高円寺駅(こうえんじえき)は、東京都杉並区高円寺南四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
運転系統としては、急行線を走る中央線快速電車、及び緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。但し中央線快速電車は平日ダイヤ時のみ停車する(「中央線快速#快速停車駅について」も参照)。また、中野駅から乗入れる地下鉄東西線も停車する。駅番号は中央線快速電車がJC 07、中央・総武線各駅停車がJB 06。
特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
急行線・緩行線それぞれに島式ホーム1面2線、計2面4線を有する高架駅である。直営駅[2]で指定席券売機が設置されている。地平部に1ヶ所改札口を備えており、改札口は駅の北側・南側両方と行き来出来る通路に面している。また、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝はインターホンによる案内となる[3]。
ホームと改札階(1階)との間にはエレベーターとエスカレーターが設置されている。多機能トイレを併設したトイレは改札内にあり、その入口には阿波踊りのシルエットが描かれている。
ホーム下の改札外には、Dila高円寺を中心とする飲食・物販店等が設置されている[8][9]。駅北口はホテルメッツ高円寺などが入るビルと一体化している。
(出典:JR東日本:駅構内図)
駅周辺で毎年8月に「東京高円寺阿波おどり」が開催されていることにちなみ、1・2番線では2004年から阿波踊りの囃子をアレンジした発車メロディを使用している。当初は8月中限定であったが、2016年8月1日からはアレンジを変更の上、通年で使用されている[報道 2]。2016年から使用されているバージョンはジーアングル制作で、編曲は松本健が手掛けた[10]。
3・4番線では日本電音制作の汎用メロディを使用している[11]。
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は46,069人である。JR東日本管内の駅では新大久保駅に次いで第96位。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
住宅街が広がっており、駅周囲には多くの大規模商店街がある。北口には高円寺純情商店街、南口には高円寺パル商店街、高円寺ルック商店街などがある。下北沢ほどではないが個性的な古着屋が集積している[12][13][14]。小さなライブハウスも多く[15]、特に休日になると多くの若者で賑わう。
この他高円寺駅から中野、阿佐ケ谷駅方向の中央線高架下スペースには、多数の各種店舗や倉庫等が入居している。阿佐ケ谷駅との間の高架下では2020年4月1日、「alːku(アルーク)阿佐ヶ谷」が開業した[報道 6]。
運行会社は、高43・60・63・70と赤31-1は関東バス単独、赤31は関東バス及び国際興業バスの共同運行、高45は関東バス及び京王バスの共同運行、赤31-2は国際興業バス単独である。
駅前を発着する以下の路線の他、駅東側の環七通り上に都営バスの「高円寺駅入口」停留所があり(外回り方向は関東バス「高円寺中学」・国際興業バス「高円寺中学校」と共用)、王78(新宿駅西口行・杉並車庫前行 / 王子駅前行・大和町行)が経由している。
北口ののりばに関しては関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている番号である[17]。