1952年の映画(1952ねんのえいが)では、1952年(昭和27年)の映画分野の動向についてまとめる。
1951年の映画 - 1952年の映画 - 1953年の映画
出来事
世界
日本
- 外国映画、特にアメリカ映画の新作が本国と同時に公開されるようになった。
- 1月
- 米国映画メジャーの日本支社復活。
- 1月16日 - 富士フイルム、不燃性フィルムの生産を開始。
- 1月25日 - 外国映画輸入協会設立。
- 1月29日
- 松竹研究生・三國連太郎、東宝と映画『戦国無頼』出演の仮契約を結ぶ。紆余曲折を経て、3月19日、松竹が三國を解雇(詳細は三國連太郎引き抜き参照)。各社スターの引き抜きが激しくなる。
- 東宝洋画チェーン(T・Y)結成[注 3]。同月、東京・新宿東宝劇場、洋画封切館に転向、T・Yチェーンに参加。
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 東宝、教育映画製作中止と〔関係する〕全従業員の整理を発表。
- 6月2日 - 大阪・北野劇場は〔米国進駐軍による〕接収が解除され、21日にリニューアル再オープン[24]。
- 7月
- 7月15日 - 大蔵省、オリンピック後援会申請の英国映画『鷲の谷』[25]の輸入を許可。
- 7月27日 - 奈良県興行協同組合と配給各社の映画料(上映権利料)の交渉決裂、興協配下の33館が28日から3日間一斉休業。
- 8月
- 名古屋日活劇場オープン、日本初のアメリカ式の劇場。
- 8月5日 - 映画監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ来日。
- 8月8日 - ラジオ受信契約数が1000万を突破。
- 8月31日 - 大蔵省より外国映画の審査を東京税関でする旨の通達。
- 9月
- 日活、『日活四十年史』発行。
- 9月2日 - 東京・浅草宝塚、浅草宝塚地下劇場オープン。東宝系劇場、念願の浅草進出果たす。
- 9月4日
- 米国戦前の大作『風と共に去りぬ』(ヴィクター・フレミング監督)を600円という非常に高額な料金で公開[注 6]。東京・有楽座では大ヒットしたが、大阪では大失敗。
- 日本興行組合連合会(興連)映画料金適正化対策委員会、邦画5社・外画11社に対し、単売制から歩合制への移行、白黒映画40%・天然色映画50%の歩率励行を要求。19日、邦画5社、興連の要求に対し、拒否回答。
- 9月20日 - 東映本社、東京・京橋の第一相互別館に移転[32]。
- 9月30日 - 東映、東京西新橋・飛行館東映劇場の営業を廃止、残る直営館は3館。
- 10月
- 11月
- 12月
周年
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 130円(東京の邦画封切館)[39]
- 映画館・映画別
- 122円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[40] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[41]
- 入場者数 8億3227万人
各国ランキング
日本配給収入ランキング
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、96頁。ISBN 978-4873767550。
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、97頁。ISBN 978-4873767550。
日本公開作品
受賞
生誕
死去
脚注
注釈
- ^ 映画DBのallcinemaでは「名誉賞」[3]、『昭和広告60年史』では「外国作品特別賞」となっている。また、『東宝五十年史』では日付が「1月31日」となっている。
- ^ 『年表・映画100年史』では「銀賞」、『松竹九十年史』では「監督賞」となっている。
- ^ 〔引用者註〕『東宝五十年史』では「東京洋画チェーン」となっていたが、『東宝75年のあゆみ』では「東宝洋画チェーン」となっている。『東宝五十年史』の誤植を『東宝75年のあゆみ』で訂正したと考え、「東宝洋画チェーン」を採用した。
- ^ 『松竹九十年史』では、『君の名は』は6月開始となっている。
- ^ 『東宝五十年史』では「(前略)ヒット 以降社長シリーズ三十六作に続く」となっている。
- ^ 『東宝五十年史』では「9月3日公開」となっているが、映画DBの「9月4日公開」を採用した[28][29]。
- ^ 『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集』では、公開無期延期の理由を「米軍基地を批判的に描いた」ためとしている。
- ^ 〔引用者註〕『映画年鑑 1954年版』では、「マースMPEA副社長」となっているが、「副会長」に変更した。
出典
参考文献
外部リンク
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