鬼鹿駅(おにしかえき)は、かつて北海道(留萌管内)留萌郡小平町字鬼鹿港町1区に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はオカ。事務管理コードは▲121607[2]。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた、急行「はぼろ」の停車駅であった。
歴史
駅構造
廃止時点で、単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[3]。互いのホームは、駅舎側ホーム中央と島式ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[3]。駅舎側単式ホーム(西側)が下り線、島式ホーム(東側)が上り線となっていた(番線表示なし)[3]。島式ホームの外側1線は、側線として残っており、そのほか島式ホームの外側の側線から分岐した側線を1線、また下り線の幌延方から分岐し駅舎北側の切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[3]。
職員配置駅となっており、駅舎は構内の西側に位置し、単式ホーム中央部に接していた。
駅名の由来
当駅が所在する地名より。地名は、アイヌ語の「オ・ニウシ・カ・ペツ」(川下の森を流れる川)に由来する。
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は160人[3]。
駅周辺
駅跡
1999年(平成11年)時点で、町営住宅の敷地になっている[4]。
また、2011年(平成23年)時点で駅附近の小種子川にはコンクリート造りの橋台及び翼壁が残存している[5]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 羽幌線
- 大椴駅 - <富岡仮乗降場> - 鬼鹿駅 - <千松仮乗降場> - 力昼駅
脚注
関連項目