天塩大沢駅(てしおおおさわえき)は、北海道苫前郡初山別村字大沢にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はテオ。事務管理コードは▲121621[2]。
一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[3])。
歴史
駅名の由来
所在地名より。「奥羽本線に同名駅があるため[4]」として(このほか上越線にも存在する)、旧国名の「天塩」を付した[4]。
「大沢」の由来について1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では、「アイヌ語の『オヤノ・フチ・ナイ』(大沢の意)」からとしている[4]。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、構内の西側(幌延方面に向かって左手側)に存在した[5]。
開業時からの無人駅であり、ホームと待合所のみという構造で、駅舎は存在しなかった[5]。
駅周辺
駅跡
1999年(平成11年)時点で駅施設は全て撤去されており、跡形も無い[6]。2010年(平成22年)時点[7]、及び2011年(平成23年)時点でも同様であった[8]。原野と化している。
また、2011年(平成23年)時点では駅跡附近のオヤルフツナイ川に橋梁が残存している[8]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 羽幌線
- 豊岬駅 - 天塩大沢駅 - 共成駅
参考文献
脚注
関連項目
外部リンク