『ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い』(ギルティドラゴン つみりゅうとやっつののろい)とは、バンダイナムコグループから配信されていたiOS、Android用カードゲームRPGアプリ。略称は『ギルドラ』。
本項では『コンプティーク』(角川書店)で連載されていた漫画版『ギルドラG ギルティドラゴン〜罪竜と八つの呪い〜 A GAG CONCEPT』についても解説する。
メディアミックスプロジェクト.hackシリーズの作品で、.hackゲームシリーズとしては第6弾。シリーズ初のスマートフォン用タイトルである。シリーズではじめて『.hack(ドットハック)』の表記がなく、代わりに『A DOTHACK CONCEPT』と書かれている。従来通りの書き方をする場合は.hack//GUILTY DRAGON。
時系列的には2012年(平成24年)にリリースされた.hack//Versusの後に連なる。
シリーズ初のカードゲームRPGで、過去のPCたちがユニット(カード)や敵などとして登場する。カードに描かれるキャラクターは2Dだが、ホーム画面やバトルシーンなどは3DCGによって演出されている。
コンプティークでは4コマ&ショート漫画『ギルドラG ギルティドラゴン〜罪竜と八つの呪い〜 A GAG CONCEPT』が連載されていた[1]。内容はアプリとはあまり関係のないギャグ漫画となっている。また、連載した内容の一部をComic ギルドラ出張所としてアプリ内に掲載していた。
2012年10月9日より2016年3月23日まで、約3年5ヶ月をもってサービス終了した[2]。
2030年、「手軽に『The World』を楽しむ」というコンセプトのもと、携帯端末で遊ぶことを前提に制作された『The World:Armed conflict』のオープンβ版が開始された。
ナビコとココレといった個性豊かな面々と冒険をする主人公は道中、黒いPCに襲われているプレイヤー・エレミアに出会う。その黒いPCはプレイヤー間で「黒ネーム」と呼ばれる謎の存在だった。黒ネームにやられ動かなくなってしまったエレミアの右手を治すため、旅を始める一行。道中、主人公達はPCを襲う謎の赤い影と遭遇する。そして、無事エレミアの右手を治すアイテムを手に入れた主人公達は、エレミアから『The World』に存在するとされる八つのレリーフの話を聞かされ、ファントムと黒ネームとレリーフを巡る旅が始まった。
数々の仲間との出会いと冒険の末、八つの罪竜のレリーフを集めた主人公たちは『世界』の根幹を守る、かつてザ・ワン・シンと呼ばれた「罪竜」と出会った。そこで罪竜に世界を破壊しなければ、世界は黒ネームによって埋め尽くされ、そしていずれは世界から溢れ、現実世界にも影響を与えることを告げられた。苦悩の末、世界=罪竜を破壊した主人公は、「黄昏の鍵(キー・オブ・ザ・トワイライト)」の力を使い世界を再誕させ、「新たなる世界」を再構築した。
プレイヤーはゲームをスタートするとまず以下の順番でキャラクターを作成することになる。すべて自動で選択することも可能。
キャラクターのステータスには以下のようなものがある。
重装・軽装・魔装の3種類の武器と、胴・足・頭・背の4種類の防具がある。装備すると攻撃力や防御力が上昇し、装備したアイテムによって容姿が変化する。ステータスに影響せず容姿のみが変化する「コスチューム」も存在する。
イベントの報酬、秘伝書収集、ガシャなどから入手できる。
WP・DPの回復アイテムや、キャラクター名や容姿を変更できるアイテムなどが存在する。イベント報酬やショップからの購入で入手できる。
ゲーム内通貨。単位は「G(ゴールド)」。冒険やイベントを進める(通常は消費WP相当。特殊エリアではさらにもらえる場合がある)、ボスやファントムを倒した後のゴールドキャッチ、ユニットの売却などで入手できる。主にユニット強化やトレードのユニット交換などに使用する。
冒険中に他のプレイヤーに出会ったり、フレンドを応援すると入手できるポイント。1人につき10APが手に入る。アシストポイントガシャで使用できる。
ユニットには攻撃力、ドロー数、属性、スキルなどが設定されており、組み合わせてデッキを作成する。ユニットの攻撃力やスキルレベルは、アイテムを消費することで強化が可能。
ユニットは、イベント報酬、ガシャ、ユニット錬成(同じレア度のユニット2枚を消費し、同じレア度のユニット1枚をランダムで入手)、他ユーザーとのトレードで入手できる。
また、一度入手したユニットはユニット図鑑から閲覧できる。
作成したデッキを用いて、ユーザーやCPUとデュエルできる。デュエルはマニュアルでユニットを選択していく方法と、そのターンのみオートで行うセミオート、すべてオートに任せるフルオートがある。選択されたユニットなどにより攻撃力が決定され、相手の攻撃力と比較し超過した分の数値から、相手の防御力を差し引いた分がダメージとなりHPが減少する。逆に相手からダメージを受けると自身のHPが減少する。相手のHPを0にした方が勝利となる。
デュエルで攻撃を仕掛けられた場合、コンピューターによりリーダーおよびチャージユニットが選択される(リーダーの選択順はオート時と同じ)。デッキは防衛デッキが使用される。
ファントムやボスといったCPUが使うユニットは色属性、スキル、ドロー数が存在せず、デッキの枚数も極端に多かったり、少なかったりする。
色属性が存在しないため、属性ボーナスが発生しない。また、ドロー数が設定されていないためFBの発動ターンが決まっており、ファントムやボスではデッキが0枚になり次第、魔壁の場合は2ターン目で発動する。それまでにHPを0にできなければ必ず負けとなる。
対プレイヤー戦とは以下のような違いがある。
冒険内のボスやファントムを討伐すると画面上方から下方に向かってゴールドが降ってきて、それを指で触れることでキャッチするボーナスがある。タッチだけでなくスワイプでもキャッチすることができる。ボスでは基本的に1度目の戦闘で討伐した場合のみに発生する。合計金額はイベントやボスごとに増減するが、ゴールドの数は必ず合計10個となっている。
ホーム画面に設置されており、主にここから本編ストーリーやイベントを開始する。冒険は進めるのにWPを消費する。1歩ごとにゴールドや経験値を得られる。
主なイベントは本編と同じく冒険から開始する。
ギルドイベント(GvG、GvD)の場合は専用のアイコンから開始する。
GvDイベントの前哨戦である「竜哭山の洞窟」は冒険から開始する。
秘伝書の欠片を6種類あつめることにより何らかの報酬が貰える。
報酬は装備かユニット、コレクトアイテムなど秘伝書を手に入れたイベント・揃えた回数などによって異なる。
揃えられる回数は秘伝書ごとに異なる。
冒険で拾える欠片は所属国ごとに異なり数種類のみ。足りない部分はデュエルで他のプレイヤーから奪うのが通常の仕様になっている。秘伝書の欠片の所持限界は99枚。
プレイヤー同士が集まって作るグループのこと。ホームの「ギルド」ボタンから「ギルド設立」を選んで設立する。
ギルドではギルド専用掲示板でメンバー同士の交流、WPやDPの上限アップ、追加ログインボーナスなど、冒険を優位に進められるギルドスキルの恩恵が受けられる。また、ギルドに加入することでDPの最大値が+10される。増資でギルドにゴールドを収めることでギルドレベルが上がる。
ギルドに所属すると、ギルドイベント(GvG、GvD)に参加できるようになる。
役職は一般以外、各1人のみ設定できる。
(6.1.0より)
自分の目的に合ったギルド、プレイヤーを検索できる機能。
ギルドレベルを上げるとギルドスキルポイントを獲得できる。ギルドスキルポイントを消費して、ギルドスキルのレベルを上げることもできる。設立時はレベル0。ただし、ギルドスキルポイントの配分ができるのは、ギルドマスターとサブマスターのみ。
通常のイベントとは違い“冒険”からではなく、ホームに専用アイコンが表示されそこから開始する。また、ギルドイベント中は役職者が以下の特殊なスキルを使用できる。
フレンド申請することによりフレンドに登録することができる。
"コイン購入"より、価格と同じだけのコインを購入できる。コインはゲーム内の有料コンテンツに使用できる。
購入したコインやガチャチケットなどを消費し引くことができる。種類も様々あり、ユニット・コスチューム・強化アイテムなどが入手できる。
コインを消費することにより以下のものを購入できる。
この他、期間限定でWPポットミニ、DPポットミニが購入できる場合がある。
冒険内に登場するキャラクターを以下にあげる。ただし、ユニット(カード)のみで『冒険』に登場しないキャラクターは書かないこととする。
属性とはゲーム内における世界観であり、使用武器が異なる。
イベントやボスとして突如、現れる謎の存在。
イベント『管轄外領域』にのみ出てくる謎の存在。
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