結城郡(ゆうきぐん)は、上古、天富命が穀の木を栽培した地と伝えられる下総国(茨城県)の郡、現在の結城郡は以下の1町よりなる。
人口20,293人、面積58.99km²、人口密度344人/km²。(2025年3月1日、推計人口)
『古語拾遺』によれば、神武東征において橿原宮を造営した天富命が、阿波国に続いて房総を開拓し、穀の木の生育した当地は「結城郡」と言われた。古代より、ふさ(麻)やゆう(コウゾ属の繊維)の産地として「総の国」のゆうきと呼ばれ、令制国の下総国に属した。
当初の郡域は以下の通り。のちに編入された郡域については、岡田郡・豊田郡の項目を参照。
葛飾郡|相馬郡|千葉郡|印旛郡|香取郡|埴生郡|海上郡|匝瑳郡|結城郡|猿島郡|豊田郡|岡田郡
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平郡|安房郡|朝夷郡|長狭郡
*印は消滅。