクション 』[ 290] (フューチャーインスティテュート・2011年12月) などがある。
また、2DアニメーションのLive2D もモバイルゲームに使われるようになった。初期の採用例には『バーコードカノジョ 』[ 291] (サイバード・2010年)、『メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~App 』[ 292] (コーエーテクモ・2011年6月)、『放課後の紙芝居部』[ 293] (2011年7月・ケイブ)などがある。女性向けアプリでも『2/2彼氏 -天使とアクマ-』[ 294] (リブレ・2012年)、『ときめきレストラン 』[ 294] (コナミ・2013年)などに採用された。2013年には2DアニメーションソフトウェアのSpineも登場して、モバイルゲームに使われるようになった。
3Dグラフィックの進化
3DCGはフィーチャーフォンの時代から使われていたものの、初期はソフトウェアレンダリングが中心であり限界が存在した。その後ハードウェアレンダリングが中心となって性能が向上していくとPC向け3Dオンラインゲーム のモバイル版も登場するようになった。
またキャラクターのポリゴン数も増加していった。2015年の『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ 』と2017年の『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ 』では1キャラあたり約1万ポリゴン[ 295] [ 296] 、2016年の『オルタナティブガールズ 』と2021年の『ウマ娘 プリティーダービー 』では1キャラあたり約2万ポリゴンに留まっていた[ 297] [ 298] のに対し、2024年の『学園アイドルマスター 』ではゲームデザインもあって1キャラあたり約6万ポリゴンに到達し[ 299] 、ポリゴン数を前面に押し出した広報が行われた[ 300] 。
ボイス付け
2010年、ベクターはボイス要素のある恋愛シミュレーションゲーム『こいけん! 』及び『えんむす! 』をリリースし[ 301] [ 302] 、2012年2月にソーシャル機能を強化したGREE版「こいけん!」をリリースした[ 303] 。2012年10月、サイバーエージェント は「耳で萌える学園恋愛ゲーム」として人気声優ボイス付きカードを売りにした恋愛ソーシャルゲーム『ガールフレンド(仮) 』をリリースしヒットさせた[ 304] 。また同年、アイドルソーシャルゲームである『アイログ 』 (タイトー) や『アイドルマスター シンデレラガールズ 』(バンダイナムコ) でもボイス付きカードが追加され始めた[ 305] [ 306] [ 307] 。2013年、KLabはフルボイスのメインストーリーを搭載するアイドル音楽ゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル 』をリリースした[ 308] 。
RPGでは2011年、スクウェア・エニックスがiPhone向け買い切りRPGの『CHAOS RINGS 』シリーズにキャラクターボイスを追加した[ 309] 。2013年、スクウェア・エニックスはソーシャルRPG『拡散性ミリオンアーサー 』でもメインストーリーのフルボイス化を行った[ 310] 。
シナリオの膨張
シナリオではフィーチャーフォンの時代よりPC向け美少女ゲームの移植が行われていた(携帯電話ゲーム#男性向け )。またイベントシーンの発生アイテムを販売する『インストールメアリー 』(ドワンゴ、2007年)のようなゲームも登場していた[ 311] 。
ソーシャルゲームの時代にはカードの価値を上げるため、カードにキャラクターシナリオが付与されるようになった[ 312] 。またストーリー重視のソーシャルゲームが増えていき、シナリオライターが重用されるようになってシナリオライターの獲得競争が激化した[ 312] 。古いソーシャルゲームにあったシナリオの制限が緩和されていき、より壮大なシナリオも可能となった[ 312] 。
またシナリオを何回も繰り返す、いわゆる実況パワフルプロ野球 (パワプロ)の「サクセス」風育成シミュレーションゲーム システムを搭載するソーシャルゲームも登場した。これには『パワプロアプリ 』(KDE ・2014年)の「サクセス」、『実況パワフルサッカー 』(KDE・2016年)の「サクセス」、『神式一閃 カムライトライブ 』(アプリボット ・2017年)の「修行」[ 313] 、『アイドルマスター シャイニーカラーズ 』(バンダイナムコ・2018年) の「プロデュース」[ 314] 、『社長、バトルの時間です! 』(KADOKAWA・2019年) の「リクルート」[ 315] 、『魔法使いの約束 』(coly ・2019年)の「育成」[ 316] 、『エンゲージソウルズ 』(スクウェアエニックス・2020年)の「トレーニング」[ 317] 、『ラクガキ キングダム 』(タイトー ・2021年)の「育成」[ 318] 、『ウマ娘 プリティーダービー 』(Cygames・2021年) の「育成」[ 319] 、『ブルーロック Project:World Champion 』(Rudel・2022年)の「トレーニング」[ 320] 、『サクライグノラムス』(マーベラス・2023年)の「スタイル育成」[ 321] 、『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!! 』(enish・2023年)の「キャンプ」[ 322] などがある。
その後、「サクセス」風育成シミュレーションゲームにカードゲームの「デッキ構築型ローグライト」(Slay the Spire が起源[ 323] )を組み合わせたゲームも登場した。これには2023年の『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism 』(バンダイナムコ)[ 324] 、2024年の『学園アイドルマスター 』(バンダイナムコ)[ 325] [ 326] [ 327] が存在する。
アニメとの融合
スマートフォンゲームとアニメの融合が進んでいる[ 328] 。2015年、バンダイナムコオンライン及びセガネットワークスが「スマホゲーム初のアニメRPG」を謳う『ザクセスヘブン 』をリリースした[ 329] [ 330] 。その後も、『拡張少女系トライナリー 』(2017年4月・コーエーテクモ)[ 331] 、『レイヤードストーリーズ ゼロ 』 (2017年12月・バンダイナムコ)[ 332] 、『プリンセスコネクト!Re:Dive 』 (2018年2月・Cygames)[ 333] 、『エピックセブン 』(2019年11月・Yostar )[ 334] などゲームとアニメの融合を売りにしたゲームが登場している。
他機種への移植
2014年よりハムスター はフィーチャーフォン用アプリをPlayStation Vita へと移植する「アプリアーカイブス 」を開始した[ 335] 。2015年、スクウェアエニックスはモバイル端末向け買い切りRPGであった『CHAOS RINGS 』シリーズをPlayStation Vitaへと移植した[ 336] 。
DeNAはPCでスマートフォンアプリを動かすためのAndApp を立ち上げ、2016年には『刻のイシュタリア 』[ 337] 、『幻獣契約クリプトラクト 』[ 338] が、2017年には『オルタナティブガールズ 』[ 339] 、『グランブルーファンタジー 』[ 340] がAndAppによりPCへと移植され、その後も様々なスマートフォン用アプリゲームがPCへ移植されていった。
また、『パワプロアプリ 』のコンシューマ版とも言うべき『実況パワフルプロ野球サクセススペシャル 』(2016年)や『エレメンタルナイツR 』のNintendo Switch版(2018年)[ 341] など、自前でスマートフォンアプリを他機種に移植することも行われている。『欅のキセキ 』(2017年)[ 342] や『原神 』(2020年、miHoYo)[ 343] などPC版やCS版が同時にリリースされるケースも現れている。
その他、Nintendo Switch にタッチパネルが搭載されていることから、モバイル音楽ゲームの移植も進んでいる。これには『DEEMO 』(2017年)、『VOEZ 』(2018年)、『Cytus α 』(2019年)、『バンドリ! ガールズバンドパーティ! for Nintendo Switch』(2021年)[ 344] 、『アイ★チュウ 』(2022年)[ 345] 、『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト 』(2024年)[ 346] などがある。
またサービス終了したスマートフォンゲームの移植も進んでいる。2023年9月には『ロックマンX DiVE 』の買い切り版である『ロックマンX DiVE オフライン 』がスマートフォンだけでなくSteam にも移植され[ 347] 、2024年1月には『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき 』がPlayStation 4 とNintendo Switch に移植され[ 348] 、2024年2月には『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト 』がSteamに移植され[ 349] (Switch版は前述)、2024年7月には『オンエア! 』がSwitchに移植されている[ 350] 。
またフィーチャーフォン向けゲームでは2020年にジー・モード がそれをNintendo Switch へと移植する「G-MODEアーカイブス 」の展開を開始し(後にSteamへと拡大)、同社の『フライハイトクラウディア 』シリーズ[ 351] や『ビーチバレーガールしずく 』シリーズ[ 352] 、『いづみ事件ファイル 』シリーズ[ 37] 、『mystia 』シリーズ[ 353] 、『ケータイ少女 』シリーズ[ 354] 、『ドラゴン×ドラゴン 』シリーズ[ 355] などがコンシューマやSteamへと移植された。また2021年にはその移植を他社配信の作品へと広げた「G-MODEアーカイブス+ 」の展開を開始し、And Joy (旧元気モバイル)の『探偵・癸生川凌介事件譚 』シリーズ[ 356] や『女神転生外伝 新約ラストバイブル 』シリーズや『サイコミステリー・シリーズ 』などもコンシューマへと移植された[ 357] 。
脚注
関連項目
ゲームシステム
作品テーマ
タイプ
その他
カテゴリ