公立豊岡病院組合立豊岡病院(こうりつとよおかびょういんくみあいりつとよおかびょういん)は、兵庫県の一部事務組合、公立豊岡病院組合が設置・運営する公的病院。
明治4年7月(1871年8月)に廃藩置県により旧豊岡藩が豊岡県となったときに開設された医局を基とする。がん診療連携拠点病院、救命救急センター、周産期母子医療センター設置病院、エイズ治療拠点病院、医師の卒後臨床研修指定病院、兵庫県災害拠点病院でもある。
新豊岡県医局、兵庫県病院、但馬の国8郡立豊岡病院、2郡(城崎・美方)立豊岡病院、公立豊岡病院を経て公立豊岡病院組合立豊岡病院となる。正式略称は「公立豊岡病院」、その他の略称は「豊岡病院」、「豊病」(とよびょう)。
2010年(平成22年)4月17日からドクターヘリの運用を開始した。現在は関西広域連合が運行をしている。豊岡病院のドクターヘリは2010年(平成22年)の運航開始以降から日本一の出動回数を誇る。
2005年(平成17年)5月に現在の土地に新築移転した。これは、1993年(平成5年)10月の公立豊岡病院改築マスタープランの報告から実に12年の事である。また同年4月に移転を前に名称を今までの「公立豊岡病院」から「公立豊岡病院組合立豊岡病院」に改称した。
旧豊岡病院の象徴は、世界で初めての円形の本館兼外来棟であった[1]。豊岡市民から保存を求める声もあったが、2006年(平成18年)11月11日から解体が行われた。跡地は豊岡市が健康ゾーンとして、ウエルストーク豊岡となっている。
山陰本線・京都丹後鉄道豊岡駅から全但バス豊岡病院行き、および豊岡病院を経由する但馬空港・目坂・赤石・竹野浜・奥野・梶原営業所行きに乗車、約9分。190円。
国道426号豊岡病院前交差点から兵庫県道727号豊岡出石インター線で病院の正門前に到達する。その先豊岡出石ICまでの区間は、北近畿豊岡自動車道の豊岡道路の供用に合わせ2024年(令和6年)9月23日に開通した[2]。