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この項目では、日本の歌手について説明しています。映画の登場人物については「ロボコップ」をご覧ください。 |
アン・ルイス(Ann Lewis、本名:アン・リンダ・ルイス[1]、1956年6月5日 - )は、日本の歌手。兵庫県神戸市出身。ロサンゼルス在住。
アイドル歌手としてデビューした後、歌謡ロックの第一人者として活躍した。
プロフィール
父親がアイルランド系アメリカ人[1](アメリカ海軍の軍人)で、母親が日本人のハーフ[1]。兵庫県神戸市に生まれ[1]、7歳から[1]横浜市中区本牧に在った米海軍の住宅街ベイサイドコートで育つ[1]。3、4歳の頃から雑誌モデルやフィルム会社のCMにも出ていた[1]。1970年、14歳のとき、横浜外国人墓地を散歩中[2][3]、なかにし礼にスカウトされ[1][2][3]、「なかにし礼商会」第一号タレントになる[2][4]。
1971年2月25日に、ビクターレコードよりシングル「白い週末」でデビュー[1]。当初はグラビアアイドルやアイドル歌謡を中心に活動する中、1974年に「グッド・バイ・マイ・ラブ」が、公称50万枚の大ヒット[1]。その後は歌手としてはパッとせず[1]、名前が出るのは週刊誌の恋愛関係の記事が多かった[1]。ファッションにこだわりを持ち、自身でステージ衣装のデザインを手がけることもしばしばあり、70年代後半は、当時の所属事務所・渡辺プロダクションの後輩、キャンディーズの「やさしい悪魔」のステージ衣装のデザインや[1]、仲が良かった山口百恵の衣装デザインを手掛けた[1]。また『SUZUYA』にオリジナルファッションブランド『ONAGO』を立ち上げた[1]。
桑名正博や多くのロックミュージシャンとの交流を経て[4]、徐々にロック色を強め[4]、1980年代に入ると「ラ・セゾン」や「六本木心中」「あゝ無情」などのヒット曲を放った[4]。これらはチェッカーズや吉川晃司らとともにロックと歌謡曲の垣根を取っ払ったひとりとしても評価される[5]。
記者会見で自らパニック障害であることを打ち明け、しばらく父親の母国アメリカに在住していたが、2005年11月23日にセルフカバー・アルバム『REBIRTH』を発売と同時に音楽活動を再開した。その後はファッションやペットグッズなどのデザイン、プロデュースも手がけている。2013年4月6日、元夫の桑名正博と息子の美勇士で親子3人共演CDを同年10月に発売すると同時に、これをもって完全にアン・ルイスが芸能界から引退することが発表された。
略歴
家族
桑名正博は元夫、長男はミュージシャンの美勇士。美勇士の話によるとアンが4年に1度、来日する機会があり、その際は桑名と会うように仕向けていたという[7]。
ディスコグラフィ
シングル
コラボレーション・シングル
名義 |
発売日 |
タイトル |
カップリング |
規格 |
規格品番 |
販売元
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THE CUPIDS by CHAR & ANN LEWIS
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1995年4月21日
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GOAL OF LOVE
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CHANCE
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8cmCD
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VIDL-195
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ビクターエンタテインメント
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Shirley’s Angels
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1995年11月22日
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I L.O.V.E. YOU
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I L.O.V.E. YOU (English Version)
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MAXI
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EDCR-15001
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江戸屋レコード
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I L.O.V.E. YOU (With the FM802 (listener's & DJ's on backing vocal)
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アルバム
オリジナル・アルバム
カバー・アルバム
コンピレーション・アルバム
ライブ・アルバム
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発売日 |
タイトル |
規格 |
規格品番 |
発売元
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ビクター音楽産業
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1st
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1986年11月1日
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LOVE & PEACE & ROCK'N ROLL
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LP
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SJX-30314
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ビクター音楽産業
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CD
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VDR-1304
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2013年8月28日
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NCS-10046
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Tower To The People
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ベスト・アルバム
リミックス・アルバム
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発売日 |
タイトル |
規格 |
規格品番 |
発売元
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ビクターエンタテインメント
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1st
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1994年9月21日
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PATRICK B REMIX PROJECT Ann Lewis CLUB TRIP
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CD
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VICL-552
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ビクターエンタテインメント
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セルフカバー・ベスト・アルバム
CD-BOX
タイアップ
他の音楽家によるカバー
作詞(提供)
- 作詞:アン・ルイス/作曲:沢田研二/編曲:西平彰 * 1983年3月5日「JULIE SONG CALENDAR」(沢田研二)に収録。
出演
映画
- 歌手役で出演、「甘い予感」を歌唱(同じシチュエーションでの映画出演は、他にも数本あり)。
テレビ
ラジオ
CM
著書
- 『おしゃれ泥棒』ペップ出版 1978
- 『I love youより愛してるから… ファニー・トーキング』集英社文庫 コバルトシリーズ 1984
- 『アン・ルイスのアメリカンティップス L.A.でみつけた生活を楽しくするアイディア210』ジャパンタイムズ 2002
その他の関連人物・項目
- 北島健二
- ジェイク・E・リー
- 80年代後半から90年代前半にかけて多くの楽曲に参加。過去にオジー・オズボーンのバンドにも在籍。
- 村上隆行、ラルフ・ブライアント
- バックコーラス「ピンクス」メンバーだった中田ゆうこを介して永年交流があった。とくに村上-中田が1989年結婚(中田はピンクス脱退・完全引退)の際、中田の披露宴の衣装の一部はアンがデザインした。
- キャンディーズ
- キャンディーズがデビューする前から、アンのバックガールを務めた経歴がある(アンの曲、「ハッピーヨコハマ」のバックコーラス)。キャンディーズがデビューしてからは、「やさしい悪魔」の曲の衣装や、後楽園球場で行われたサヨナラ公演のステージ衣装をアンがデザインした。
- 西城秀樹
- テレサ・テン
- 桑田佳祐
- 鈴井貴之、大泉洋
- 北海道テレビ放送 (HTB) の『水曜どうでしょう』の第1回のゲストであり、そのインタビューの相手がこの2人だった。1996年の秋にレコード会社から「旅費は出しますので、アン・ルイスのインタビューをしてみませんか?」と言われたディレクター陣がインタビューを敢行した。このインタビューの帰路で企画された「サイコロの旅」は番組を代表する企画の一つとなる。
- 夢で逢えたら
- アン出演の「花王ドレッサー」続編(1974年秋)のCMソングとして、渡辺プロの依頼を受けて大瀧詠一が提供したが、諸事情で不採用となったとされる。後に別の歌手によって世に出た[9]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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シングル |
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アルバム |
オリジナル | |
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ベスト | |
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カバー | |
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セルフカバー | |
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ライブ | |
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コンピレーション | |
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リミックス |
PATRICK B REMIX PROJECT Ann Lewis CLUB TRIP
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CD-BOX |
ANNIE'S RAG BAG - ANNIE'S BOX - アン・ルイス コレクション CD・BOX
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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カテゴリ |