2022年スペイングランプリ(英: 2022 Spanish Grand Prix )は、2022年のF1世界選手権の第6戦として、2022年5月22日にカタロニア・サーキットにて開催。
正式名称は「Fomula 1 Pirelli Gran Premio De España 2022」[1]。
背景
- タイヤ
- 本レースでピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C1、ミディアム(黄):C2、ソフト(赤):C3の固めの組み合わせ。提供されるセット数はハード2、ミディアム3、ソフト8[2]。
ピレリタイヤの組み合わせ
ドライ用
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ウェット用
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C1
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C2
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C3
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インターミディエイト
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フルウェット
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(ハード)
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(ミディアム)
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(ソフト)
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(小雨用)
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(大雨用)
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- DRS:2箇所[3]※( )内は検知ポイント
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- DRS1:ターン9より40m先から(ターン9より86m手前)
- DRS2:ターン16より57m先から(セーフティカーライン1)
エントリーリスト
前戦から変更なし。
エントリーリスト
- 追記
- ^1 - ビップスはFP1のみ、ペレスに代わって走行[5]。
- ^2 - デ・フリースはFP1のみ、アルボンに代わって走行[6]。
- ^3 - クビサはFP1のみ、周に代わって走行[7]。
フリー走行
- FP1[8]
- 2022年5月20日 14:00 CEST(UTC+2)
- トップはシャルル・ルクレール。2位にカルロス・サインツが続きフェラーリの1-2となった。ハースとアルファタウリを除くチームがアップグレードを持ち込み、メルセデス勢はポーパシングに改善が見られた。レッドブルはセルジオ・ペレスに代わりユーリ・ビップス、ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンに代わりニック・デ・フリースをFP1で走らせた。
- FP2[9]
- 2022年5月20日 17:00 CEST(UTC+2)
- トップはFP1に続き、シャルル・ルクレール。次いでメルセデス勢2台が続いた。マクラーレンのランド・ノリスはフロアにダメージを負い走行は6周に留まったほか、アルファロメオのバルテリ・ボッタスはエンジントラブルによりコース上でストップしVSCが導入された。
- FP3[10]
- 2022年5月21日 13:00 CEST(UTC+2)
- トップはシャルル・ルクレール。2位にマックス・フェルスタッペン、3,4位にジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢が続いた。
予選
2022年5月21日 16:00 CEST(UTC+2)(文章の出典[11])
ポールはシャルル・ルクレールでシーズン4度目通算13回目の獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にカルロス・サインツとなった。Q1ではRB18との類似性で物議となっているアストンマーティン2台などがノックアウト。Q2ではアルファタウリ2台やターン12のトラック・リミットによりタイム抹消となったランド・ノリスなどがノックアウト。Q3は1回目のタイム計測でルクレールがシケインでスピンし、フェルスタッペンが暫定ポールについた。2回目のタイム計測ではルクレールが最速タイム更新、一方のフェルスタッペンはDRSに不具合が発生しタイム計測を断念した。
予選結果
- 追記
- ^1 – アロンソは追加のパワーユニットを使用したため最後尾からのスタート[14]
決勝
2022年5月22日 15:00 CEST(UTC+2)(文章の出典[15])
レース結果
優勝はマックス・フェルスタッペン。2位にセルジオ・ペレス、3位にジョージ・ラッセル。
6番手スタートのルイス・ハミルトンを除く全車がソフトをスタートタイヤに選択。3番手スタートのカルロス・サインツは蹴り出しが悪く、ラッセルとペレスに先行された。ターン4では横並びになったハミルトンとケビン・マグヌッセンが接触、マグヌッセンはコースアウト、ハミルトンは左フロントにダメージを負いピットイン。7周目と9周目にはターン4でサインツとフェルスタッペンがそれぞれ突風によりコースアウトし順位を下げた。フェルスタッペンはその後、ペレスに順位を譲ってもらいラッセルに追い付くが、DRSに再び不具合が発生しコース上で追い抜くことが出来なかった。上位勢が1度目のタイヤ交換を終えた直後の27周目、トップ走行中のシャルル・ルクレールはパワーユニットのトラブルによりリタイアした。ルクレールの脱落により、トップ争いとなったラッセルとフェルスタッペンの攻防は、DRSに不具合があったフェルスタッペンが28周目に2度目、45周目に3度目のピットインを行い、ラッセルの前方に戻り逆転した。フェルスタッペンは49周目にもペレスに再び順位を譲ってもらいトップに立った。レース終盤には最後方から追い上げたハミルトンが4位までポジションを上げたが、冷却系に問題が発生したことによりサインツに抜き返され5位になった。
- 追記
第6戦終了時点のランキング
ワールド・チャンピオンシップ
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
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- コンストラクターズ・チャンピオンシップ
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- 注:いずれもトップ5まで掲載。
- 注:ファストテストラップアワードは同数の場合、カウントバック方式がとられている。
脚注
注釈
出典