グリー株式会社(英: GREE, Inc.)は、日本のインターネット企業。コンピュータエンターテインメント協会正会員。ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の「GREE」を運営し、ソーシャルメディア事業の中核としている。
概要
2004年2月21日、創業者の田中良和によって個人的な趣味として一人で開発されたGREEの後の利用者の増加により、個人での運営が困難な規模となったため、運営母体としてグリー株式会社が設立された。
本社は東京都港区に所在する。最初の本社の所在地は東京都港区白金で、1回目の本社移転以降は全て六本木に所在する(4丁目→3丁目→4丁目→6丁目)。
沿革
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 7月 - グロービスキャピタルパートナーズに対して、第三者割当増資を実施。
- 7月 - 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル6Fに本社移転。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2月 - 東京都港区六本木3-5-27 六本木YAMADAビル6Fに本社移転。
- 2008年(平成20年)
- 2010年(平成22年)
- 2013年
- 2017年
- 7月7日 - 欧米市場向けの戦略拠点を担っていた米子会社のGREE International Entertainment(GIE)を同日付で閉鎖し、海外でのゲーム開発事業から撤退すると発表した。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 1月 - REALITY Studios株式会社を設立。REALITY XR cloud株式会社を設立。
- 2024年(令和6年)
- 8月21日 - 後述の持株会社体制に移行する目的で株式会社グリーを設立[10][11]。
- 2025年(令和7年)
- 1月1日 - 2024年9月27日開催予定の定時株主総会での承認を前提として、グリー株式会社はグリーホールディングス株式会社に商号変更すると同時に同社のプラットフォーム事業並びに開発事業を株式会社グリーに同日付で会社分割により承継させる予定[10][11]。
情勢
- 2010年(平成22年) - 2010年度の日本でのCM放送回数が1位になったと、CM総合研究所が報道した(2万4646回)。2位のソフトバンクモバイルの2倍以上。
- 2011年(平成23年)9月9日 - 東証1部の日次の売買代金でトヨタを抜いて連日1位と日経新聞で報道される。また、東京証券取引所の上場企業として時価総額が100位となり「大型株」となったと、日経クイックニュースで報道される。
- 2011年(平成23年)12月6日 - 世界最大級のゲームプラットフォームとなる「GREE Platform」の構築を発表。日本国内のGREEと買収した米OpenFeintを統合、現在の1.5億ユーザーを1年で3億ユーザーに倍増させ、将来的に10億ユーザーを目指すとしている。
- 2012年(平成24年)5月24日 - 「GREE Platform」正式展開開始。
- 2015年(平成27年) - 08年12月に上場して以来、初の最終赤字となった。
関連企業
主なグループ企業
主な関連企業
広告展開・スポンサー番組
現在の提供番組
なし。
過去の提供番組
※太字は一社提供番組。
GREE Labs
毎月、グリー株式会社主催の「オープンソーステクノロジー研究会」が開催される。また、取締役CTOである藤本真樹によるPHPフレームワーク「Ethna」の開発も行っている。
釣りゲー訴訟
特許侵害問題
2018年1月24日、グリーは、フィンランドのゲーム会社Supercell が開発・運営するゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」「クラッシュ・ロワイヤル」2作品に、自社の保有する特許が使用されていると主張し、訴訟を起こした[15]。Supercellは特許侵害を否定しつつも2018年1月4日に本作より一部機能を削除すると発表し、和解が成立したことから2019年1月に本機能は復旧された。グリーは米国連邦裁判所にも提訴しており、連邦裁判所はSupercellに対して2020年9月に約850万ドル(約8億9200万円)の損害賠償支払いを命じ、侵害が故意によるものだったと認定した[16]。2021年5月10日には残りの3件について約9210万ドル(約100億円)の支払いを命じる評決を下した[17]。残り2件が係争中。
脚注
注釈
- ^ 提供読みはハルカ(声 - 日笠陽子)が担っているが、1000年の真宝の途中からはハガン(声 - 山口眞弓)に変わっている。
出典
外部リンク
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関連団体 | |
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