Androidでは、アプリはサンドボックスと呼ばれる隔離された環境で実行され、特に権限を与えない限りはシステム上の機能を利用することはできない。個々のアプリには「SDカードの読み書き」や「位置情報の取得」などの権限が設定されており、ユーザーはインストール時にどれだけの権限を必要とするアプリなのかを確認できる。セキュリティソフトベンダー各社から、Android向けのアンチウイルスソフトが販売されている。Googleのオープンソース責任者は「Android、iOS、およびResearch in Motionの『BlackBerry』OSにはアンチウイルスソフトウェアは必要ない」と述べ、モバイル用アンチウイルスソフトの業者を強く非難している[7][8][9]。
Google I/O 2013で、GoogleはGoogle Play Gamesの導入を発表した。 Google Play GamesはAndroid向けのオンラインゲームサービスであり、リアルタイムのマルチプレーヤーゲーム機能、クラウドセーブ、ソーシャルおよびパブリックリーダーボード、実績を備えている。
2021年12月9日に、GoogleはGoogle Play GamesのWindows版を発表し[26]、WindowsでAndroidゲームが楽しめるようになると発表した。2023年4月現在は一部地域でベータ版が配信されている[27]。日本では2023年4月19日にベータ版の配信が開始された[28]。
電子書籍販売サービス。日本では2012年9月25日にサービスが開始された。「Google Play ブックス」というアプリを利用する必要がある。電子書籍のフォーマットにはPDFとEPUBを採用している。また、一部地域では電子教科書の販売を「Google Play Textbooks」として展開している。
Google Play ムービー&TVは、空き状況に応じて購入またはレンタルできる映画やテレビ番組を提供するビデオ・オン・デマンドサービス。2020年10月、Google Play ムービー&TVはGoogle TVに名前が変更された。2024年1月17日、「Google Play ムービー&TV」としてのサービスは終了した。
Play Pass
2019年9月23日、Googleは米国でGoogle Play Passのゲームとアプリのサブスクリプションサービスを開始した。2019年9月の時点で、サブスクライバーは広告やアプリ内購入なしでゲームやアプリにアクセスできる。このプログラムは、アプリ開発者向けの招待制であり、アプリ開発者はサービスを既存のアプリに統合できる。
Google Play Storeを経由しないアプリの配布も認められている。そのため、通信キャリアが運営するマーケット(例えば、dマーケットやau Market、SoftBankピックアップ)、端末ベンダーが運営するマーケット(Galaxy Apps)、それ以外のサードパーティによるマーケット(AppBrain、andronavi、AndroApp、F-Droid、qiip、Tegra Zone)のように多数のアプリマーケットが開設されている。