1986年サンマリノグランプリは、1986年F1世界選手権の第3戦として、1986年4月27日にイモラ・サーキットで開催された。
概要
予選では、アイルトン・セナが開幕以来3戦連続のポールポジションを獲得した。セナのチームメイト、ジョニー・ダンフリーズはエンジントラブルを起こし、エンジンの積み替えが終了するのを待つこととなったため、予選2回目のほとんどをピットで過ごすことになり、17位となった。スペアカーはセナ専用のため、ダンフリーズは使用することができなかった[1]。
ウィリアムズの2台は、金曜日の予選でエンジンにトラブルが起きたが、予選2位と3位を獲得した。
決勝レースは燃料消費に苦しむ車両も多く、優勝したプロストは最終ラップには車体を振って燃料をエンジンに送り込む挙動をし、ケケ・ロズベルグ、リカルド・パトレーゼ、ピエルカルロ・ギンザーニはゴール前に燃料切れを起こしストップした。
ハース・ローラはフォードV6を搭載した新車THL-2を持ち込み、アラン・ジョーンズが使用した。パトリック・タンベイはハートエンジン搭載のTHL-1で参戦したが、ハートの1.5リッターターボエンジンにとっては、これが最後のF1レースとなった。
結果
予選
決勝
- 予選、決勝順位は、公式サイト[1] および AUTOCOURSE 1986-1987[2] より。
脚注
- ^ Hamilton, Maurice (ed.) (1986). AUTOCOURSE 1986-87. Hazleton Publishing. pp. p97-101. ISBN 0-905138-44-9
- ^ Hamilton, Maurice (ed.) (1986). AUTOCOURSE 1986-87. Hazleton Publishing. pp. p234. ISBN 0-905138-44-9
関連項目