影山 雅永(かげやま まさなが、1967年5月23日 - )は、福島県出身の元サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダー。(JFA 公認S級コーチ)アジアサッカー連盟AFC公認プロフェッショナル・ディプロマコーチライセンス習得AFCプロ
来歴
福島県立磐城高校卒業後、筑波大学入学。蹴球部の同期に井原正巳や中山雅史らがいる。大学在学中はそれほどの活躍を残すことが出来ず、一時は選手続行を諦め、指導者の勉強を始める決断を下し、筑波大大学院の受験をし合格する。そこへ、日本サッカーリーグ1部の古河電工(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)から誘いを受け、大学院を休学しながら現役を続行した。
Jリーグ開幕後もそのまま市原に在籍し開幕戦スタメン出場を果たし、レギュラーとして活躍した。1995年に浦和レッドダイヤモンズへ移籍するも出番はなく、1996年にジャパンフットボールリーグ所属のブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)へ移籍、同年限りで現役引退。
引退後は籍を残してあった筑波大学大学院に復学。同時に日本代表スタッフとして1998 FIFAワールドカップ・アジア予選、1998 FIFAワールドカップにおいて相手国の分析(スカウティング)を担当。
大学院修了、ワールドカップ終了とともにかねてからの願望であったドイツへ留学。ケルン体育大学の学生として籍を置きながら、地元クラブ1.FCケルンのB-Jugend (U-16) のコーチとして経験を積んだ。
その後、日本サッカー協会技術副委員長を務めていた今西和男との縁で、2001年からサンフレッチェ広島F.Cトップチームコーチに就任。2003年からは小野剛の参謀として活躍、2005年にはアジアサッカー連盟管轄内でプロのコーチとして指導することができるプロフェッショナル・ディプロマコーチライセンス(日本だとJFA 公認S級コーチと同格ライセンス)を習得。
2006年から日本サッカー協会スタッフとしてアジア各国に派遣される。同年2月1日から2008年1月までサッカーマカオ代表監督。
2008年よりシンガポールU-16代表監督に就任。既にAFC U-16選手権2008 (予選)を通過していたチームをAFC U-16選手権2008本大会で指揮するが、3敗全敗(1得点14失点)であった。
2009年、ファジアーノ岡山のヘッドコーチに就任。2010年シーズンより岡山の監督に就任。2010年の年間順位は17位に引き上げると2011年にはさらにチームを13位まで引き上げ、2012年には年間8位とチームの成績を上げるのに貢献したものの2013年には12位、2014年には8位と結局チームは岡山のJ1昇格を果たせないまま2014年シーズンをもって岡山の監督を退任した[1]
2017年、U-20日本代表監督に就任[2]。2018年のアジア予選を突破して2019年のFIFA U-20ワールドカップ、ポーランド大会への出場権を得るのに貢献したが[3]、アジア予選準決勝にてサウジアラビア代表に2-0で敗れた。この試合で影山は先発メンバーを9人変更ししかもこの時点で試合では初めてとなる3バックを試し、失敗を認めることになった[4]。
所属クラブ
指導歴
- 1997年 - 1998年 : 日本代表テクニカルスタッフ
- 1998年 - 2000年 : 1.FCケルンB-Jugend(U-16)コーチ
- 2000年 : U-19日本代表テクニカルスタッフ
- 2001年 - 2005年 : サンフレッチェ広島F.Cトップチームコーチ
- 2006年2月 - 2007年 : マカオ代表監督
- 2008年 : シンガポール U-16代表監督
- 2009年 - 2014年ファジアーノ岡山
- 2009年:ヘッドコーチ
- 2010年 - 2014年: 監督
- 2015年 :JFA地域ユースダイレクター/ナショナルトレセンコーチ/インストラクター
- 2017年 - 2021年 :U-20日本代表監督
- 2022年 - JFAユース育成ダイレクター
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本 |
リーグ戦 |
JSL杯/ナビスコ杯 |
天皇杯 |
期間通算
|
1990-91 |
古河 |
18 |
JSL1部 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
9 |
0
|
1991-92 |
JR古河 |
21 |
2 |
0 |
0 |
3 |
0 |
24 |
2
|
1992 |
市原 |
- |
J |
- |
0 |
0 |
3 |
0 |
3 |
0
|
1993 |
29 |
1 |
6 |
0 |
3 |
0 |
38 |
1
|
1994 |
25 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
27 |
1
|
1995 |
浦和 |
0 |
0 |
- |
0 |
0 |
0 |
0
|
1996 |
B仙台 |
5 |
JFL |
19 |
2 |
- |
3 |
1 |
22 |
3
|
通算 |
日本 |
J
|
54 |
2 |
8 |
0 |
6 |
0 |
68 |
2
|
日本 |
JSL1部
|
30 |
2 |
0 |
0 |
3 |
0 |
33 |
2
|
日本 |
旧JFL
|
19 |
2 |
- |
3 |
1 |
22 |
3
|
総通算
|
103 |
6 |
8 |
0 |
12 |
1 |
123 |
7
|
その他の公式戦
脚注
- ^ a b c 『影山雅永監督 退任のお知らせ』(プレスリリース)ファジアーノ岡山(J's GOAL)、2014年11月28日。http://www.jsgoal.jp/official/00182000/00182218.html。2014年11月28日閲覧。
- ^ 『U18代表は影山雅永氏、U15は有馬氏が監督就任』(プレスリリース)2017年1月20日。https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1767568.html。2017年3月27日閲覧。
- ^ “「センセーショナルな一撃!」「力の差は歴然」FIFA公式がU-19日本代表の“ポーランド行き”を詳報 | サッカーダイジェストWeb”. www.soccerdigestweb.com. 2018年11月1日閲覧。
- ^ 「U-19日本代表監督、先発9人変更&3バック採用の失敗認める 「選手の個性を出せると…」」『』。2018年11月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
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リバーフリーキッカーズ | |
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ファジアーノ岡山FC |
- 柴岡富美男 2003
- 山下立次 2004 - 2006
- 手塚聡 2007 - 2009
- 影山雅永 2010 - 2014
- 長澤徹 2015 - 2018
- 有馬賢二 2019 - 2021
- 木山隆之 2022 -
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