陳 俊秀(チェン・ジュンショー、1988年11月1日 - )は、台湾(中華民国)の花蓮県出身のプロ野球選手(内野手)。
経歴
アミ族の出身。2007年にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約。もともとは投手だったが捕手に転向する。
2010年には自国で開催されたIBAFインターコンチネンタルカップと広州アジア競技大会にチャイニーズタイペイ代表として出場。
2011年にAA級アクロン・エアロズに昇格し、113試合の出場で打率.262、リーグ11位の16本塁打、OPS.782の成績を残す。
2012年はアクロンで108試合に出場し、この年から主に一塁手として起用される。
2013年5月にAAA級コロンバス・クリッパーズに初昇格するが94試合の出場で打率.223、9本塁打、OPS.651の成績に終わる。
オフの11月には、台湾で開催された「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」のチャイニーズタイペイ代表に選出された[1]。
2014年に自由契約となり、独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのウィチタ・ウィングナッツで6試合プレーした後、この年から発足した台湾のポップコーンリーグでプレー。6月に中華職業棒球大聯盟全球団からドラフト1位指名を受け、Lamigoモンキーズに入団。
2015年9月30日に、2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された事が発表された[2]。
2016年開幕前の1月29日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表27名に選出されたことが発表された[3]。3月3日に怪我のため辞退したことが発表された[4]。
2017年は台湾シリーズで7打席連続安打をマークするなど打率.714、4打点を記録し[5]、同シリーズの最優秀選手に選ばれた[6]。
2018年は104試合に出場し、リーグ最高の打率.375をマークし首位打者に輝いた。また最優秀選手、ベストナインも受賞した[7]。台湾シリーズでは打率.500、11安打を記録し2年連続となる同シリーズの最優秀選手に輝いた[8]。オフには「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」のチャイニーズタイペイ代表に選出され、3番・一塁手で出場し高梨雄平からホームランを放った[9]。
2019年はシーズンオフに2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された[10]。同大会の韓国戦では7回表に駄目押しとなる3ランホームランを放った[11]。
2021年は3月17日の統一ライオンズ戦で足を痛め、同月19日に二軍へ降格した[12]。4月7日に一軍復帰を果たした[13]。上半季はリーグ唯一の打率4割越えで終えた[14]。2015年からの極端な「打高投低」が是正された2021年シーズン[15]において、9月7日まで打率4割を維持していたことは、リーグ平均打率が3割に満たないCPBL史上において、非常に稀な偉業である[16]。
2023年オフにFA権を行使し、中信兄弟へ移籍した[17]。
詳細情報
年度別打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2014
|
Lamigo 楽天
|
26 |
98 |
85 |
10 |
21 |
5 |
0 |
2 |
32 |
8 |
1 |
0 |
0 |
0 |
11 |
0 |
2 |
17 |
4 |
.247 |
.347 |
.376 |
.723
|
2015
|
113 |
475 |
418 |
78 |
140 |
31 |
0 |
25 |
246 |
118 |
11 |
4 |
1 |
6 |
47 |
0 |
3 |
65 |
11 |
.335 |
.401 |
.589 |
.990
|
2016
|
99 |
423 |
361 |
76 |
106 |
20 |
0 |
26 |
204 |
100 |
21 |
7 |
0 |
6 |
55 |
1 |
0 |
57 |
12 |
.294 |
.382 |
.565 |
.947
|
2017
|
106 |
417 |
355 |
74 |
114 |
26 |
3 |
16 |
194 |
78 |
15 |
2 |
0 |
9 |
51 |
1 |
1 |
78 |
14 |
.321 |
.399 |
.546 |
.945
|
2018
|
104 |
443 |
387 |
78 |
145 |
31 |
3 |
17 |
233 |
77 |
5 |
4 |
3 |
5 |
39 |
6 |
3 |
74 |
13 |
.375 |
.431 |
.602 |
1.033
|
2019
|
103 |
435 |
381 |
87 |
145 |
21 |
2 |
22 |
236 |
89 |
2 |
1 |
1 |
1 |
46 |
4 |
2 |
59 |
8 |
.381 |
.449 |
.619 |
1.068
|
2020
|
97 |
388 |
341 |
58 |
106 |
16 |
1 |
12 |
160 |
54 |
3 |
2 |
2 |
4 |
39 |
0 |
2 |
79 |
7 |
.311 |
.381 |
.469 |
.850
|
通算:7年
|
648 |
2679 |
2328 |
461 |
777 |
150 |
9 |
120 |
1305 |
524 |
58 |
20 |
7 |
31 |
288 |
12 |
13 |
429 |
69 |
.334 |
.405 |
.561 |
.966
|
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
表彰
記録
背番号
代表歴
脚注
外部リンク
野球チャイニーズタイペイ代表 |
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