大和町(たいわちょう)は、宮城県中部、黒川郡に属する町である。
2010年代の全国の市区町村で人口減少傾向のところが多い中で、人口増加率が高い[2]。
地理
宮城県中部、仙台市の北に位置する町である。
ほぼ真北が大衡村に、北西方が色麻町に、東方が大郷町に、南東方が利府町にそれぞれ接していて、町内中央部の東寄りの一角に富谷市が南方から突き出すような形で分立する、不規則な地形をしている。町役場はこれら大衡村と富谷市に南北から突き出された、回廊地帯のような一角(吉岡地区)に位置している。
土地利用面では、町面積の大半は穏やかな森林地帯に属し、先述の町役場を含めた一帯の東西を、吉田川が流れている。
内陸に位置しているため、隣接する富谷市や大衡村や色麻町と同様、冷涼・寒冷である。冬季は、日本海側の雪雲の影響も受けやすく積雪も少なくない。
山岳
隣接している自治体・行政区
歴史
九品寺の国恩記顕彰碑(吉岡宿を救った9名)
行政
- 町長:浅野 元
- 黒川地域行政事務組合(富谷市及び黒川郡内3町村、大和町、大郷町、大衡村で構成する複合一部事務組合)によって、病院、消防、し尿処理、ごみ処理の管理運営を行っている。
産業・経済
2020、2022年の「自治体経営力ランキング」で全国1位に選ばれた[10]。
産業人口構成比
(平成12年国勢調査報告)
仙台北部中核工業団地
大松沢丘陵上に、地域振興整備公団と宮城県土地開発公社の共同事業により造成された。近くには同様に仙台北部中核テクノポリス構想に基づいて大規模内陸工業団地として開発された第二仙台北部中核工業団地(大衡村)や、これらの団地の機能を補完する流通業務を目的として造成された大衡工業団地(大衡村)、また、宮城県長期総合計画に基づいて県内物流機能を目的として造成された大和流通団地(町内)がある[注釈 5]
[注釈 6]
[注釈 7]。
仙台北部中核工業団地内にある主な企業
郵便
なお、学苑(地名)の集配業務等の管轄は泉西郵便局となっている(当地には、宮城大学などが所在)。
金融機関
配列は、統一金融機関コード順。
姉妹都市・提携都市
- まほろば連邦
地域
人口
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大和町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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大和町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 大和町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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大和町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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18,028人
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1975年(昭和50年)
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18,584人
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1980年(昭和55年)
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18,662人
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1985年(昭和60年)
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18,768人
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1990年(平成2年)
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18,814人
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1995年(平成7年)
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22,856人
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2000年(平成12年)
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24,410人
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2005年(平成17年)
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24,509人
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2010年(平成22年)
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24,894人
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2015年(平成27年)
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28,244人
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2020年(令和2年)
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28,786人
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総務省統計局 国勢調査より
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健康
教育
大学
高校
中学校
小学校
幼稚園
保育施設
交通
鉄道
町内を東北新幹線が通過しているが駅は無い。鉄道を利用する際の最寄り駅は仙台市地下鉄南北線の泉中央駅。
かつては町内を仙台鉄道が通り、町域に吉岡駅が設置されていた。1950年に台風の被害で運休し、そのまま1956年に廃止となった。
バス
道路
高速道路
一般国道
県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
施設
観光
地域の人々に愛されている「沢渡の榧の木」樹齢400年超
祭り
イベント
- 民謡「お立ち酒」全国大会(8月上旬)
- 陶器まつり(11月3日)
- たいわ産業まつり
マスコットキャラクター
- アサヒナサブロー
- 町の公式イメージキャラクター。伝説の大男「朝比奈三郎」がモチーフで、1993年に道路標識用のキャラクターとして誕生し[14]、2010年からは町のPRを担っている[15]。
- アサヒナ十三郎
- アサヒナサブローの分身で弟分のキャラクター。モデルは「穀田屋十三郎」。江戸時代の大和町吉岡宿を舞台とした映画「殿、利息でござる!」の制作を切っ掛けとして2016年5月に誕生[16]。主に吉岡宿のPR活動に従事している。
- ななちゃん・つもり君
- 大和警察署の交通安全防犯キャラクター。町内にある山「七ツ森」をモチーフとした女の子と男の子のペア[17]
- オノ・オーノ:おのまる:七ツもみ:小野小カッコウ
- 2018年度に決定した[18]大和町立小野小学校の学校ゆるキャラ。それぞれ「オノ・オーノ/明るいもみじの妖精」「おのまる/賢い水芭蕉の妖精」「七ツもみ/わんぱくで強い七ツ森の妖精」「小野小カッコウ/賢い小野小の先生のようなキャラ」と、性格や特徴が設定されている[19]。
- 仙台弁こけし
- 町内に本社を置いているエントワデザインによってプロデュースされた[20]、仙台弁をしゃべるこけし。「いぎなし(とても)なまってる宮城のご当地キャラクター」がキャッチコピーで、2014年12月にLINEスタンプとTwitterでデビューし、2015年7月には河北新報PR大使、2016年3月には宮城県警採用広報キャラクターに抜擢されるなど活躍中。公式グッズも多数発売されている[21][22]。
出身有名人
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
大和町に関連するカテゴリがあります。
外部リンク