松野 信夫(まつの のぶお、1951年6月2日 - )は、日本の政治家、弁護士。衆議院議員(1期)、参議院議員(1期)、法務大臣政務官(野田第2次改造内閣)を務めた。
来歴
東京都中野区生まれ(本籍地は熊本県上益城郡甲佐町)。東京学芸大学附属小金井中学校、東京都立西高等学校、東京大学法学部卒業[1]。大学卒業後、損害保険会社勤務を経て、1979年に司法試験に合格。司法修習を経て1982年に弁護士登録を行い、熊本共同法律事務所に入所[1]。司法修習34期の同期に山口那津男(公明党代表・参議院議員)、伊東秀子(元日本社会党衆議院議員)、谷垣禎一(前自由民主党総裁・衆議院議員)、千葉景子(元民主党参議院議員・法務大臣)。1994年にくまもと法律事務所を開業し、所長となる[1]。開業後、地元である熊本県で水俣病やハンセン病の問題に取り組む。1997年に熊本県弁護士会副会長に就任した[1]。
2000年、第42回衆議院議員総選挙に民主党公認で熊本2区から立候補したが、保守党現職で同党幹事長の野田毅にダブルスコアの大差で敗れる。2003年、第43回衆議院議員総選挙に再び熊本2区から民主党公認で立候補。選挙区では林田彪に敗れるが、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、初当選した。2005年の第44回衆議院議員総選挙では自由民主党の野田毅に再び敗れ、落選。落選後も引き続き熊本2区からの立候補に意欲を示していたが、小沢一郎民主党代表(当時)の要請を受けて2007年の第21回参議院議員通常選挙に熊本県選挙区から立候補し、自民党の三浦一水らを破り当選した。熊本県選挙区で自民党候補者の敗北は平成元年(1989年)の第15回参議院議員通常選挙以来のことだった。
2008年7月から民主党熊本県総支部連合会代表を務める。
2010年10月、第22回参議院議員通常選挙敗北を受けて県連代表を辞任し、常任顧問に就任。
2012年6月、野田第2次改造内閣で法務大臣政務官に任命[2]。
同年12月16日、第46回衆議院議員総選挙で民主党が大敗したことで、衆参合わせて熊本県の選挙区から選出された唯一の民主党議員になった。
2013年7月21日の第23回参議院議員通常選挙にて自民党の馬場成志の得票率60.6%の450,617票に対して、得票率29.8%の221,553票で2倍以上の得票差で敗れて落選した[3]。
2021年11月3日、秋の叙勲において旭日中綬章を受章[4][5]。
2023年、立憲民主党熊本県総支部連合会顧問に就任[6]。
政策・主張
人物
所属団体・議員連盟
脚注
関連項目
外部リンク
|
---|
第1回 (定数4) |
|
---|
|
定数1 (第19回以降) |
|
---|
↓:途中辞職、失職、在職中死去など、↑:補欠選挙で当選。 |