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「宮城交通観光バス」はこの項目へ転送されています。子会社については「ミヤコーバス」をご覧ください。 |
宮城交通株式会社(みやぎこうつう、英文社名: Miyagi Transportation. Co., Ltd. )は、宮城県仙台市泉区に本社を置き、仙台市内を拠点に乗合バス・貸切バス事業などを営むバス事業者である。名鉄グループに属する。
仙台都市圏の一般路線バスおよび、仙台などを発着地とする中長距離路線バスを運行する。かつては宮城県内全域でバス事業を行っていたが、後に地域ごとに分社し、仙台近郊のバス事業と高速バス事業を中心に営業している。子会社のミヤコーバスなど関連会社と共にミヤコーグループ (Miyakoh Group) を形成している。
概要
予想される輸送量の減少に備え、合理的な運営を図るため経営統合が企図され、1970年10月1日に宮城バス・宮城中央バス・仙南交通が合併して宮城交通を設立し、宮城県内の全域を網羅する交通企業となった。また関連事業として蔵王ハイライン(有料道路)の管理を行っている。
近年では人手不足が深刻化しており[2]、2017年10月にはそれまで仙台市営バスの並走区間・営業譲受路線において適用されていた仙台市交通局賃率への準拠を取りやめ、全区間で自社賃率に切り替えを行うこととした。これに合わせて自社賃率の引き上げも行うこととなり、10円〜50円程度の運賃値上げとなった(初乗り170円区間は150円に値下げ)[3]。
交通安全のためデイライト運動を実施しており、昼夜問わず常時点灯を行うとともに、バス車両には「ライト点灯中」と表示している。
沿革
統合まで
統合した各社の詳細については、各社の項目(#前身会社)も参照。
統合後
事業会社新設後
株式会社ミヤコー
- 2000年(平成12年)10月1日: 宮城交通株式会社、宮交開発株式会社が合併し、株式会社ミヤコーに商号変更[4]。 同時に事業会社として新宮城交通株式会社を設立してバス事業等を譲渡[4](譲渡後に新宮城交通から宮城交通へ商号変更)。
- 2001年(平成13年)4月1日: 宮城交通観光バス株式会社が、株式会社宮城交通トラベル、宮交商事株式会社を吸収合併した上で、宮交観光サービス株式会社に商号変更するとともに、事業内容を旅行業へ変更し貸切バス事業から撤退(存続会社は宮城交通観光バス)[5]。
- 2003年(平成15年)7月7日: 本社を青葉区昭和町(北仙台)から泉区泉ヶ丘に移転。
- 2007年(平成19年)1月1日: 宮交気仙沼バスを株式会社ミヤコーバスに改称、宮城交通以外のグループ会社の全路線バス事業を譲受させ、各路線バス会社を清算。宮交自動車整備株式会社、株式会社宮交アド保険が統合し、宮交整備アド保険株式会社に商号変更。
宮城交通株式会社
- 2000年(平成12年)10月1日: ミヤコーの子会社として、新宮城交通株式会社を発足[4]、ミヤコーからバス事業などを譲受[4]。即日商号変更を実施し、宮城交通株式会社となる[4]。
- 2002年(平成14年)
- 3月:仙台市がオムニバスタウンに指定され、オムニバスタウン事業を開始。
- 10月7日: 仙台市交通局より仙台泉地区のバス路線(3路線、15系統)の讓受、泉営業所(2代)開設。
- 2003年(平成15年)7月7日: 本社を青葉区昭和町(北仙台)から泉区泉ヶ丘に移転。北仙台ターミナル廃止。
- 2004年(平成16年)3月30日: 仙台市交通局より宮城学院線・尚絅学院大線(2路線、4系統)を讓受。
- 2005年(平成17年)
- 9月: 海岸線、亘理線、鳥の海線廃止(亘理町、山元町より撤退)。
- 10月1日: 宮交観光サービス山形営業所を宮城交通管轄に変更。山形 - 仙台空港線、山形 - 仙台線を担当。
- 2006年(平成18年)
- 3月1日: 貸切バス事業を再編、宮交観光サービスを統合。観光サービス本社(旧宮城交通泉案内所)は宮城交通仙台北営業所となる。
- 4月: バスロケーションシステム「どこバス仙台」運用開始。
- 7月1日: 塩釜営業所利府車庫と富谷営業所泉中央車庫を統合、泉営業所野村車庫開設。
再統合後
- 2007年(平成19年)
- 4月1日: 株式会社ミヤコーが宮城交通株式会社を吸収合併。「宮城交通株式会社」に商号変更。
- 10月1日: 名取営業所の路線をミヤコーバスへ移管。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)10月6日: 宮交仙台高速バスセンターが新装オープン[6]従来はほぼ同じ場所に単独の建物で「宮交高速バス総合案内所」と称していた。
- 2010年(平成22年)
- 4月1日: 仙台市営バス東仙台営業所の一部業務委託のために新寺出張所を開設、同出張所の仙台市宮城野区・青葉区のバス路線の運転業務および車両管理業務受託開始(新寺受託出張所開設)。
- 7月16日: 長町定期券販売所を移設し、地下鉄長町南駅乗車券販売所とする。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)4月1日: 仙台市営バスの受委託事業所を振替実施(岡田受託出張所→新寺受託出張所に事実上移転)[注釈 2]。
- 2013年(平成25年)4月1日: 仙台市交通局霞の目営業所の受託に先立ち、本体との振り替え実施までの暫定処置として、同新寺出張所と霞の目分室の受託を開始し、併せて霞の目受託出張所を開設。
- 2015年(平成27年)12月6日: 宮城交通の一般路線全線、高速路線:高速仙台山形線・上山線において、ICカード乗車券「icsca」を導入[9]。
- 2016年(平成28年)3月26日:交通系ICカード全国相互利用サービスによる、icscaとSuicaの仙台エリアでの相互利用を開始。
- 2017年(平成29年)
- 2月13日:路線バスの運賃改定を国土交通省に申請[10][11]。
- 3月31日:かつて発行されていた、高速バス路線用の有効期限のない回数区間券の使用を停止。4月1日より1年間、払い戻しの受付を行う。共同事業者側で発行したものは、共同事業者側での対応となる。ミヤコーバス発行分についても、当社では扱わず、ミヤコーバスの窓口での対応となる。
- 5月26日:2月13日に申請していた路線バスの運賃改定を、当初の2017年7月1日予定から同年10月1日以降の実施予定と延期することを発表[12][13]。
- 10月1日:運賃改定。概ね10円〜50円程度の値上げとなる。仙台市交通局賃率の準拠を取りやめるため、仙台市内の初乗り170円区間は150円に値下げとなる[3]。
- 2018年(平成30年)1月:仙台市青葉区上杉2丁目にバス駐車場開設。主に県庁市役所前発着便の待機に使用される。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)11月23日:同年10月1日の創立50周年に合わせ、記念事業の一環としてデザイン一般公募[18]によるラッピングバスの運行を開始(2022年(令和4年)3月末まで運行予定)[19]。
- 2021年 (令和3年)
- 2022年(令和4年)10月1日:仙台都心循環バス「まちのり『チョコット』withラプラス」[23]と宮城野原エリア新路線(虹の丘団地線を仙台駅前から宮城野原駐車場まで延伸)の運行を開始[24]。
- 2023年(令和5年)
営業所・出張所・案内所
特記以外は、全て宮城県内に所在する。
統廃合された出張所・案内所
- 川崎案内所
- 所在地:柴田郡川崎町前川北原22-1
- 2015年12月5日をもって閉鎖。
- 岡田受託出張所
- 所在地:仙台市宮城野区蒲生前通12-1
- 仙台市営バス霞の目営業所岡田出張所内に所在した管理受託のための事業所。
- 東日本大震災で被災したため業務を停止。2012年4月1日より新寺受託出張所が復活する形で事実上機能移転ののち、2013年4月の更新時に、かつて当出張所が受託した路線も新寺受託出張所での契約となった。
- 新寺受託出張所
- 所在地:仙台市若林区新寺一丁目1-30
- 仙台市営バス霞の目営業所新寺出張所内にある管理受託のための事業所。
- 2010年4月、仙台市交通局東仙台営業所新寺出張所開設と同時に設置。
- 2011年6月、受託事業所の振替に伴い、東仙台受託営業所として移転する形で新寺受託出張所が廃止。
- 2012年4月、事実上岡田受託出張所が機能移転する形で復活。
- 2015年12月6日、霞の目受託出張所と統合。
駐車場等
いずれも折り返し待機専用の車庫で、車両・乗務員の配置はない。高速車やミヤコーバスも入庫する。
- 小田原車庫
- 所在地:仙台市宮城野区小田原一丁目2-19(宮交観光サービスの本社事務所を併設)
- 市内各方面からの路線バスの折り返し待機・休憩所として使用されている。また、一部高速バスの休憩所ともなっている。
- 北根車庫
- 所在地:仙台市青葉区北根二丁目
- かつては、長町方面からの路線バスは北仙台駅近くにあった北仙台ターミナル(旧本社に隣接)を起点に運行していたが、北仙台ターミナルの廃止に伴い車両待機所としての機能が北根車庫へ移転した。現在は主に仙台発着の高速バス折り返し待機・休憩所として使用されており、福島交通や山交バスの仙台側休憩所ともなっている。
- 構内に「北根三丁目」停留所があり、北根三丁目始発の唯一の路線であった仙台港線仙台港フェリーターミナル行のみ発車(他の路線では別位置にある「北根三丁目」停留所を使用する)していた。2011年4月18日のダイヤ改正で、始発地が地下鉄泉中央駅に変更となった(現在は仙台駅前発着に変更)が、その後も一部の便は当停留所発となっている。
- 上杉駐車場
- 所在地:仙台市青葉区上杉二丁目10-20(旧勝山ボウリングクラブ跡地南西部)
- 県庁市役所前発着路線バスの折り返し待機・休憩所として使用されている。現在はマンション建設の為廃止。
- 仙台市交通局木町通駐車場
- 所在地場所…仙台市青葉区支倉町3-45
- 県庁市役所前発着路線バスの折り返し待機・休憩所として一番奥の2台分だけ使用している。
- (宮城球場駐車場)
- 所在地:仙台市宮城野区宮城野
- 以前は仙台駅周辺のバス路上駐車対策のため仙台市交通局新寺駐車場が他事業者用駐車場として使用されていたが、出入庫時の渋滞の影響等により当駐車場へ変更されている。
乗車券発売所
- 地下鉄長町南駅乗車券販売所
- 所在地:仙台市太白区長町南三丁目1-60先
- たいはっくる(長町ターミナル跡地)から移設
- 地下鉄泉中央駅乗車券発売所
- 所在地:仙台市泉区泉中央一丁目7-1
- 仙台市交通局乗車券発売所と同じ場所
- 地下鉄八木山動物公園駅乗車券発売所
※2022年1月末で閉鎖
路線
一般路線バスを除く各路線について、停車停留所等については路線記事のないもののみ掲載。< >内は共同運行会社。 ※路線記事のあるものについては、詳細は各記事を参照。
高速バス路線
特急バス路線
宮城交通は、気仙沼線以外の県内完結の高速バスを「特急バス」と呼称している。ただし山形線・上山線は1950年代に一般路線として運行開始した経緯と、高速バスとしては運行距離が短めである(仙台 - 山形間は約1時間程度)ことから、「特急バス」として分類されている。
- 分離子会社:ミヤコーバスによる運行を含む
- 運行支援業務のみ
一般バス路線
※運行経路など詳細は各路線の記事を参照。
仙台市交通局からの受託路線
霞の目受託出張所
※仙台市交通局霞の目営業所を参照。
東仙台受託営業所
※仙台市交通局東仙台営業所を参照。
新寺受託出張所(初代)
2010年4月〜2011年5月の間、新寺出張所の業務を当社で受託していた際の担当路線を示す。
- 東黒松線[41]
- 鶴ケ谷・南光台線[50][53][55][120][220][240]
- 東仙台営業所線[110][115][213][215]
- 岩切線[210]
- 卸町線[230][233]
- 動物公園線[609][719]
- 工学部・宮教大線[710][715]
岡田受託出張所→新寺受託出張所(2代)
2012年4月〜2015年12月5日の間、新寺出張所の業務を当社で受託していた際の担当路線を示す。
- 東部工場団地線[70][310]
- 蒲生線[80][200]
- 六丁の目・岡田線[83][203][300][303][305][306]
- 卸町線[230][233]
- 福田町四丁目線[330]
- 南小泉線[349][410][449]
- 大和町線[350][351]
- 深沼線[400][405]
- 井土浜線[500]
休廃止路線
高速バス・特急バス
- 休止
- 廃止
路線バス
ミヤコーバス等、子会社に移管後に廃止された路線を除く。
- 秋保線
- 北仙台 - 県庁市役所 - 仙台駅前 - 長町駅前 - 西多賀 - 坪沼 - 村田第四小学校 - 村田営業所
- 北仙台 - 県庁市役所 - 仙台駅前 - 長町駅前 - 西多賀 - 坪沼 - 村田第四小学校( - スポーツランド菅生)
- 末期は長町駅前 - 坪沼(境田)で、仙台市の補助による運行であった。現在は乗合タクシー「つぼぬま号」として茂庭小学校 - 境田をデマンド運行。
- 秋保中学校 - 本砂金 - 所夫
- 日赤病院線 ※仙台市地下鉄東西線開業により、2015年12月5日の運行をもって廃止。
- 海岸線
- 長町駅前 - 中田一丁目
- 名取本郷 - 岩沼中央 - 竹駒神社 - 阿武隈公園
- 岩沼駅前 - 亘理 - 坂元町 ※廃止代替バス
- 亘理駅前 - サニータウン
- 亘理線
- 鳥の海線
- 東向陽台線
- 泉しらかし台線
- 泉中央駅 - 運転免許センター - 今市橋 - 菅谷台 - 利府高校前 - 花園 - 青山 - しらかし台
- 仙塩線
- 利府線
- 利府高校前 - 塩釜駅前 - 伝上山 - 多賀城駅前
- 郡山富田線
- 長町郡山 - あすと長町 - 仙台市体育館 - 富田
- 中新田線
- 仙台駅前 - 八乙女駅 - 七北田 - 小野 - 宮床 - 吉岡案内所
- 吉岡線
- 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 北仙台 - 北根三丁目 - 黒松団地入口 - 地下鉄八乙女駅 - 七北田 - 新田 - 宮城交通本社前 - あけの平一丁目 - 富谷学校前 - (富谷営業所) - 吉岡志田町 - 吉岡案内所
- 地下鉄八乙女駅 - 七北田 - 新田 - 泉ヶ丘南入口 - あけの平一丁目 - 富谷学校前 - (富谷営業所) - 黒川高校前 - 吉岡志田町 - 吉岡案内所
車両
名鉄グループの会社で三菱ふそうトラック・バスからも出資を受けているが、4メーカーすべて保有している[注釈 4]。路線大型車は2015年からはいすゞエルガのAT車のみ導入されている。
塗色
宮城交通(初代)発足時は旧3社カラーが混在していたが、赤い(えんじ色)3つの「⊂」を合わせたカラーになった。1980年に採用された現在のカラーリングは名鉄のものに準じているが、赤白カラーそのものは仙北鉄道の2代目から塗られており、塗り分けは異なるが伝統のカラーともいえる。最近の新車のうち、名鉄バスと共同購入したものは、同社の塗装に準じている(前面の台形には何も書いていない。正面と下のラインが名鉄バスと同じものになっている)。なお、名鉄バスから譲受された中古車のほとんどは、名鉄バスの塗装のままである。さらに、一部の高速車や郡部子会社に導入された車両の中には、全く塗り直されないものや一部分だけ塗り直されたものも存在した。
-
一般路線車標準色(一代前の塗装。裾部に白いラインが一本入っている)
日野K-RJ172AA
-
一般路線車標準色
いすゞU-LV224M(廃車済み)
-
名鉄グループ新共通色
三菱QKG-MP38FK
-
燃料電池 (FC)バス
トヨタZBC-MUM1NEA
-
観光貸切塗装
三菱U-MS826P
-
高速路線車現行塗色(キャラクターあり。現在キャラクターは消されている)
三菱KL-MS86MP
-
高速路線車現行塗色(キャラクター抜き)
三菱BKG-MS96JP
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高速路線車先代塗色(通称「政宗カラー」)
三菱KL-MS86MP
-
高速路線車先代塗色(通称「松島カラー」:政宗カラーの反対側)
いすゞKC-LV782R1
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高速路線車先々代塗色(通称「七夕カラー」)
三菱KL-MS86MP
(現在は廃車)
-
「フォレスト号」に使用された2階建てバス
三菱MU612TX(現在は
廃車)
中古車
古くから中古車を数多く導入しており、特に1980年代末以降には神奈川中央交通・東京都交通局・西武バス・京浜急行バスなど首都圏の大手バス会社から大量に譲受している。最近では、前述の名鉄バスのほか、2010年頃からは名古屋市営バス・京王電鉄バスからの譲受車も増加している。三菱車や富士重工製車体を中心にいわゆる「サンプルカー」が多いのも特徴である。また、元自家用用途の車両を改造して使用する例も見られ、中古車両の陣容は非常に多岐にわたる。サンプルカーは車両老朽化により2021年までに全車両廃車された。
2002年と2004年には、仙台市交通局からの路線委譲にあわせて車両も移譲された。当初は市バス色のままで走っていた車両も多かったが、ほどなく全車が宮交カラーに塗り変わった。特徴としては 、窓に青色のスモークがかかっている(一部を除く)、運賃箱が市バスと同じ、シートモケットが緑色であることなどがあげられる。2016年頃に全車両が廃車となっている。2015年以降は名鉄バスのKL-MP 35/37 系の移籍が続いている。
-
西武バスからの移籍車
日デU-UA440NSN
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東京都交通局からの移籍車
いすゞU-LV324K
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仙台市交通局からの移籍車
日野U-HU2MMAA
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名鉄バスからの移籍車
三菱U-MP218P
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名鉄バスからの移籍車(元空港線用)
三菱U-MP218M
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名鉄バスからの移籍車(高速車)
三菱U-MS826P
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名古屋市交通局からの移籍車
三菱KC-MP717P
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東京モーターショー出展車両の一例
日デKL-RA552RBN
(塗色変更前)
公衆無線LAN設備
一般路線車両には、ほとんどの車両でau Wi-Fi SPOTの装置が装備され、auユーザー[注釈 5] は、無料で利用可能[60]。2016年4月からは、宮城交通高速バスセンターの待合室でもWi-Fiサービスの運用が開始された[61]。
高速バスの車両では、au Wi-Fi SPOT装備の場合とソフトバンクWi-Fiスポット装備の場合[62] とがあり、運用次第で異なっていた[注釈 6] が、2018年5月より順次「MIYAKOH Free Wi-Fi」が導入され、キャリアやデバイスを問わずにWi-Fiサービスが受けられるようになっている(2019年5月末までにミヤコーバスを含め全路線への導入完了)[63]。
事故
2014年3月3日の5時10分頃、富山県小矢部市の北陸自動車道上り線小矢部川サービスエリアにおいて、宮城交通の夜行高速バス「エトアール号」(仙台駅21時45分発、金沢駅経由加賀温泉駅行)が、大型トラック2台に衝突し、バスの運転士と乗客の計2人が死亡。残る乗客23人とトラックの運転手1人も重軽傷を負い、病院に搬送された[64]。翌3月4日には自動車運転過失致死傷の疑いで富山県警が宮交本社へ家宅捜索に入った[65]。
この事故の原因は、運転士が運転中に何らかの原因で意識を失い発生したとみられるが、意識を失った原因は不明。後日、死亡した運転士は被疑者死亡のまま書類送検されている。
これを受け、宮城交通は2014年4月22日に高速バスに関する安全対策を発表。夜行高速バスに運用されている全車両10両を全て衝突被害軽減ブレーキ付の車両に更新すること、健康診断で1つでも異常が発見された場合は夜行高速バスの乗務から外す、昼行・夜行全高速バス全66両に車両ふらつき警報を装着することをそれぞれ発表した[66][67]。また同年6月25日には、国土交通省東北運輸局から青沼正喜社長に道路運送法違反が確認されたとして、警告書が交付された[68][69]。
2017年9月9日には、グループ会社のミヤコーバスで東北自動車道を走行中にバスが急に減速。運転士がうめき声を上げた後に意識を失い、中央分離帯に接触。異変に気づいた乗客がバスを停車させるという事故も発生した。乗客に怪我はなく、運転士は緊急搬送されたが死亡が確認された[要出典]。
2023年7月25日には長町南駅太白区役所前バス停にて、名取営業所の車両に仙台営業所のバスが追突する事故が発生した[70]。
その他
東日本大震災における臨時バスの運行
2011年3月11日に発生した東日本大震災および同年4月7日に発生した余震の影響により、宮城県内のJR各路線が運休したことから、主に仙台市内と県内各地および福島県北部を結ぶ代替輸送のための臨時バスを運行した。
運行路線と運行期間(日付は特記なきものはすべて2011年)は以下のとおり。なお、子会社のミヤコーバスが単独運行した臨時バスについては、ミヤコーバス#臨時バスの運行を参照。
- 仙台 - 気仙沼線(3月18日 - 4月3日。ミヤコーバスと共同運行)
- 運行回数:1日1往復
- 乗降箇所:(仙台)県庁市役所前、(気仙沼)気仙沼市総合体育館
- 4月4日以降はミヤコーバスの単独運行となる。
- 仙台 - 石巻線(3月19日 - 2012年3月16日。ミヤコーバスと共同運行)
- 仙台 - 山元線(3月25日 - 4月1日)
- 運行回数:1日3往復(予約制)
- 乗降箇所:(仙台)仙台駅東口、(山元)山元町役場
- 仙台 - 相馬線(3月25日〜。福島交通と共同運行)
- 仙台 - 伊達線(3月30日 - 5月22日。福島交通と共同運行)
- 運行回数:1日5往復(宮交2、福交3)
- 乗降箇所:(仙台)仙台駅前(宮城交通仙台高速バスセンター)、(伊達)福島交通梁川営業所、梁川中町(※1)、保原中央公民館(※1)、保原バスセンター
- (※1)の停留所は5月1日より停車。
- 鹿島台 - 松島線(4月5日 - 4月8日。ミヤコーバスと共同運行)
- 運行回数:1日7往復
- 乗降箇所:(鹿島台)鎌田記念ホール、(松島)JR松島駅前
- 松山 - 松島線(4月5日 - 4月8日)
- 運行回数:1日4往復
- 乗降箇所:(松山)JR松山町駅前、(松島)JR松島駅前
- 仙台 - 鹿島台線(4月11日 - 4月20日。ミヤコーバスと共同運行)
- 運行回数:1日2往復
- 乗降箇所:(仙台)仙台駅前、(鹿島台)鎌田記念ホール
関連会社
連結子会社
- ミヤコーバス
- 宮交観光サービス(旧:宮城交通観光バス)
- 本社予約センター(宮城県仙台市宮城野区)
- 岩沼旅行センター(宮城県岩沼市)
- 佐沼旅行センター(宮城県登米市)
- 宮交自動車整備(仙台・古川・白石・築館・佐沼・富谷)
- 宮交自動車学校
持分法適用関連会社
- 東日本急行(株式保有率33.3%)
- 三陸貨物(株式保有率20.0%)
- たいはっくる(株式保有率25.0%)
前身会社
2015年現在、県内に仙南交通(乗合・貸切、仙台市太白区中田町)、宮城中央バス(貸切、加美郡加美町中新田)と称するバス事業者があるが、宮城交通および前身会社とは全く関係ない。
脚注
注釈
- ^ 当初の2012年4月からの予定を前倒しした。
- ^ 東日本大震災で被災し、機能停止状態となった岡田出張所バス路線の運転業務および車両管理業務受託を新寺出張所にて開始。新寺出張所は交通局直営から当社受託に変更。
- ^ 運行開始当時の担当は名取営業所であった。
- ^ 名鉄グループ内では他に岐阜バスも岐阜市営バスの営業譲受に伴って4メーカーの車両を保有していたが、2015年以降は三菱・日野の2メーカーのみの保有となっている。
- ^ 一部の車両では、ワイヤ・アンド・ワイヤレスおよび同社のローミングユーザを含む
- ^ 後者は、SSIDにmobilepointはないため、各プロバイダ経由でBBモバイルポイントへのローミングユーザは利用できない
出典
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