振老駅(ふらおいえき)は、かつて北海道天塩郡天塩町字下サロベツに設置されていた、日本国有鉄道羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はフラ。事務管理コードは▲121630[2]。
一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で上下各1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車)[3]。
歴史
駅名の由来
所在地名より。アイヌ語に由来するが諸説あり、「フラウェンイ(hura-wen-i)」(臭い・よくない・所[=川])や[7][8]、「フラオイ(hura-oi)」(臭い・ある(・川))[9]などの説が紹介されている。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(幌延方面に向かって左側)に存在した。
無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、力昼駅や更岸駅、北川口駅とほぼ同型の[10]カプセル駅舎となっていた[11]。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム南側とを結ぶ通路で連絡した[11]。
駅周辺
駅跡
2001年(平成13年)時点で、かつての駅構内の施設、及び線路は全て撤去されている[12]。2010年(平成22年)時点でも同様であった[13]。空き地になっている。
また、2011年(平成23年)時点で駅跡附近の沢に掛かっていた橋梁の、鉄骨製の桁が残存している[10]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 羽幌線
- 北川口駅 - 振老駅 - <作返仮乗降場> - 幌延駅
- かつて北川口駅と当駅との間に西振老仮乗降場(にしふらおいかりじょうこうじょう)が存在した(1956年(昭和31年)5月1日開業、1970年(昭和45年)9月7日廃止)。
脚注
関連項目