1992年の映画
1992年の映画(1992ねんのえいが)では、1992年(平成4年)の映画分野の動向についてまとめる。
1991年の映画 - 1992年の映画 - 1993年の映画
出来事
世界
日本
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 都内・京阪神の一部ロードショー館で入場料金値上げ、一般(大人)1700円から1800円へ。
- 6月12日 - 映倫女性事務局員による横領が発覚。
- 7月
- 8月
- 9月
- 9月8日 - にっかつ、東京・ホテルニューオータニで創立80周年記念パーティー開催。
- 9月15日 - にっかつ、創立80周年記念作品『落陽』(伴野朗監督)公開。
- 10月
- 東宝創立60周年行事、興行・宣伝動員コンクールの結果発表。梅田劇場、宇都宮第一東宝、川崎チネチッタ4など全国の入賞館30館を表彰。
- 10月17日 - 東宝スタジオで働いていた監督・スタッフ・俳優らの親睦会、砧同友会発会。東宝スタジオ内で第1回開催。
- 10月28日 - 映倫審査基準研究会に業界関係者も参加し、R指定作品の一部審査基準項目を具体的に明文化。
- 10月29日 - 黒澤明監督が高松宮殿下記念世界文化賞受賞。
- 11月
- 11月25日 - 東宝創立60周年記念「第1回東宝シナリオ大賞」結果発表、授賞式開催。
- 12月
周年
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 1,700円 - 一般入場料金1,800円の映画館が出現(47館)[9][注 1]。
- 映画館・映画別
- 1,699円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[13]銘柄符号 9341「映画観覧料」)[14]
- 入場者数 1億2560万人[15] - 戦後最低を記録した前年(1億3833万人)よりも1273万人減(9.2%減)となり、2年連続戦後最低となった[16][注 2]。邦画が281億3400万円と前年比1.1%増の配給収入となったのに対し、洋画は前年比11.5%減の342億2700万円となった[16]。洋画の中で大きなシェアを持つ米国映画が、高騰する製作費を抑えるために大作連打主義から低予算映画中心の製作体制に変化したことが影響している[16]。
- 興行収入 1520億円[15]
- 出典:「1992年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報』1993年(平成5年)2月下旬号、キネマ旬報社、1993年、143 - 148頁。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
1992年日本映画配給収入トップ10
- 出典:1992年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- 8(1) - #11の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、514頁。ISBN 978-4873767550。
- 8(2)の出典:『キネマ旬報』1993年2月下旬号総決算
- 上記以外の出典:1992年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
全世界興行収入ランキング
1992年全世界興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1
|
アラジン
|
ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
|
$504,050,219
|
2
|
ボディガード
|
ワーナー・ブラザース
|
$411,006,740
|
3
|
ホーム・アローン2
|
20世紀フォックス
|
$358,994,850
|
4
|
氷の微笑
|
トライスター ピクチャーズ
|
$352,927,224
|
5
|
リーサル・ウェポン3
|
ワーナー・ブラザース
|
$321,731,527
|
6
|
バットマン リターンズ
|
ワーナー・ブラザース
|
$266,822,354
|
7
|
ア・フュー・グッドメン
|
コロンビア ピクチャーズ
|
$243,240,178
|
8
|
天使にラブ・ソングを…
|
ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
|
$231,605,150
|
9
|
ドラキュラ
|
コロンビア映画
|
$215,862,692
|
10
|
ウェインズ・ワールド
|
パラマウント映画
|
$183,097,323
|
- 出典:“1992 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月15日閲覧。
北米興行収入ランキング
1992年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1.
|
アラジン
|
ディズニー
|
$217,350,219
|
2.
|
ホーム・アローン2
|
20世紀FOX
|
$173,585,516
|
3.
|
バットマン リターンズ
|
ワーナー・ブラザース
|
$162,831,698
|
4.
|
リーサル・ウェポン3
|
ワーナー・ブラザース
|
$144,731,527
|
5.
|
ア・フュー・グッドメン
|
コロムビア
|
$141,340,178
|
6.
|
天使にラブ・ソングを…
|
タッチストーン
|
$139,605,150
|
7.
|
ボディガード
|
ワーナー・ブラザース
|
$121,945,720
|
8.
|
ウェインズ・ワールド
|
パラマウント
|
$121,697,323
|
9.
|
氷の微笑
|
トライスター
|
$117,727,224
|
10.
|
プリティ・リーグ
|
コロムビア
|
$107,533,928
|
- 出典: “1992 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月24日閲覧。
フランス観客動員数ランキング
- 氷の微笑
- リーサル・ウェポン3
- 美女と野獣
- ボディガード
- フック
- インドシナ
- 愛人/ラマン
- 1492 コロンブス
- 野性の夜に
- JFK
- 出典:“FRANCE 1992 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月23日閲覧。
日本公開映画
1992年の日本公開映画を参照。
受賞
誕生
死去
脚注
注釈
- ^ 『戦後値段史年表』は1,800円[10]。
- ^ ただし、1994年にワースト記録を更新する。
- ^ 145ページの1992年邦画各社配給本数は東映が合計23本となっている、また、148ページでも東映は23本配給と書かれている。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は14.1億円となっている[17]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は12.0億円となっている[17]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は17.5億円となっている[17]。
出典
参考文献
- 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
- 日活『日活100年史 = Nikkatsu-celebrating 100 years of history』日活、2014年3月。全国書誌番号:22411179。
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30年代 | |
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2000年代 | |
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