南箕輪村(みなみみのわむら)は、長野県南部に位置する上伊那郡の村で、県内においては最も人口の多い村である。東西に大きく2つの飛び地になっている。信州大学農学部のキャンパスがある。
地理
村域のランドサット衛星写真。
南箕輪村の風景と経ヶ岳
大芝湖
位置
市街地は伊那谷を流れる天竜川の河岸段丘(古くから河岸段丘とは言われているが、20世紀末頃から断層とする説が有力である)上に位置する。また、西側の飛び地(木曽地域)は中央アルプス北部の経ヶ岳を含む。
村内に中央自動車道伊那インターチェンジが所在し、東京・名古屋からの所要時間はともに約2時間半である。
また、2006年には権兵衛トンネルが開通し、本村と木曽地域との間が約30分で往来できるようになった。
地形
山岳
- 主な山
河川
- 主な川
- 主な渓谷
湖沼
- 主な湖
地域
村内は12の地区に分かれている。ただし大字とは異なるものであり、住所表記上は使用せず番地のみを使用する。
地区
- 久保(くぼ)
- 中込(なかごめ)
- 塩ノ井(しおのい)
- 北殿(きたとの)
- 南殿(みなみとの)
- 田畑(たばた)
- 神子柴(みこしば)
- 沢尻(さわじり)
- 南原(みなみはら)
- 大芝(おおしば)
- 大泉(おいずみ)
- 北原(きたはら)
人口
県内の村では最多。全国の村の中では第7位。人口は微増傾向にあり、2040年の人口推計で、県内の市町村で唯一、人口増加が予想されている。伊那市への通勤率は30.43%(平成27年国勢調査)
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南箕輪村と全国の年齢別人口分布(2005年)
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南箕輪村の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 南箕輪村 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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南箕輪村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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6,660人
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1975年(昭和50年)
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7,676人
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1980年(昭和55年)
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8,877人
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1985年(昭和60年)
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9,910人
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1990年(平成2年)
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10,666人
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1995年(平成7年)
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12,133人
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2000年(平成12年)
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13,404人
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2005年(平成17年)
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13,620人
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2010年(平成22年)
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14,543人
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2015年(平成27年)
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15,063人
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2020年(令和2年)
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15,797人
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総務省統計局 国勢調査より
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隣接自治体
長野県
歴史
近代
- 明治時代
政治
行政
村長
議会
村議会
- 南箕輪村議会
- 議員定数:10人(任期:2027年4月26日まで)
- 議長:原 源次
国会
- 衆議院
施設
大芝公園野球場
警察
- 本部
- 駐在所
消防
- 本部
医療
- 主な病院・医院
- 市川内科クリニック
- 小口接骨院
- 長田内科循環器科医院
- くらた歯科医院
- 髙原医院(整形外科・リハビリテーション科)
- 出羽澤整骨院(鍼・灸・マッサージ)
- 東洋リハビ・療養センター(鍼・灸・マッサージ)
- 南信病院(精神科・心療内科)
- 堀田内科クリニック
- みなわ整骨院
- みらい歯科クリニック
- やなぎさわ歯科クリニック
- ゆりの木クリニック(眼科)
- ホーム動物病院
郵便局
- 主な郵便局
文化施設
運動施設
対外関係
姉妹都市・提携都市
国内
- 姉妹都市
経済
第一次産業
農業
- いちご - 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
- 稲作 - コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
- りんご - 寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
- ブルーベリー
- わさび
- 白ネギ
- アスパラガス
- 農業協同組合
交通
北殿駅
伊那IC出口付近
道の駅大芝高原
フォレスト大芝
鉄道
中心となる駅:北殿駅
鉄道路線
東海旅客鉄道(JR東海)
飯田線:(伊那市)- 田畑駅 - 北殿駅 -(箕輪町)
バス
- コミュニティバス
- 一般路線バス
高速バス
- 中央高速バス - バスタ新宿発着の飯田線が伊那バスストップ(中央道伊那インター、高速上の停留所)、駒ヶ根線が伊那インター前(インター外)に停車。
- 中央道高速バス - 名古屋線(名鉄バスセンター発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
- アルペン伊那号 - 大阪線(大阪梅田発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
道路
高速道路
- 中日本高速道路(NEXCO中日本)
国道
県道
- 主要地方道
- 一般県道
農道
道の駅
教育
日本の村で唯一、国立大学のキャンパスが所在する村である[注釈 1]。
大学
- 国立
高等学校
- 県立
中学校
- 村立
小学校
- 村立
- 南箕輪村立南箕輪小学校
- 南箕輪村立南箕輪南部小学校
保育園
- 南部保育園
- 西部保育園
- 中部保育園
- 北部保育園
- 南原保育園
- たけのこ園(児童発達支援事業所)
職業訓練施設
- 県立
観光
名所・旧跡
- 主な城郭
- 主な神社
- 主な寺院
- 主な遺跡
観光スポット
-
倉田城
-
信州大芝高原・大芝湖
-
大芝荘
-
ふれあい交流センター大芝の湯
文化・名物
祭事・催事
- 田畑半沢ほたる祭り(6月中旬)
- 大芝高原灯ろうまつり(7月上旬)
- 子ども地球サミット(7月下旬から8月上旬)
- 盆正月(田畑地区、8月16日深夜-8月17日早朝)
- 庄屋の家の玄関を封鎖して正月飾りをつけ盆休みの1日延長を求めた故習。100年以上の歴史を持つ[1]。
- 信州大芝高原まつり(8月下旬)
- 信州大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月)
- 南箕輪村産業祭(10月下旬)
- 落葉松祭(信州大学農学部学園祭、11月下旬)
南箕輪村の日
- 南箕輪村の日(2月18日)
- 2013年(平成25年)6月14日、村民が郷土について理解と関心を深め、ふるさとを愛する心を育み、より豊かな郷土を築き上げることを期する日として、2月18日を「南箕輪村の日」として定められた。毎年、村内の保育園や小中学校、介護施設等では村で獲れた農作物を使った特別給食メニューやおやつが振る舞われている。[2]
名産・特産
- 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
- コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
- りんご:寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
- ブルーベリー
- わさび
- 白ネギ
- アスパラガス
スポーツ
バレーボール
出身関連著名人
出身著名人
マスコット
脚注
注釈
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
南箕輪村に関連するカテゴリがあります。
外部リンク