藤澤 一就 (ふじさわ かずなり、1964年8月12日 - ) は、日本棋院東京本院所属囲碁棋士、八段。東京都出身。
父は藤沢秀行名誉棋聖、長女は女流四冠などを達成した藤沢里菜五段。従兄にタイトル数7期の藤沢朋斎九段がいる。
略歴
1977年に院生となり、1981年日本棋院初段。以後昇段を重ね、1999年より八段となる。1990~1994年、2002~2008年の間、日本棋院常務理事を務める[1]。
棋士育成
長年にわたる棋士育成に定評があり、2021年12月に「長所を伸ばす育成方針が実を結び、囲碁界に新風を吹き込んだ」として第39回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を受賞した[2]。父の秀行、娘の里菜も過去に同賞を受賞していて、三代にわたる受賞となった。2022年現在、門下より12名の棋士を輩出している。
2000年に新宿区歌舞伎町1丁目に開設した新宿こども囲碁教室は、在籍生徒数約200人。ここで育った院生は20数名おり、これは院生全体の3分の1以上を占める。
2007年には、「強いプロを育てる」を目標に、プロ志望の子どもに早期からの教育を行う天豊道場を、教室とは別に東新宿で開設した[1]。道場の命名は藤沢の父・藤沢秀行による[3]。道場には、指導のため高尾紳路九段や結城聡九段、坂井秀至八段などが頻繁に訪れている[4]。開設当初は秀行も指導に訪れていた[3]。
出演
ニコニコ生放送
- Men's Knuckle カズアキの目指せ1000人斬り!(2010-2011)
- 囲碁少女15(-2013)
- ニコスト -niconico stones-
- ヒカルの碁 鑑賞会
その他
脚注
出典
外部リンク